結婚式場見学数の棚卸しと“決め手言語化”ワーク

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結婚式場見学数の棚卸しと“決め手言語化”ワークで後悔しない式場選びを!

結婚式場選びは、一生に一度の特別なイベントだからこそ、慎重に進めたいもの。
しかし、多くの会場を見学していくうちに、「一体どれくらいの会場を見学したっけ?」「それぞれの会場の何が良かったんだっけ?」と、記憶が曖昧になってしまうことはよくある話です。
この「見学数の棚卸し」と、それぞれの会場の「決め手」を明確にする「言語化ワーク」こそ、後悔しない式場選びの鍵となります。
この記事では、あなたが自信を持って式場決定できるよう、具体的な棚卸し方法と、心に響く「決め手」を見つけるためのワークをご紹介します。

見学した結婚式場の「棚卸し」で、記憶を整理し、理想の会場へ近づく

「あの会場のチャペルが素敵だった」「ここの料理の試食が美味しかった」など、見学した会場の印象は断片的になりがちです。
まずは、見学した会場の情報を一度すべて洗い出し、整理することから始めましょう。
この「棚卸し」作業を行うことで、漠然としたイメージが具体的な情報へと変わり、次に取るべき行動が見えてきます。

見学記録の「見える化」で、客観的な判断材料を得る

見学した結婚式場の数を把握するだけでなく、それぞれの会場で何を感じ、何に魅力を感じたのかを記録しておくことが重要です。
これは、単なる記憶に頼るのではなく、客観的な判断材料を蓄積する作業と言えます。
例えば、会場の雰囲気、スタッフの対応、料理、費用、アクセス、設備など、チェックすべき項目をリストアップし、見学の都度、評価や感想を具体的に書き込みましょう。

私自身の経験ですが、当初は「A会場のガーデンが綺麗だった」という漠然とした記憶しかありませんでした。
しかし、記録を見返したところ、「A会場のガーデンは、特に夕暮れ時の光の入り方が美しく、ゲストとの会話が弾みそうなアットホームな雰囲気があった。
ただし、雨天時の対応については少し不安が残る」といった具体的な記述がありました。
このように、記録があることで、単なる「綺麗」という感想から、「どのような点が」「なぜ」自分にとって魅力的だったのかを深く掘り下げることが可能になります。

比較検討リストの作成で、会場ごとの長所・短所を明確にする

見学記録を元に、会場ごとの比較検討リストを作成しましょう。
これは、各会場の「良い点」だけでなく、「改善してほしい点」や「懸念点」も正直に書き出すことが大切です。
例えば、ある会場の費用が予算内だったとしても、装飾の自由度が低い、あるいは提携ドレスショップの品揃えが少ないといった、他の要素で妥協が必要になる場合もあります。

私の知人のカップルは、当初、ある有名なホテルを第一候補に考えていました。
しかし、比較検討リストを作成した結果、「費用は高めだが、サービスは一流」「料理は美味しいが、オリジナリティに欠ける」「内装が重厚すぎて、自分たちのイメージとは少し違う」といった点が明確になりました。
このリストがあったおかげで、彼らは他の会場も視野に入れ、結果的に、より自分たちの希望に沿った、アットホームでオリジナリティのある会場を見つけることができたのです。
「見える化」された情報は、感情に流されず、論理的に会場を比較検討するための強力な武器となります。

“決め手言語化”ワークで、心に響く理由を明確にする

「なんとなく気に入った」という感覚も大切ですが、結婚式場選びで最も重要なのは、「なぜその会場を選んだのか」という「決め手」を明確に言語化することです。
この「決め手言語化」ワークを行うことで、曖昧な感情が確信に変わり、自信を持って式場決定へと進むことができます。

「心に響いた瞬間」の言語化で、自分たちの価値観を再認識する

見学中に「あ、ここだ!」と心が動いた瞬間はありませんでしたか?それは、あなたの潜在的な願望や価値観が、その会場の何かに共鳴した証拠です。
その「瞬間」を具体的に言葉にしてみましょう。
例えば、「ゲストがリラックスして楽しめる空間」を重視していた場合、「この会場のウェイティングスペースは、まるでカフェのような居心地の良さで、ゲスト同士の会話が自然と弾みそうだと感じた。
これは、私たちが結婚式で一番大切にしたい『ゲストへの感謝とおもてなし』を体現していると思った」のように、具体的な情景や感情を交えて言語化します。

私が担当したお客様で、当初は「とにかくおしゃれな会場」を求めていた方がいらっしゃいました。
しかし、数会場見学した後、「決め手言語化」ワークを行ったところ、「おしゃれさ」よりも「スタッフの方々の温かい対応」に心を動かされていたことが判明しました。
その方は、「見積もりや手続きの説明だけでなく、私たちの結婚式への想いを丁寧に聞いてくれ、まるで親戚のように親身になって相談に乗ってくれた。
この方たちとなら、きっと最高の結婚式が作れると安心できた」と語ってくれました。
このように、表面的な魅力だけでなく、本質的な「決め手」を発見することで、より満足度の高い会場選びが可能になります。

「譲れない条件」と「妥協できる点」の言語化で、優先順位を明確にする

結婚式場選びにおいて、すべての希望を完璧に満たす会場を見つけることは至難の業です。
だからこそ、「これだけは譲れない」という絶対条件と、「ここなら妥協できる」という相対的な条件を明確に言語化することが重要になります。
例えば、「料理の美味しさ」は譲れないけれど、「遠方からのゲストのための宿泊施設」は提携ホテルがあれば良い、といった具合です。

あるカップルは、当初、全員のゲストが移動しやすいように「駅からのアクセスが良いこと」を最優先条件としていました。
しかし、見学を進めるうちに、彼らが本当に求めているのは「ゲストへの感謝の気持ちを伝えやすい、アットホームな雰囲気」であることが分かってきました。
そこで、「駅からのアクセス」を優先順位から少し下げ、「会場の雰囲気」と「スタッフのホスピタリティ」を最優先条件と再設定したのです。
その結果、当初の条件からは外れるものの、理想の雰囲気を持つ会場に巡り合うことができました。
「譲れない条件」と「妥協できる点」を言語化することで、迷った時の判断基準が明確になり、意思決定がスムーズに進みます。

まとめ

結婚式場見学数の棚卸しと“決め手言語化”ワークは、後悔しない式場選びのための強力なツールです。
見学記録を整理し、客観的な比較検討リストを作成することで、会場の魅力を多角的に評価できるようになります。
さらに、「心に響いた瞬間」や「譲れない条件」を言語化することで、自分たちの価値観に合った会場を、自信を持って選ぶことができるでしょう。
このプロセスを通じて、あなただけの特別な結婚式を、最高の場所で実現させてください。

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