結婚式に高校生が参加できる?招待される側・する側の疑問を徹底解説
結婚式に高校生が招待される、あるいは高校生が結婚式を挙げたいと考えるケースは、近年増えています。
しかし、「高校生でも結婚式場は利用できるの?」「参加するにあたって何か特別な条件はあるの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、結婚式場への高校生の参加条件や、招待された際の服装・マナー、そして高校生が結婚式を挙げる場合の注意点まで、結婚式場選びのプロが分かりやすく解説します。
高校生だからといって結婚式への参加を諦める必要はありません。
正しい知識を身につけて、素敵な一日を迎えましょう。
高校生が結婚式に招待されたら?参加条件と服装・マナーの基本
高校生が結婚式に招待された場合、まず気になるのは「参加できるのか」「どんな服装で行けば良いのか」といった点でしょう。
結論から言うと、ほとんどの場合、高校生でも結婚式に招待されれば参加できます。
ただし、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
参加条件について:年齢制限は基本的にないが、新郎新婦や親御さんの意向が最優先
結婚式場によっては、未成年者の宿泊を伴う場合などに親権者の同意が必要となるケースもありますが、昼間の披露宴やパーティーへの参加であれば、年齢を理由に参加を断られることはまずありません。
最も重要なのは、新郎新婦やそのご両親の意向です。
招待状を受け取った際は、参加に際して特別な条件がないか、事前に確認しておくと安心です。
例えば、遠方からの参加で宿泊が必要な場合や、未成年者のみでの参加となる場合などは、新郎新婦に相談してみましょう。
また、親御さん同伴が前提となっている場合もありますので、招待状の連名などを確認するのも良いでしょう。
服装について:フォーマルな装いが基本。
清潔感とTPOを意識して
高校生だからといって、カジュアルすぎる服装は避けましょう。
結婚式は、新郎新婦やご家族にとって一生に一度の大切な場です。
清楚で、フォーマルな装いを心がけることが大切です。
男性の場合は、スーツにネクタイが基本です。
ダークカラーのスーツに、白や淡いブルーのシャツ、そして落ち着いた色のネクタイを合わせると間違いありません。
派手すぎる柄や色は避け、清潔感のある髪型や靴も意識しましょう。
スニーカーやサンダルはNGです。
女性の場合は、ワンピースやスカートのセットアップなどが一般的です。
露出の多い服装(ミニスカート、胸元の大きく開いた服、肩が出るキャミソールなど)は避け、膝丈くらいのスカートや、ボレロ、ショールなどで肩を隠せるものを選びましょう。
派手な柄や過度な装飾、光沢のある素材も避けた方が無難です。
アクセサリーも、パールなど上品なものを選びましょう。
ヘアスタイルも、乱れていないか、顔にかかりすぎていないかなど、身だしなみを整えることが大切です。
持ち物と当日のマナー:ご祝儀、ハンカチ、スマートフォンの使い方に注意
結婚式に招待されたら、ご祝儀は必須です。
高校生の場合、ご祝儀の金額に悩むかもしれませんが、一般的には1万円程度が相場とされています。
ただし、これはあくまで目安であり、新郎新婦との関係性や、ご両親からの援助があるかなども考慮して、無理のない範囲で準備しましょう。
ご祝儀袋は、不祝儀袋と間違えないように、水引がついたものを選びます。
その他、ハンカチやティッシュは必ず持参しましょう。
涙を拭いたり、ちょっとした汚れを拭いたりと、何かと役立ちます。
また、スマートフォンは、マナーモードに設定し、写真撮影やビデオ撮影の際は、必ず新郎新婦や周りの方に一声かけるようにしましょう。
特に、式典の最中に頻繁に操作したり、大声で通話したりするのは厳禁です。
食事中の会話も、周りの方に配慮した声の大きさで行いましょう。
高校生が結婚式を挙げたい!親御さんとの相談と会場選びのポイント
「友達の結婚式を見て自分たちも結婚したいと思った」「早く家庭を持ちたい」といった理由で、高校生が結婚式を挙げたいと考えるケースも少なくありません。
しかし、未成年での結婚や結婚式には、法的な制約や、考慮すべき点がいくつかあります。
法的な結婚年齢と親権者の同意:法律上の壁をクリアするために
日本の法律では、結婚できる年齢は男女ともに18歳以上と定められています。
つまり、高校生(18歳未満)が結婚するには、親権者の同意が必要となります。
結婚式を挙げる場合も、法的に婚姻関係が成立していることが前提となるため、この点をクリアする必要があります。
もし、18歳未満で結婚を考えている場合は、まず必ず親御さんと真剣に話し合うことが最優先です。
親御さんの理解と同意を得られなければ、法的な結婚はできません。
結婚式を挙げることについても、親御さんの意見を尊重し、一緒に進めていく姿勢が大切です。
結婚式場選びの注意点:未成年者のみでの契約や、式の内容について
未成年者が結婚式場と契約を結ぶ場合、親権者の同意書が必要となることがほとんどです。
一人で契約を進めることはできませんので、必ず親御さんと一緒に式場見学に行き、相談しながら進めましょう。
また、結婚式の内容についても、高校生ならではの希望と、現実的な部分を考慮する必要があります。
例えば、派手な演出や、お酒を多く提供するようなパーティー形式は、親御さんや親族の方々から心配される可能性もあります。
自分たちの希望を伝えつつも、両家の親御さんの意見も十分に聞き、皆が納得できる形で式の内容を決めていくことが重要です。
オリジナルの結婚式を創り上げる:高校生ならではのアイデアを形に
高校生だからこそできる、オリジナリティあふれる結婚式を創り上げることも可能です。
例えば、**同級生に余興をお願いしたり、手作りのウェルカムボードや装飾を取り入れたり**と、友人たちとの絆を活かした演出は、きっとゲストの心にも響くでしょう。
また、学生時代に流行した音楽をBGMにしたり、思い出の場所をテーマにした演出を取り入れたりするのも素敵です。
自分たちの「好き」や「こだわり」を形にできるのが、結婚式の醍醐味です。
ただし、あまりにも突飛なアイデアや、常識から外れた演出は、後々後悔する可能性もありますので、信頼できるプランナーさんとよく相談しながら、実現可能な範囲で進めていくことをお勧めします。
例えば、私が以前担当したカップルは、高校時代に所属していた部活動をテーマにした演出を取り入れ、ゲストも巻き込んで大いに盛り上がりました。
部活のユニフォームを模したウェディングケーキや、卒業アルバムを模したウェルカムボードは、二人の大切な思い出を形にし、ゲストにも喜ばれました。
まとめ
結婚式への高校生の参加は、招待されれば基本的に可能であり、参加する際はフォーマルな装いとマナーを守ることが大切です。
ご祝儀の相場や持ち物、スマートフォンの使い方など、事前に確認しておくと当日慌てずに済みます。
一方、高校生が結婚式を挙げたいと考える場合は、法的な結婚年齢や親権者の同意が必須となります。
親御さんとの十分な話し合いと理解を得た上で、結婚式場選びや式の内容を慎重に進めていく必要があります。
高校生ならではのアイデアを活かした、オリジナリティあふれる結婚式を創り上げることも可能です。
大切なのは、新郎新婦の意思はもちろん、両家の親御さんの意見も尊重し、皆が祝福できる形で進めることです。
結婚式は、人生の大きな節目です。
高校生だからといって諦める必要はありません。
この記事を参考に、自信を持って、素敵な結婚式を迎えてください。