結婚式の季節の花を賢く活用!装花を節約しつつ、自分らしい彩りを
結婚式という人生の特別な日には、会場を彩るお花は欠かせない要素です。
しかし、装花にかかる費用は意外と高額になりがち。
特に、季節の花をふんだんに使うとなると、さらに予算オーバーの心配も。
でも、諦める必要はありません!賢く季節の花を使い、工夫次第で装花費用を節約しながら、理想の結婚式を叶える方法はたくさんあります。
大切なのは、トレンドに流されるのではなく、お二人の好みやテーマに合ったお花を選び、オリジナリティを大切にすること。
ここでは、結婚式の季節の花を上手に取り入れ、装花費用を抑えるための具体的なアイデアと、代替アイテムについて詳しくご紹介します。
季節の花を最大限に活かす装花節約術
結婚式の装花を考える上で、まず押さえておきたいのが「季節の花」の魅力です。
旬の花は、その時期ならではの美しさがあり、価格もお手頃になる傾向があります。
これを最大限に活用することで、見栄えも良く、かつ経済的にも賢い選択が可能になります。
例えば、春なら桜やチューリップ、スイートピー。
夏にはひまわりやアジサイ、トルコキキョウ。
秋はコスモスやダリア、バラ。
冬はポインセシアやシクラメン、ラナンキュラスなどが代表的です。
これらの花は、その季節のイメージにぴったり合い、会場全体に自然な統一感を生み出してくれます。
装花を節約するための第一歩は、「装花にかけられる予算を明確にし、優先順位をつけること」です。
例えば、メインテーブルの装花に最もこだわりたいのか、それともゲストテーブルの装花をシンプルにしたいのかなど、お二人の希望を整理しましょう。
その上で、フローリストと相談しながら、旬の花を効果的に取り入れるプランを立てます。
一点豪華主義も節約のテクニックです。
例えば、メインテーブルの装花をボリューム豊かにし、ゲストテーブルは小ぶりなアレンジにしたり、キャンドルなどを多めに配置したりすることで、全体の印象を引き締めつつ、費用を抑えることができます。
また、**「装花のデザインをシンプルにする」**ことも重要です。
複雑なデザインや、珍しい品種の花を多用すると、それだけ費用は高くなります。
さらに、お花の種類を絞り込むことも効果的です。
例えば、メインとなる花を数種類に限定し、それらを彩るためのグリーンや小花を多めに使うことで、ボリューム感を出しつつ、単価を抑えることができます。
例えば、メインにダリアを数輪使い、周りをユーカリやカスミソウで飾るだけで、上品で華やかな印象になります。
また、「持ち込みの可否を確認する」ことも大切です。
会場によっては、外部のフローリストに依頼したり、お花を持ち込んだりすることが可能な場合があります。
もし持ち込みが可能な場合、自分でインターネットなどで比較的安価に手に入る花材を仕入れ、知人や家族に手伝ってもらってアレンジするという方法もあります。
ただし、この場合は鮮度管理や持ち込み料などを事前にしっかり確認する必要があります。
そして、意外と見落としがちなのが、「装花の再利用」です。
例えば、挙式で使ったブーケを、披露宴のメインテーブルに飾ったり、受付やウェルカムスペースに使ったりするなど、一度だけでなく複数箇所で活用することで、無駄なくお花を楽しむことができます。
また、会場によっては、披露宴後にゲストに持ち帰ってもらう「引き出物」として、ミニブーケをプレゼントするという演出も人気です。
これは、装花費用を実質的にゲストへのプレゼントに転換できるため、満足度も高くなります。
お二人の出身地や思い出の場所、好きな季節などをテーマに、そこにゆかりのある花を選ぶのも素敵です。
例えば、海辺の出身なら、夏に咲くアジサイや、涼しげなブルー系の花を取り入れるなど、ストーリー性を持たせることで、よりパーソナルで心に残る装花になります。
装花を彩る代替アイテムで、オリジナリティと節約を両立
装花をすべてお花でまかなうのではなく、「代替アイテムを上手に取り入れること」で、オリジナリティを演出しつつ、装花費用を大幅に節約することが可能です。
最近では、お花以外のアイテムで会場を彩るアイデアが豊富にあります。
まず、ゲストテーブルの装飾として注目したいのが「キャンドル」です。
炎のゆらめきは、ロマンチックで温かい雰囲気を演出し、お花が少なくても十分な華やかさを与えてくれます。
様々なデザインのキャンドルホルダーと組み合わせることで、洗練された空間を演出できます。
特に、夜の披露宴ではキャンドルの灯りが美しく映え、幻想的な雰囲気を醸し出します。
次に、「グリーン」を効果的に使う方法です。
ユーカリやアイビー、ヘデラなどのグリーンは、お花に比べて単価が安く、ボリュームを出しやすいのが特徴です。
これらをメインに、ポイントで季節の花をあしらうだけで、ナチュラルで洗練された印象になります。
例えば、テーブルランナーのようにグリーンを敷き詰め、その上に数輪の花を飾るだけでも、おしゃれな雰囲気になります。
また、グリーンは「成長」や「生命力」を象徴するため、結婚式という門出にふさわしい意味合いも持ち合わせています。
「フルーツ」も、ユニークで彩り豊かな装飾アイテムとして人気があります。
季節のフルーツ(例えば、夏ならレモンやライム、秋ならリンゴや洋梨)を、ガラスの器に入れたり、グリーンと組み合わせたりすることで、テーブルに明るく新鮮なアクセントを加えることができます。
特に、ナチュラルウェディングやガーデンウェディングにはぴったりです。
「ペーパーアイテム」も、装飾の幅を広げるのに役立ちます。
例えば、手作りのガーランドや、オリジナルのデザインのタッセル、リボンなどを活用することで、温かみのある空間を演出できます。
テーブルナンバーや席札のデザインを工夫するだけでも、会場全体の雰囲気が変わります。
さらに、「グリーンやドライフラワー、フェイクグリーンを組み合わせる」ことも、節約とオリジナリティを両立させる賢い方法です。
特に、ドライフラワーは、一度作れば長く飾っておくことができ、アンティーク調でおしゃれな雰囲気を演出できます。
また、最近のフェイクグリーンは非常にクオリティが高く、本物と見分けがつかないほど精巧に作られています。
これらを活用することで、生花だけでは難しいデザインや、長期間飾っておきたい装飾などを実現できます。
例えば、ウェルカムボードにドライフラワーをあしらったり、高砂の装飾にフェイクグリーンを多めに使ったりすることで、全体の装花費用を抑えつつ、印象的な空間を作り出すことができます。
また、**「ブーケやブートニアを、装飾にも再利用する」**ことも、節約につながります。
例えば、ブーケを披露宴のメインテーブルに飾ったり、ブートニアをウェルカムスペースに飾ったりするなど、工夫次第で様々な場所で活躍させることができます。
最近では、**「装飾用のバルーン」**も、結婚式の装飾として人気が高まっています。
特に、透明なバルーンの中にドライフラワーやフェザーを入れたり、ゴールドやシルバーのバルーンを組み合わせたりすることで、モダンで華やかな空間を演出できます。
バルーンは、お花に比べて単価も安く、ボリュームを出しやすいため、広い会場を華やかに彩りたい場合に効果的です。
そして、何よりも大切なのは、**「お二人の「好き」を形にすること」です。
例えば、お二人が共通して好きなキャラクターや、思い出の場所、趣味などをテーマに装飾を考えることで、他にはない、お二人だけのオリジナリティあふれる結婚式になります。
例えば、旅が好きなカップルなら、世界地図をモチーフにした装飾や、各地の風景をイメージした小物を取り入れるなど、自由な発想で装飾を楽しんでみましょう。
まとめ
結婚式の装花は、会場の雰囲気を大きく左右する重要な要素ですが、工夫次第で費用を抑えながら、理想の空間を創り出すことが可能です。
季節の花を上手に取り入れ、旬の美しさを活用すること、そして、キャンドルやグリーン、フルーツ、ペーパーアイテム、ドライフラワー、フェイクグリーン、バルーンといった代替アイテムを賢く組み合わせることで、オリジナリティあふれる、自分たちらしい結婚式を演出できます。
最も大切なのは、「お二人の「好き」を大切にし、それを形にするプロセスを楽しむこと」です。
フローリストとしっかりコミュニケーションを取り、お二人の希望を丁寧に伝え、一緒にアイデアを出し合いながら、世界に一つだけの特別な装花を作り上げてください。
装花は、お二人の門出を祝福し、ゲストの心にも温かい思い出として残るはずです。
この記事が、皆様の結婚式準備の一助となれば幸いです。

