結婚式の種類特徴と費用を比較検討

結婚は人生における素晴らしい節目であり、そのお祝いの形である結婚式は、お二人の大切な思い出となる特別な一日です。
しかし、「結婚式を挙げたいけれど、どんな種類があるの?」「それぞれの特徴や費用はどれくらい違うの?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
結婚式のスタイルは多様化しており、選択肢が増えた分、どれを選べば良いか迷ってしまうことも少なくありません。

チャペルで厳かに愛を誓う教会式、古式ゆかしい雰囲気の中で行う神前式、ゲストに証人となってもらう人前式など、挙式だけでもさまざまなスタイルがあります。
さらに、披露宴やパーティーの会場も、ホテル、ゲストハウス、レストランなど、それぞれに独自の魅力と特徴、そして費用感があります。
これらの結婚式の種類特徴と費用を比較検討することは、お二人にとって最適なスタイルを見つけ、予算内で理想の一日を叶えるために非常に重要です。

この記事では、結婚式の主な種類とその特徴、費用相場、そして後悔しないための比較検討のポイントを詳しく解説します。
この記事を読めば、お二人にぴったりの結婚式のスタイルが見つかり、準備をスムーズに進めるためのヒントが得られるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、お二人らしい素敵な結婚式を実現するための第一歩としてください。

目次

結婚式の主な種類を知る:挙式スタイルと披露宴スタイル

結婚式と一口に言っても、そのスタイルは多岐にわたります。
大きく分けると、「挙式」のスタイルと、「披露宴」や「パーティー」を行う会場のスタイルがあります。
まずは、それぞれの主な種類を知ることから始めましょう。
挙式は、お二人が永遠の愛を誓う神聖な儀式であり、その形式によって雰囲気や進行が大きく異なります。
一方、披露宴やパーティーは、日頃お世話になっている方々へ感謝を伝え、お祝いを分かち合うお披露目の場です。
会場の選択肢も豊富で、それぞれに個性豊かな魅力があります。

これらの異なるスタイルを知ることは、お二人の理想の結婚式を具体的にイメージするための第一歩となります。
どのような雰囲気で誓いを立てたいか、どんな場所でゲストをおもてなししたいか、といった希望を考える上で、各スタイルの特徴を理解しておくことが役立ちます。
まずは基本的な知識を身につけ、お二人の結婚式像を膨らませていきましょう。

厳かな挙式スタイル:教会式、神前式、仏前式

厳かな雰囲気の中で愛を誓いたいと考えるカップルに選ばれているのが、教会式、神前式、そして仏前式です。
教会式は、キリスト教の神の前で永遠の愛を誓うスタイルで、チャペルで行われます。
牧師や神父の司式のもと、讃美歌斉唱、聖書朗読、指輪交換、誓いのキスなどが行われ、感動的で神聖な儀式が特徴です。
ウェディングドレスを着てバージンロードを歩くことに憧れを持つ方も多く、多くの会場で選択肢として提供されています。
教会式にはプロテスタント式とカトリック式がありますが、日本では宗派を問わないプロテスタント式のチャペルが多いです。
ステンドグラスが美しいチャペルや、自然光が差し込む明るいチャペルなど、会場によって雰囲気はさまざまです。

神前式は、日本の伝統的なスタイルで、神社の神様の前で夫婦の契りを結びます。
雅楽の演奏の中、神職と巫女によって進行され、三献の儀(三三九度)、玉串奉奠(たまぐしほうてん)、誓詞奏上など、古式ゆかしい儀式が行われます。
白無垢や色打掛といった和装での挙式は、日本の文化や伝統を大切にしたいカップルに特に人気があります。
神社によっては、一般の参拝客が見守る中で行われることもあり、厳粛ながらも地域に根ざした温かさを感じられる場合もあります。
親族中心で行われることが一般的でしたが、最近では友人も参列できる神社やプランも増えています。

仏前式は、仏様やご先祖様に結婚の報告と感謝を捧げるスタイルで、菩提寺や自宅の仏壇の前で行われます。
仏式の考え方に基づき、お互いの両親やご先祖様から受け継いだ命に感謝し、来世での結縁を誓います。
僧侶による読経や焼香などが行われ、非常に個人的で内省的な雰囲気が特徴です。
仏前式を選ぶカップルは比較的少ないですが、ご両親やご親族が仏教を信仰されている場合や、家同士の結びつきを大切にしたいと考える場合に選ばれることがあります。
自宅で行う場合は、準備や手配を自身で行う部分が多くなります。

自由な挙式スタイル:人前式

宗教や特定の神に誓うのではなく、参列してくれたゲストに結婚を誓い、承認してもらうスタイルが人前式です。
形式にとらわれず、お二人らしい自由な誓いの言葉や演出を取り入れられることが最大の特徴です。
チャペル、披露宴会場、レストラン、ガーデン、さらには思い出の場所など、場所を選ばずに行うことができます。
司会者が進行を務め、ゲストの前で結婚証明書に署名したり、立会人代表に署名をお願いしたりすることで、結婚が成立します。

人前式は、自分たちの言葉で誓いを伝えたい、ゲストと一体感のある温かい式にしたい、といった希望を持つカップルに非常に人気があります。
例えば、ゲスト一人一人から承認の拍手をもらったり、リングリレーで指輪を運んでもらったりと、ゲスト参加型の演出を取り入れやすいのも魅力です。
また、宗教的な制約がないため、無宗教のカップルや、多様なバックグラウンドを持つゲストが多い場合にも選びやすいスタイルと言えます。
演出や進行をゼロから考える楽しみがある一方で、その分準備に時間や労力がかかる場合もあります。
しかし、その過程もお二人にとってかけがえのない思い出となるでしょう。

多彩な選択肢がある披露宴・パーティー会場

挙式の後に行われる披露宴やパーティーは、お世話になった方々へ感謝を伝え、お祝いを分かち合う大切な時間です。
この披露宴を行う会場にも、様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
代表的な会場タイプとしては、ホテル、ゲストハウス、レストラン、専門式場などが挙げられます。
それぞれの会場は、収容人数、設備、雰囲気、料理、サービスなどにおいて異なり、お二人の希望するスタイルやゲストの人数、そして予算によって最適な場所が変わってきます。

例えば、ホテルは立地が良く、宿泊施設や美容室、着替え室など付帯設備が充実していることが多く、遠方からのゲストが多い場合や、格式を重視したい場合に適しています。
ゲストハウスは、一軒家を貸し切るようなプライベート感があり、邸宅やガーデンを使った自由な演出が可能です。
アットホームな雰囲気で、ゲストとの距離が近いパーティーをしたいカップルに人気です。
レストランは、料理にこだわりたいカップルに選ばれることが多く、美味しい食事と共にゆったりと過ごせるのが魅力です。
専門式場は、結婚式のために作られた施設であり、結婚式に関する専門知識や経験が豊富なスタッフが揃っているため、準備から当日まで安心して任せられるというメリットがあります。
これらの会場タイプを知ることで、お二人の理想の披露宴のイメージがより具体的になるはずです。

スタイル別の特徴と雰囲気:自分たちらしさを探すヒント

結婚式のスタイルを選ぶ上で大切なのは、お二人がどのような雰囲気で一日を過ごしたいか、ゲストにどのように感じてほしいかを考えることです。
会場のタイプによって、その場所が持つ雰囲気や提供されるサービスは大きく異なります。
例えば、同じ披露宴でも、格式高いホテルのボールルームで行うのと、隠れ家のようなレストランで行うのとでは、ゲストが感じる印象も全く違うものになります。

この章では、主要な会場タイプや結婚式のスタイルが持つ特徴や雰囲気をさらに掘り下げてご紹介します。
それぞれのスタイルがどのようなカップルやゲストに向いているのか、どのような演出が可能かなどを具体的に解説することで、お二人にとって「これだ!」と思えるスタイルを見つけるヒントを提供します。
自分たちらしさを表現できる場所を見つけることが、後悔のない結婚式への第一歩となるでしょう。

会場タイプ別の魅力と特徴:ホテル、ゲストハウス、レストラン、専門式場など

結婚式を行う会場は多岐にわたりますが、ここでは代表的なタイプであるホテル、ゲストハウス、レストラン、専門式場の魅力と特徴を詳しくご紹介します。
まず、ホテルウェディングは、駅からのアクセスが良い場所に位置していることが多く、遠方からのゲストが多い場合や、二次会会場への移動を考慮したいカップルにとって非常に便利です。
宿泊施設が併設されているため、ゲストがそのまま宿泊できる点も大きなメリットです。
また、老舗ホテルなどは長年の経験に裏打ちされた質の高いサービスを提供しており、格式高い雰囲気の中で安心して式を挙げたいカップルに適しています。
複数の披露宴会場を持っている場合が多く、人数や雰囲気に合わせて選びやすいのも特徴です。

次に、ゲストハウスウェディングは、一軒家や邸宅を貸し切って行うスタイルです。
プライベート感が高く、まるで自分たちの家にゲストを招いたようなアットホームな雰囲気を演出できます。
ガーデンやプール付きの会場もあり、デザートビュッフェを外で行ったり、バルーンリリースをしたりと、自由でオリジナリティあふれる演出を取り入れやすいのが魅力です。
一日一組限定の会場も多く、時間や他のお客様を気にせずゆったりと過ごせます。
スタッフがお二人とじっくり向き合い、細部までこだわったウェディングを一緒に作り上げていくスタイルが人気です。

レストランウェディングは、何よりも「料理」を重視したいカップルに強くおすすめです。
普段からお二人が通っているお気に入りのレストランや、口コミで評判の高いレストランを選ぶことで、ゲストに心から喜ばれるおもてなしができます。
専門式場やホテルに比べて比較的費用を抑えられる傾向にありますが、会場によっては結婚式用の設備(控室、音響、照明など)が十分でない場合もあるため、事前に確認が必要です。
アットホームで隠れ家のような雰囲気の会場が多く、親しい友人や家族との距離が近いパーティーをしたいカップルに最適です。

専門式場は、結婚式を行うために建てられた専用の施設です。
チャペルや神殿、複数の披露宴会場、美容室、衣装室など、結婚式に必要な設備がすべて揃っており、結婚式に関する専門知識と経験が豊富なスタッフがプランニングから当日までをトータルでサポートしてくれます。
様々なスタイルの会場が集まっていることが多く、一度の見学で複数の雰囲気を見比べられる場合もあります。
結婚式に特化しているため、演出のバリエーションが豊富で、スムーズな進行が期待できます。
初めての結婚式準備で不安があるカップルや、準備を効率的に進めたいカップルにとって安心感があるスタイルと言えるでしょう。

ゲスト人数によるスタイルの違い:大人数、少人数、家族婚

結婚式のスタイルは、招待するゲストの人数によっても大きく変わってきます。
大人数を招く盛大な披露宴、親しい友人や親族のみを招く少人数ウェディング、そして両家の家族だけで行う家族婚では、会場選びや演出、雰囲気作りが異なってきます。
ゲストの人数に合わせた会場選びとプランニングは、ゲストにとってもお二人にとっても快適で思い出に残る一日を作るために非常に重要です。

大人数(例えば80名以上)を招待する場合、広い披露宴会場を持つホテルや専門式場が適しています。
大人数を収容できるだけでなく、ゲストの受付スペース、待合室、喫煙所など、ゲストが快適に過ごせる設備が整っていることが多く、大規模なパーティーに必要な設備やサービスが充実している点が大きなメリットです。
派手な演出やパフォーマンスを取り入れたり、会社の同僚や友人を大勢招いて賑やかに過ごしたいカップルに向いています。

一方、少人数(例えば30名以下)での結婚式を希望する場合、レストランやゲストハウス、または専門式場内の小規模な会場などが選択肢となります。
少人数だからこそ、ゲスト一人一人とゆっくり会話をしたり、感謝の気持ちを丁寧に伝えたりすることができます。
アットホームで和やかな雰囲気になりやすく、ゲストとの距離が近い、心温まるパーティーを実現できます。
料理にこだわったり、一人当たりの引出物を少し豪華にしたりと、ゲストへのおもてなしに費用をかけやすいという側面もあります。
海外やリゾートでのウェディングも、少人数で行われることが多いスタイルです。

家族婚は、両家の親や兄弟姉妹、祖父母など、ごく近しい家族のみで行うスタイルです。
形式ばった演出は少なめに、美味しい食事を囲んで家族団らんの時間を過ごすことに重きを置く場合が多いです。
自宅や料亭、レストランの個室、宿泊施設付きの小さなゲストハウスなどが会場として選ばれます。
準備期間も比較的短く済むことが多く、費用も抑えられる傾向にあります。
派手な演出よりも、家族との絆を深めることを大切にしたいと考えるカップルに選ばれています。
最近では、挙式のみを厳かに行い、その後の会食は家族のみでゆっくりと行うというスタイルも人気です。

特別な場所でのウェディング:リゾート、海外、フォト

一般的な結婚式場とは異なる、特別な場所でのウェディングも人気があります。
リゾートウェディングや海外ウェディング、そしてフォトウェディングは、日常から離れた非日常的な空間で、お二人にとって忘れられない思い出を作れるスタイルです。
これらのスタイルは、参加するゲストの数が限定されることが多く、アットホームな雰囲気になりやすいという特徴もあります。

リゾートウェディングは、国内のリゾート地(沖縄や北海道など)や海外のリゾート地(ハワイやグアム、バリなど)で行う結婚式です。
美しい海や壮大な自然の中で挙式やパーティーを行うことができ、新婚旅行を兼ねてゆったりとした時間を過ごせるのが最大の魅力です。
参加するゲストも旅行気分を味わえ、バカンスを兼ねてお祝いに駆けつけてくれます。
移動や宿泊の手配が必要になるため、ゲストへの配慮が大切になります。
費用は旅行費用が加わるため、一般的な結婚式に比べて変動が大きいですが、少人数で行うことで一人当たりの満足度を高めることができます。

海外ウェディングは、ヨーロッパの歴史的な教会や、美しいビーチなど、異国の地で結婚式を挙げるスタイルです。
特別な体験を求めるカップルに人気があり、ハネムーンとセットで計画されることが多いです。
手続きや手配は国内の業者に依頼することも可能ですが、現地の事情を把握しておくことも重要です。
参加できるゲストは限られますが、その分、より濃密で思い出深い時間を共有できます。
帰国後に国内で親しい友人などを招いてパーティーを行うカップルも多いです。

フォトウェディングは、挙式や披露宴は行わず、記念写真を撮影することに特化したスタイルです。
チャペルやスタジオ、ロケーションなど、様々な場所でプロのカメラマンに撮影してもらいます。
費用を大幅に抑えられること、準備期間が短いこと、衣装やロケーションにこだわって、お二人らしい写真をじっくり残せることなどがメリットです。
結婚式は挙げないけれど形として残したいカップルや、結婚式は挙げるけれど前撮りとして特別な写真を撮りたいカップルに選ばれています。
最近では、結婚式を延期したカップルが、記念にフォトウェディングを行うケースも増えています。

気になる結婚式の費用:相場、項目、節約術

結婚式のスタイルを検討する上で、避けて通れないのが費用です。
結婚式にはどれくらいの費用がかかるのか、どのような項目に費用が発生するのか、そしてどのようにすれば費用を抑えられるのかを知ることは、現実的な計画を立てる上で非常に重要です。
結婚式にかかる費用は、ゲストの人数、会場のタイプ、選ぶ衣装や料理、演出など、様々な要因によって大きく変動します。
一般的な相場を知り、費用の内訳を理解することで、予算オーバーを防ぎ、賢く準備を進めることができます。

ここでは、結婚式費用の全体像や平均相場、費用を構成する主な項目、そして費用を抑えるための具体的な節約術について詳しく解説します。
ご祝儀でどの程度費用が賄えるのか、自己負担額はどれくらいになるのかといった、お金に関するリアルな話にも触れていきます。
費用についてしっかりと理解し、お二人の希望と予算のバランスを取りながら、満足のいく結婚式を実現しましょう。

結婚式費用の全体像と平均相場・内訳

結婚式にかかる費用は、地域や会場、ゲストの人数によって大きく異なりますが、ゼクシィトレンド調査2023によると、挙式、披露宴・披露パーティーの総額の全国平均は約327.1万円となっています(招待人数平均49.1人)。
これはあくまで平均であり、ゲストの人数が増えれば増えるほど総額は高くなる傾向にあります。
例えば、招待人数が80人規模になると、平均総額は400万円を超えることも珍しくありません。
逆に、少人数婚や家族婚であれば、総額は100万円台に収まることもあります。

結婚式費用の内訳は多岐にわたりますが、主な項目としては、料理・飲み物、衣装、会場使用料、装花、写真・映像、引出物・引菓子、ペーパーアイテム、演出、司会者、サービス料などがあります。
これらの項目の中でも、最も大きな割合を占めることが多いのが料理・飲み物です。
ゲストの人数に比例して費用が増加するため、ゲスト数が多いほどこの項目の費用が高くなります。
次に衣装、装花、写真・映像などが大きな割合を占めることが一般的です。
これらの主要な項目以外にも、細かな費用(例えば、介添料、プロデュース料、音響照明費、ウェルカムボード、プチギフトなど)が発生するため、見積もりを受け取った際は、すべての項目が含まれているか、抜け漏れがないかをしっかりと確認することが大切です。

会場やプランによって、含まれる項目やサービスが異なるため、複数の会場を比較検討する際は、同じ条件(ゲスト数、料理のランクなど)で見積もりを取得し、比較表を作成するなどして、内容を統一して見比べることが重要です。
初期の見積もりは最低限のプランで提示されることが多く、打ち合わせを進める中で料理のランクアップや演出の追加などにより費用が上がっていくことが一般的です。
そのため、初期見積もりよりも最終的な支払い額は高くなることを想定しておき、予算には少し余裕を持たせておくことをお勧めします。

費用を抑えるための具体的なポイント

結婚式にかかる費用を抑えたいと考えるカップルは多いでしょう。
費用を賢く抑えるためには、いくつかの具体的なポイントがあります。
まず、結婚式の時期や日取りを工夫することが挙げられます。
一般的に、春や秋の土日祝日の大安は人気が高く、費用も高くなる傾向にあります。
一方、真夏や真冬、平日の結婚式は、会場費やプラン料金が割引されることがあります。
例えば、夏場のナイトウェディングや、冬場の温かい室内でのパーティーなど、時期ならではの魅力を活かした結婚式も可能です。

次に、アイテムの持ち込みや手作りを検討するのも有効な手段です。
ペーパーアイテム(招待状、席次表、席札など)やウェルカムボード、プチギフトなどは、外部の業者に依頼したり、自分たちで手作りしたりすることで、会場に依頼するよりも費用を抑えられる場合があります。
ただし、会場によっては持ち込み料が発生したり、持ち込み自体が制限されている場合もあるため、事前に確認が必要です。
また、ウェディングドレスやタキシードなどの衣装も、提携店以外のショップからレンタルまたは購入して持ち込むことで費用を抑えられる可能性がありますが、こちらも持ち込み料が発生する場合があります。

さらに、プランや特典を賢く活用することも重要です。
多くの式場では、特定の時期限定のプランや、ブライダルフェア参加者限定の特典を用意しています。
これらのプランや特典を利用することで、通常よりもお得に結婚式を挙げられることがあります。
ただし、プラン内容が自分たちの希望に合っているか、不要なものが含まれていないかなどをよく確認することが大切です。
また、料理やドリンクのランク、装花、写真・映像などの項目で、本当に必要なもの、こだわりたいもの、そうでないものを明確にし、メリハリをつけて費用をかけることも、満足度を保ちながら費用を抑えるための賢い方法と言えます。
例えば、料理はランクを上げても、引出物はゲストに合わせて調整するなど、工夫の余地はたくさんあります。

ご祝儀と自己負担額の考え方

結婚式費用の大部分は、ゲストからいただくご祝儀によって賄われると考える方も多いでしょう。
しかし、実際にはご祝儀だけでは費用をすべて賄えない場合がほとんどであり、ある程度の自己負担が発生します。
ご祝儀の金額は、ゲストとの関係性や地域によって異なりますが、友人や会社の同僚からは3万円、親族からは5万円~10万円程度が一般的とされています。
これを基に、招待するゲストの構成からご祝儀の総額をある程度予測することができます。

結婚式の自己負担額は、「見積もり総額 - ご祝儀見込み額」で計算できます。
例えば、見積もり総額が350万円で、ゲスト70名を招待し、ご祝儀見込み額が210万円(70名 × 3万円)だとすると、自己

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