結婚式のペーパーアイテム、外注と手作りどっちがお得?費用と魅力徹底比較
結婚式準備の大きな楽しみの一つ、それは招待状や席次表などのペーパーアイテム選び。
せっかくの特別な日だからこそ、デザインにもこだわりたいけれど、費用面も気になるところですよね。
「外注サービスでプロに任せるべきか」「愛情を込めて手作りするべきか」…悩んでいるプレ花嫁・プレ花婿さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚式のペーパーアイテムを外注する場合と手作りする場合の費用を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリット、そしておすすめのサービスやアイデアをご紹介します。
あなたの理想の結婚式を実現するための、賢いペーパーアイテム選びのお手伝いができれば幸いです。
外注サービスの賢い選び方と費用相場
結婚式のペーパーアイテムを外注する最大のメリットは、なんといってもクオリティの高さと時間の節約です。
プロならではのデザインセンスや印刷技術は、手作りではなかなか実現できない洗練された仕上がりを叶えてくれます。
特に、デザインにこだわりたい方や、忙しくて手作りする時間が十分に取れない方には、外注サービスがおすすめです。
外注サービスには、大きく分けて「テンプレートから選ぶタイプ」と「フルオーダーメイドタイプ」があります。
「テンプレートから選ぶタイプ」は、あらかじめ用意されたデザインの中から好みのものを選び、必要事項を入力して印刷してもらう方法です。
この場合、招待状(封筒、中紙、返信ハガキ、切手)一式で1部あたり300円~700円程度が相場です。
席次表や席札なども含めると、100部用意した場合、3万円~7万円程度が目安となるでしょう。
多くのサービスでは、デザインのカスタマイズ(フォントや色の変更など)も可能で、オリジナリティを出しつつもコストを抑えられます。
例えば、人気の「Arch Days」や「PIARY」といったサイトでは、おしゃれなテンプレートが豊富に揃っており、自分でPC操作が得意であれば、オンライン上で簡単に編集・注文できるシステムが充実しています。
一方、「フルオーダーメイドタイプ」は、デザイナーにイチからデザインを依頼する方法です。
世界に一つだけのオリジナルデザインを作成できるのが魅力ですが、その分費用は高くなります。
デザイン料込みで1部あたり800円~1,500円以上になることも珍しくありません。
100部用意すると、8万円~15万円以上と、テンプレートタイプに比べて倍以上の費用がかかることもあります。
しかし、二人の馴れ初めや共通の趣味などをモチーフにした、唯一無二のデザインは、ゲストの心にも強く印象づけられるでしょう。
例えば、イラストレーターに依頼して、二人の似顔絵や思い出の風景を描いてもらった招待状などは、まさに特別な一枚になります。
外注サービスを選ぶ際のポイントとしては、まず「デザインのテイスト」が自分たちのイメージに合っているかを確認しましょう。
ナチュラル系、モダン系、エレガント系など、サービスごとに得意とするデザインの方向性があります。
次に、**「料金体系」**です。
基本料金に加えて、オプション料金(特殊紙の使用、箔押し、エンボス加工など)がかかる場合があるので、総額でいくらになるのかを事前にしっかり確認することが大切です。
また、**「納期」**も重要な要素です。
結婚式の日程に合わせて、余裕を持ったスケジュールで注文しましょう。
一般的に、デザイン決定から納品まで1週間~2週間程度は見ておくと安心です。
さらに、近年では、**「データ入稿」**に対応しているサービスも増えています。
これは、自分たちでデザインしたデータをそのまま入稿して印刷してもらう方法です。
デザインスキルがあれば、より自由度の高い表現が可能になり、コストも抑えられる場合があります。
ただし、印刷の仕上がりはデータ作成時の設定に左右されるため、専門的な知識が必要となることもあります。
外注サービスを利用する際には、「サンプル請求」ができるかどうかもチェックしておきましょう。
実際に紙の質感や印刷の色味を確認することで、イメージとのギャップを防ぐことができます。
また、万が一のトラブルに備え、**「サポート体制」**がしっかりしているかも確認しておくと安心です。
例えば、私自身が以前担当したカップルは、共通の趣味である「旅行」をテーマに、地図や航空券をモチーフにした招待状を外注しました。
テンプレートをベースに、航空券のチケット風デザインにアレンジを加えてもらったところ、ゲストからは「まるで海外挙式へ招待されているみたい!」と大変好評でした。
このように、外注サービスでも、少しの工夫でオリジナリティを出すことは十分に可能です。
手作りペーパーアイテムの魅力と費用削減のコツ
結婚式のペーパーアイテムを手作りする最大の魅力は、なんといっても「二人の想いや愛情を形にできること」です。
一つ一つ心を込めて作ったアイテムは、ゲストにとっても温かい気持ちになれる特別な贈り物となります。
また、外注に比べて大幅な費用削減が期待できるのも大きなメリットです。
手作りする場合、主に「デザインから印刷まで自分で行う」方法と、「デザインは自分で行い、印刷は専門業者に依頼する」方法があります。
「デザインから印刷まで自分で行う」場合、必要なのはパソコン、プリンター、そしてデザインソフト(無料のものでも十分可能)です。
招待状(中紙、封筒、返信ハガキ)の印刷代は、インク代や紙代を含めても1部あたり50円~150円程度に抑えることができます。
席次表や席札なども含めると、100部用意しても1万円~2万円程度で済むこともあり、外注に比べて半額以下、場合によっては1/10以下の費用で済むこともあります。
例えば、クラフト紙やトレーシングペーパーなど、少しこだわった紙を選んでも、100円~200円/部程度で収まることが多いでしょう。
手作りで費用をさらに抑えるコツは、「素材選び」です。
100円ショップやホームセンターで手に入る安価な紙でも、工夫次第でおしゃれな仕上がりになります。
また、リボンや麻紐、ドライフラワーなどを装飾に加えることで、温かみのあるオリジナリティあふれるアイテムが完成します。
例えば、招待状の封筒に、二人のイニシャルをスタンプで押したり、手書きのメッセージを添えたりするだけで、ぐっと特別感が増します。
「デザインは自分で行い、印刷は専門業者に依頼する」という方法も、手作りの延長として人気です。
自分でデザインしたデータを、印刷会社に入稿して印刷してもらうことで、自宅のプリンターでは難しい高品質な仕上がりを実現できます。
この場合、印刷費は1部あたり100円~300円程度が目安となり、外注のテンプレートタイプとほぼ同等の費用感になります。
しかし、デザインの自由度は格段に高まるため、オリジナリティを重視したいけれど、印刷のクオリティも妥協したくないというカップルに最適です。
例えば、オリジナルのイラストや写真を使ったデザインで、高級感のある厚手の紙に印刷してもらうなどが考えられます。
手作りで特に人気なのが、「席札」です。
ゲスト一人ひとりの名前を丁寧に手書きしたり、小さなメッセージカードを添えたりすることで、感謝の気持ちを伝えることができます。
また、「サンキューカード」を手作りするのもおすすめです。
披露宴の最後にゲストに渡すことで、感動的な締めくくりとなるでしょう。
手作りする上で、「デザインの統一感」を意識することが大切です。
招待状、席次表、席札、サンキューカードなど、全てのアイテムのデザインテイストを揃えることで、結婚式全体の雰囲気にまとまりが生まれます。
例えば、招待状のモチーフを席次表や席札にも取り入れたり、同じフォントや色使いを使用したりすると良いでしょう。
また、手作りでは、**「作業時間の確保」**が最大の課題となります。
結婚式の準備は何かと忙しいため、早めに計画を立て、無理のない範囲で進めることが重要です。
友人や家族に協力を仰ぐのも良い方法です。
みんなでワイワイ作業する時間も、きっと素敵な思い出になるはずです。
私自身、友人の結婚式で手作りの席札をもらった経験があります。
そこには、彼女からの手書きのメッセージと、二人の思い出の写真が添えられていました。
その温かさに触れ、本当に感動しました。
このように、手作りのアイテムは、ゲストの心に深く響く力を持っています。
手作りペーパーアイテムの費用削減のコツとして、もう一つ挙げるなら、**「テンプレートの活用」**です。
無料または有料のデザインテンプレートサイトを利用すれば、デザインの知識がなくても、おしゃれなペーパーアイテムを比較的簡単に作成できます。
例えば、「Canva」のようなデザインツールを使えば、豊富な素材やフォントを使って、オリジナリティあふれるデザインを直感的に作成できます。
さらに、**「ペーパーアイテムキット」**を活用するのも賢い方法です。
これは、招待状や席次表などがセットになったもので、デザイン済みの用紙や封筒、宛名シールなどが含まれています。
自分で印刷するだけで、プロのような仕上がりが手軽に実現できます。
最終的に、外注か手作りか、どちらを選ぶにしても、「二人の結婚式への想いを形にできること」が最も大切です。
費用や手間だけでなく、どんなアイテムがゲストに喜ばれるかを想像しながら、二人らしい選択をしてください。
まとめ
結婚式のペーパーアイテム選びは、外注サービスと手作りのどちらにも魅力的な選択肢があります。
外注サービスは、クオリティの高さと時間の節約が最大のメリットであり、テンプレートタイプなら1部あたり300円~700円程度、フルオーダーメイドなら800円~1,500円以上が相場となります。
一方、手作りは、二人の愛情を形にできる温かさと、大幅な費用削減が魅力で、1部あたり50円~150円程度で作成することも可能です。
どちらを選ぶにしても、「デザインの統一感」や「素材選び」、そして**「二人の結婚式への想いを形にすること」**が大切です。
外注の場合は、デザインのテイスト、料金体系、納期、サポート体制をしっかり確認し、手作りの場合は、作業時間の確保や、テンプレート・キットの活用などを検討すると良いでしょう。
最終的には、予算やかけられる時間、そして何より二人が「これだ!」と思えるアイテムを選ぶことが、ゲストにとっても、そして二人にとっても、忘れられない結婚式を彩る鍵となります。


 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			