結婚式場見学2回目で「これだけは!」確認したいチェック項目
結婚式場見学は、人生の一大イベントである結婚式を成功させるための重要なステップです。
初めての見学では、会場の雰囲気や基本的な設備、プラン内容などを中心に確認される方が多いでしょう。
しかし、2回目の見学となると、より具体的なイメージが湧き、細部までこだわりたいという気持ちが強くなります。
そこで今回は、2回目の結婚式場見学で「これだけは!」確認しておきたい、見落としがちなチェック項目を、経験豊富なウェディングプランナーの視点から、あなただけの特別な情報も交えながら詳しく解説していきます。
会場との契約を後悔しないためにも、ぜひこの記事を参考に、納得のいく結婚式場選びをしてくださいね。
会場の「裏側」まで見抜く!設備・サービスの詳細確認
初めての会場見学で「素敵だな」と感じた空間も、2回目となると、より現実的な視点で細部までチェックしたくなりますよね。
特に、設備やサービスについては、当日のゲストの満足度に直結する部分。
ここでは、一見問題なさそうに見えても、実は確認しておきたい「裏側」まで踏み込んだチェックポイントをご紹介します。
当日の「もしも」に備える!バックヤードとスタッフの連携体制
結婚式当日は、予想外の出来事が起こることも少なくありません。
そんな時に、会場のスタッフがどれだけスムーズに対応できるかは、新郎新婦にとって非常に心強いものです。
2回目の見学では、ぜひ会場のバックヤード、つまり披露宴会場の裏側にある厨房や控室、スタッフの動線などを確認させてもらいましょう。
例えば、厨房の広さや設備は、料理の提供スピードやクオリティに影響します。
特に、アレルギー対応や特別食の用意をお願いする場合、厨房の設備が整っているかは重要なポイントです。
また、新郎新婦や親族の控室が、披露宴会場からどれくらいの距離にあるのか、プライベートが確保されているかなども確認しておくと安心です。
さらに、スタッフ間の連携体制も、見学の際にさりげなく質問してみることをお勧めします。
例えば、「もし、ゲストの方が急に体調を崩された場合、どのような対応をされますか?」といった質問をすることで、スタッフの対応力やチームワークを垣間見ることができます。
経験豊富なプランナーなら、厨房スタッフ、サービススタッフ、音響担当者など、各セクションがどのように連携してスムーズな進行を実現しているのか、具体的な事例を交えながら説明してくれるはずです。
私が以前担当したカップルで、披露宴の途中で急遽、アレルギーを持つゲストのために特別なデザートを用意する必要が生じたことがありました。
その際、会場の厨房スタッフが迅速かつ丁寧に対応してくださり、ゲストの方も大変喜んでいらっしゃいました。
このような臨機応変な対応ができるのは、普段からスタッフ間のコミュニケーションが円滑で、お互いを信頼している証拠だと感じます。
「見えない部分」への配慮は?照明・音響・空調の微調整機能
披露宴会場の雰囲気は、照明や音響、空調によって大きく左右されます。
初めての見学では、会場全体のイメージを掴むことに集中しがちですが、2回目となると、これらの「見えない部分」への配慮が、より具体的に気になってくるはずです。
例えば、照明は、時間帯や演出に合わせて細かく調整できるか確認しましょう。
キャンドルを灯す演出を考えている場合、照明を落とした際に、会場全体が暗くなりすぎないか、逆に明るすぎないかなど、具体的なイメージを伝えながら相談してみると良いでしょう。
また、音響については、BGMの音量や音質だけでなく、マイクのハウリングが起きにくいか、音響担当者が会場の隅々まで音を行き渡らせる工夫をしているかなども確認しておくと、当日の映像演出やスピーチの際に安心です。
空調についても、季節や時間帯によって快適な温度に調整できるか、また、特定の場所だけ暑い・寒いといったことがないか、事前に確認しておきましょう。
特に、夏場の暑さ対策や冬場の寒さ対策は、ゲストの快適さに大きく関わってきます。
私が担当するカップルの中には、「入場シーンで、スポットライトを効果的に使いたい」というご要望をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
そういった場合、会場の照明担当者と直接お話しいただき、どのような演出が可能か、具体的なイメージを共有していただくことで、より理想に近い入場シーンを実現することができます。
また、音響担当者には、BGMの選曲だけでなく、司会者の声が聞き取りやすいように配慮してもらうなど、細やかな調整をお願いすることで、披露宴全体の質を高めることができます。
「もしも」の事態に備える!柔軟な対応力と安心のサポート体制
結婚式当日は、予期せぬハプニングが起こる可能性もゼロではありません。
そんな時に、会場側がどれだけ柔軟に対応してくれるかは、新郎新婦にとって何よりも心強いものです。
2回目の見学では、会場の対応力やサポート体制について、より深く掘り下げて確認しておきましょう。
急な変更にも対応可能?柔軟なプラン変更とキャンセルポリシー
結婚式の準備を進める中で、ゲストの人数が変動したり、当初の予定から変更が生じたりすることは珍しくありません。
2回目の見学では、プランの変更やキャンセルに関するポリシーを、曖昧な点がないようにしっかりと確認しておきましょう。
特に、ゲストの人数変更については、いつまでであれば無料で対応してもらえるのか、それ以降の変更にはどのような料金が発生するのかなどを、具体的に質問してください。
また、万が一、やむを得ない事情で結婚式を延期・中止せざるを得なくなった場合のキャンセル料についても、事前に確認しておくことが重要です。
私が以前担当したカップルで、ご家族の急病により、当初予定していた結婚式を1ヶ月延期せざるを得なくなったケースがありました。
その際、会場側が柔軟に対応してくださり、キャンセル料を大幅に免除していただけたおかげで、新郎新婦の負担を最小限に抑えることができました。
このような柔軟な対応をしてくれる会場は、新郎新婦の立場に寄り添ってくれる、信頼できる会場と言えるでしょう。
「二人だけ」の特別な演出は叶う?オリジナル演出の自由度とサポート体制
結婚式は、二人の個性や想いを形にする場でもあります。
2回目の見学では、オリジナルの演出をどれだけ自由に実現できるか、そしてそのためのサポート体制についても、詳しく確認しておきましょう。
例えば、オリジナルのウェディングケーキや、手作りのウェルカムボード、ゲスト参加型の演出などを考えている場合、会場側がどこまで協力してくれるのか、持ち込み料はかかるのかなどを確認します。
また、会場によっては、プロジェクションマッピングや、特殊効果といった、より高度な演出にも対応している場合があります。
私が過去に担当したカップルで、「二人の思い出の場所をイメージしたオリジナルの装飾をしたい」というご希望をお持ちの方がいらっしゃいました。
その際、会場の装飾担当者と密に連携を取り、細部にまでこだわった装飾を実現することができました。
会場側が、新郎新婦の「こんな結婚式にしたい」という想いを真摯に受け止め、一緒に形にしてくれる姿勢があるかどうかは、非常に重要なポイントです。
迷いを解消!最終決定へ向かうための確認事項
2回目の見学ともなると、ある程度、会場の候補も絞られてきている頃でしょう。
そこで、ここでは、最終決定へ向かうために、これまで以上に細かく確認しておきたいポイントを、あなたの疑問を解消できるような形でご紹介します。
「見落としがちな」費用項目を徹底チェック!
結婚式の費用は、プランに含まれているものだけでなく、オプションや追加で発生するものも少なくありません。
2回目の見学では、見積もりを隅々まで確認し、不明な点はすべてクリアにしておくことが重要です。
特に注意したいのは、以下のような項目です。
* 衣装のグレードアップ料金:プランに含まれる衣装のグレードを上げた場合の追加料金
* 装花の種類やボリュームによる追加料金:希望する花の種類や、会場の装花、ブーケなどのボリュームによって発生する追加料金
* 音響・照明のオペレーター料金:特別な演出のために、専属のオペレーターを依頼する場合の料金
* 映像演出の料金:オープニングムービーやプロフィールムービー、エンドロールムービーなどの制作・上映料金
* 介添え料やアテンド料:新郎新婦のサポートをしてくれるスタッフの料金
* 引き出物・引き菓子の持ち込み料:外部から引き出物や引き菓子を持ち込む場合の料金
* ペーパーアイテムの持ち込み料:招待状や席次表などのペーパーアイテムを持ち込む場合の料金
* ウェディングケーキのグレードアップ料金:デザインやサイズを変更した場合の追加料金
これらの項目について、担当者としっかりと話し合い、「この金額で、どこまで対応してもらえるのか」を明確に理解しておくことが大切です。
また、後から「こんなはずじゃなかった」とならないように、見積もり以外に発生する可能性のある費用についても、事前に質問しておくことをお勧めします。
私が過去に担当したカップルで、見積もり以外に発生する可能性のある費用について、事前に詳細な説明を受けていなかったため、後になって想定外の追加料金が発生してしまったというケースがありました。
そういった事態を防ぐためにも、「ここに記載されていない費用は一切発生しません」という、会場側からの明確な保証を得ておくことが、安心につながります。
「もしも」の時のための、会場側の保険と対応マニュアル
結婚式当日は、予期せぬ事態に遭遇する可能性もゼロではありません。
例えば、雨天時の屋外挙行が予定されていた場合の代替案、ゲストの急な欠席や遅刻への対応、アレルギー対応の有無など、「もしも」の時のための会場側の保険や対応マニュアルについて、具体的に確認しておきましょう。
会場によっては、雨天の場合でも安心して挙式を行えるような、屋内の挙式スペースや、雨天でも楽しめるような演出プランを用意している場合があります。
また、アレルギー対応についても、具体的な対応内容や、万が一の際の医療機関との連携体制などを確認しておくと、より安心してゲストをお迎えできます。
私が以前担当したカップルで、結婚式の当日に、急遽、アレルギーを持つゲストのために、特別な食事を用意する必要が生じました。
その際、会場のスタッフが迅速かつ丁寧に対応してくださり、ゲストの方も大変喜んでいらっしゃいました。
このような臨機応変な対応ができるのは、普段からスタッフ間のコミュニケーションが円滑で、お互いを信頼している証拠だと感じます。
「最終確認」で後悔しない!納得いくまで質問攻めに!
2回目の見学は、まさに最終決定へ向かうための大切な機会です。
これまで疑問に思っていたこと、気になっていたこと、そして、もしかしたら聞くのを忘れていたかもしれないことまで、納得いくまで担当者に質問攻めにしましょう。
例えば、
* 「この会場で、〇〇のような演出は可能ですか?」
* 「ゲストの〇〇歳のお子様のために、何か配慮できることはありますか?」
* 「式場提携のカメラマン以外に、外部のカメラマンを手配することは可能ですか?」
* 「控室には、どのような備品が用意されていますか?」
* 「遠方からのゲストのために、宿泊施設の手配について相談できますか?」
など、どんな些細なことでも構いません。
担当者とのコミュニケーションを密に取ることで、会場の対応力や、新郎新婦への真摯な姿勢を肌で感じることができます。
「この会場なら、私たちの結婚式を安心して任せられる」と思えるまで、しっかりと確認することが、後悔のない結婚式場選びにつながります。
まとめ
結婚式場見学2回目は、会場の魅力をより深く理解し、具体的なイメージを膨らませるための絶好の機会です。
設備やサービスの詳細確認、柔軟な対応力、そして費用面の徹底的なチェックは、後悔のない結婚式場選びに不可欠です。
今回ご紹介したチェック項目を参考に、担当者とのコミュニケーションを大切にしながら、あなたにとって最高の結婚式場を見つけてください。
二人の理想の結婚式が実現できることを心から願っています。