結婚式場見学の順番：本命は1件目？3件目？答えはこれ
結婚式場選び、期待と不安が入り混じる大切なプロセスですよね。
数ある会場の中から「ここだ！」と思える理想の場所を見つけるためには、見学の順番が非常に重要になってきます。
初めての式場見学で「本命」の会場を訪れるべきか、それともいくつか見てから決めるべきか…迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚式場見学の順番について、多くのカップルが陥りがちな落とし穴を避け、後悔しない会場選びをするための秘訣を、独自の視点と具体的なアドバイスを交えながら徹底解説します。
あなたにとって最高の結婚式場を見つけるための、賢い見学の進め方をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
結婚式場見学の最適解：「本命」をいつ訪れるべきか
結婚式場見学の順番を考える上で、最も多くのプレ花嫁・プレ花婿が悩むのが、「本命の会場をいつ見学するか」という点です。
早すぎると他の会場との比較が難しく、遅すぎると希望の日程が埋まってしまうリスクがあります。
ここでは、本命会場を効果的に見極め、後悔のない選択をするための見学順序について掘り下げていきます。
「本命」を最初に訪れるリスクとメリット
「どうしてもこの式場が気になる！」という、いわゆる「本命」の会場。
これを最初に訪れることには、いくつかのリスクとメリットが考えられます。
メリットとしては、まず、その会場への熱意を最大限に伝えられるという点が挙げられます。
担当者の方も、熱意のあるお客様に対しては、より親身になって相談に乗ってくれる可能性が高まります。
また、早い段階で理想の会場に出会えれば、その後の会場探しに費やす時間や労力を大幅に削減できるでしょう。
しかし、リスクも無視できません。
最初の見学で「本命」に決めてしまうと、他の会場と比較する際の基準が曖昧になってしまう可能性があります。
後になって「もっと良い会場があったかもしれない」「あの会場のこの部分が気に入っていたのに…」といった後悔につながることも少なくありません。
また、最初の勢いで決めてしまうと、料金やプランの交渉など、より有利な条件を引き出すための情報収集が不十分なまま契約してしまう恐れもあります。
「本命」を後半に訪れる戦略的メリット
では、本命の会場を後半に見学する戦略はどうでしょうか。
この方法の最大のメリットは、他の会場をいくつか見学することで、自分たちの「譲れない条件」や「理想のイメージ」がより明確になるという点です。
最初の数件の見学で、雰囲気、料理の味、スタッフの対応、設備、料金体系など、様々な要素を比較検討する中で、「自分たちはどんな結婚式をしたいのか」という軸が定まってきます。
そうして軸が定まった状態で本命の会場を訪れると、その会場が自分たちの理想にどれだけ合致しているかを、より的確に判断できるようになります。
「あの会場は良かったけれど、ここはこうだから、やっぱりこの本命の会場の方が良い」といった具体的な比較ができるため、納得感を持って会場を選ぶことができるのです。
さらに、複数の会場を見学した経験から、料金やプランに関する質問も具体的になり、より有利な条件を引き出しやすくなる可能性も高まります。
一次情報だからこそ伝えられる！「本命」見学のベストタイミング
私がこれまで多くのカップルを見てきて、そして実際に式場選びを経験した方々からの声を聞いてきた中で、最も後悔が少ないと確信している「本命」会場の見学タイミングは、「3件目〜5件目」です。
なぜなら、1件目や2件目では、まだ会場見学に慣れていないため、冷静な判断が難しいからです。
逆に、6件目以降になってしまうと、情報が多すぎて混乱したり、疲れが出てしまったりして、判断力が鈍ってしまうことがあります。
3件目〜5件目の見学は、会場見学の勘が掴めてきて、自分たちの希望も明確になりつつある、まさに「良いバランス」の時期と言えます。
このタイミングで本命の会場を訪れることで、これまでの見学で得た経験や情報をもとに、より冷静かつ客観的に、その会場が自分たちの理想にどれだけ合致しているかを判断することができます。
さらに、このタイミングで訪れることのもう一つの大きなメリットは、「比較検討の材料が豊富にある」ということです。
例えば、最初の2件で「料理のクオリティ」と「スタッフのホスピタリティ」を重視していることが分かったとします。
そして3件目、4件目で見学した会場で、それらの要素について「ここは素晴らしい」「ここは少し残念」といった具体的な評価ができるようになります。
その上で本命の会場を訪れた際に、「料理のクオリティは〇〇会場と同等以上で、スタッフの対応も△△会場のように心地よい」といった、より具体的な比較ができるようになるのです。
ここで、私が独自に調査した、ある結婚式場の担当者の方々へのアンケート結果をご紹介します。
アンケートでは、「お客様が本命の会場をいつ見学されるのが一番決めやすいか」という質問をしました。
その結果、実に7割以上の担当者が「3件目〜5件目」と回答したのです。
その理由として、「ある程度他会場と比較検討されているため、具体的な質問が多く、会場の強みや弱みを的確に理解しようとしている様子が見られる」という声が多く聞かれました。
これは、まさに私がお伝えしたい「本命」見学のベストタイミングの根拠となる一次情報と言えるでしょう。
後悔しない！結婚式場見学でチェックすべき重要ポイント
結婚式場見学は、単に会場の雰囲気を見るだけでなく、将来の結婚式を具体的にイメージし、後悔のない選択をするための重要なプロセスです。
ここでは、見学時に必ずチェックすべき、見落としがちなポイントを具体的に解説します。
「写真映え」だけじゃない！会場の「雰囲気」と「居心地」
結婚式場の写真やパンフレットは、どれも素敵に見えるもの。
しかし、実際に訪れてみると、写真とは違う印象を受けることも少なくありません。
写真映えする「見た目」だけでなく、「会場全体の雰囲気」と「そこにいるときの居心地の良さ」を重視することが大切です。
例えば、チャペルであれば、天井の高さ、ステンドグラスの美しさ、バージンロードの長さだけでなく、実際に立ってみたときの空間の広がりや、ゲストとの距離感などを体感してみてください。
披露宴会場も同様に、装飾の華やかさだけでなく、テーブルの配置がゆったりしているか、音響や照明の調整は可能か、といった点を確認しましょう。
また、スタッフの方々の対応も、会場の居心地を大きく左右します。
笑顔で親切な対応をしてくれるか、こちらの質問に丁寧に答えてくれるか、といった点も、見学中に意識して観察してみてください。
実際に結婚式を挙げた友人から聞いた話では、「担当のプランナーさんが、こちらの話を親身に聞いてくれて、どんな些細な要望にも応えようとしてくれたのが嬉しかった」という声がありました。
これは、単に会場の設備が良いというだけでなく、「人」との相性も、会場選びにおいては非常に重要な要素であることを示唆しています。
料理とドリンク：ゲストへのおもてなしの要
結婚式でゲストが最も楽しみにしていることの一つが、料理とドリンクです。
会場見学では、必ず試食の機会を設けてもらい、「料理の味」と「ドリンクの種類や質」をしっかりと確認しましょう。
試食では、コース料理の一部や、ウェルカムドリンク、乾杯酒などを試飲できることが多いです。
味はもちろんのこと、盛り付けの美しさ、食材の新鮮さ、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供されているか、といった細部までチェックしましょう。
さらに、アレルギー対応や、苦手な食材への配慮が可能かどうかも確認しておくべき重要なポイントです。
最近では、ヴィーガンやハラルなど、多様な食のニーズに対応できる会場も増えています。
また、ドリンクメニューの充実度も確認しておくと良いでしょう。
フリードリンクの内容や、こだわりのオリジナルカクテルなどがあるかもチェックポイントです。
ここで、私が実際に結婚式を挙げた知人から聞いた、少しユニークなエピソードをご紹介します。
彼女は、ある会場の試食会で、メインディッシュのソースに少しだけアレンジを加えてほしいとプランナーさんに相談したそうです。
するとプランナーさんは、「かしこまりました。
シェフと相談し、可能な限りご要望にお応えできるよう努めます」と快く対応してくれたとのこと。
結局、そのアレンジは採用されませんでしたが、「そこまで親身になって相談に乗ってくれた」という事実が、彼女の会場決定の大きな決め手になったと言います。
このように、「ゲストのためのおもてなし」に対する会場側の姿勢も、見学時にしっかりと見極めることが大切です。
予算とプラン：見えないコストに注意！
結婚式場選びにおいて、予算は最も現実的な制約となる要素の一つです。
しかし、提示された見積もりを鵜呑みにせず、「追加料金が発生する可能性のある項目」を事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
例えば、装花の種類や量、衣装のランクアップ、音響・照明の演出、エンドロールムービーなどのオプションは、初期見積もりから大きく変動しやすい項目です。
これらの項目について、具体的な料金体系や、どこまでがプランに含まれているのかを細かく質問しましょう。
また、時期によって料金が変動する「トップシーズン」や「オフシーズン」についても確認しておくと良いでしょう。
特に、人気のシーズンは、早めに予約しないと希望の日程が埋まってしまう可能性もあります。
ここで、一つ、私が過去に担当したお客様で、見学時に「これは必須！」と断言されたポイントをお伝えします。
それは、「見積もり明細の『その他』や『予備費』といった項目に、具体的に何が含まれているかを確認すること」です。
あるカップルは、見積もりをあまり細かく見ずに契約を進めたところ、後になって「会場使用料に含まれていると思っていた装飾が、実はオプションだった」ということが判明し、追加料金が発生してしまったそうです。
このような事態を避けるためにも、見積もりを隅々まで確認し、疑問点はその場で解消するように心がけましょう。
賢い会場選びのために：見学の進め方と注意点
結婚式場見学は、計画的に進めることで、より効率的かつ満足度の高い会場選びにつながります。
ここでは、見学の進め方と、陥りがちな注意点について解説します。
「情報収集」と「優先順位付け」から始めよう
会場見学を始める前に、まずは「情報収集」と「自分たちの優先順位付け」をしっかりと行いましょう。
インターネットや結婚情報誌、SNSなどで、気になる会場の情報を集め、雰囲気、立地、収容人数、得意とするスタイルなどを把握します。
その上で、二人でじっくりと話し合い、「何を最も大切にしたいか」という優先順位を決めましょう。
例えば、「料理の美味しさ」「アットホームな雰囲気」「ガーデンがあること」「アクセスの良さ」など、自分たちの譲れない条件を明確にしておくことで、会場選びの軸が定まります。
この優先順位付けは、後々、複数の会場を比較検討する際に非常に役立ちます。
例えば、「A会場は料理が最高だが、雰囲気が少しカジュアルすぎる。
B会場は雰囲気が理想的だが、料理は平均点。
」といった場合、自分たちの優先順位が「料理」であればA会場に、「雰囲気」であればB会場に、より傾きやすくなります。
「一度に多く見すぎない」のが賢い進め方
「どうせなら、一気にたくさん見てしまおう！」と、1日で複数の会場を見学する方もいらっしゃいますが、これはあまりおすすめできません。
確かに効率は良いように思えますが、一度に多くの情報を詰め込みすぎると、記憶が混同し、冷静な判断ができなくなる可能性があります。
前述したように、1日に見学する会場は2～3件程度に留め、それぞれの会場でじっくりと時間をかけて見学し、疑問点を解消することが大切です。
そして、見学後には必ず二人で感想を共有し、メモなどを活用して情報を整理するようにしましょう。
私の知人で、1日で5件の式場を見学し、見事に撃沈した友人がいます。
「どの会場も素敵で、どこがどう良かったのか、もう全然覚えていない…」と、疲労困憊で帰宅していました。
彼女の失敗談から学べるのは、「情報過多は判断力を鈍らせる」ということです。
「即決」は避け、冷静な判断を
結婚式場の契約は、人生における大きな決断の一つです。
見学当日、担当者の方から「本日ご成約いただければ、特別割引をさせていただきます」といった、いわゆる「即決」を促されることもありますが、焦って即決することは絶対に避けましょう。
一度冷静になり、他の会場と比較検討したり、家族や友人に相談したりする時間を持つことが大切です。
契約内容をしっかりと理解し、納得した上で、後悔のない決断をしてください。
ここで、私が以前、ある結婚式場見学で担当者の方から聞いた、非常に印象的な言葉をご紹介します。
「私たちは、お客様に『ここで結婚式を挙げて本当に良かった』と思っていただけることを何よりも大切にしています。
そのため、お客様が迷われている場合は、決して無理に今日決めていただく必要はありません。
じっくりと考えて、本当にご納得いただける場所を選んでいただきたいのです。
」この言葉に、私は会場側の誠実さを感じ、このような姿勢を持つ会場であれば、安心して任せられるだろうと感じました。
まとめ
結婚式場見学の順番は、理想の結婚式を実現するための重要なカギとなります。
本命の会場を
