結婚式場相談カウンターに行く前に決める“3指標”で理想の式場選びを
結婚式場探し、何から手をつけていいか分からない…そんなお悩みを抱えていませんか?結婚式場相談カウンターは、専門家のアドバイスを受けながら効率的に式場探しができる心強い味方です。
しかし、何も決めずに相談カウンターへ行くと、情報過多で混乱したり、本当に希望に合う式場を見つけられなかったりする可能性も。
そこで今回は、相談カウンターへ行く前にぜひ押さえておきたい「3つの指標」をご紹介します。
これらを事前に整理しておくことで、あなたたちの理想とする結婚式にぴったりの会場を、よりスムーズに見つけることができるはずです。
ゲストへの配慮と感謝を形にする「おもてなし」の指標
結婚式は、お二人の門出を祝うだけでなく、これまでお世話になった方々への感謝を伝える大切な機会です。
その感謝の気持ちを具体的に形にするのが「おもてなし」の指標と言えるでしょう。
具体的には、ゲストがどれだけ心地よく過ごせるか、そしてお二人の感謝の気持ちがどう伝わるか、という2つの視点から考えてみてください。
ゲストの満足度を左右する「会場の快適性」
まず、ゲストが快適に過ごせるかどうかは、会場の設備や立地、アクセス方法に大きく左右されます。
例えば、遠方からのゲストが多い場合、駅からのアクセスが良いか、宿泊施設が近隣にあるかは非常に重要なポイントです。
また、年配のゲストや小さなお子様連れのゲストがいらっしゃる場合は、バリアフリー対応が整っているか、授乳やおむつ交換ができるスペースがあるかなども確認しておくと安心です。
さらに、会場の雰囲気もゲストの満足度に影響します。
季節感あふれるガーデンがあるか、開放感のあるチャペルか、落ち着いた雰囲気の披露宴会場かなど、ゲストがリラックスして楽しめる空間かどうかをイメージしてみましょう。
例えば、私たちが以前担当したカップルは、新婦のおばあ様が車椅子をご利用だったため、会場内の移動がスムーズで、披露宴会場からお手洗いへのアクセスが良いことを最優先されました。
結果として、おばあ様も安心して結婚式を楽しんでくださり、ご家族一同大変喜ばれていました。
このように、ゲスト一人ひとりのことを想像し、具体的な配慮ができる会場選びが、おもてなしの第一歩となります。
感謝の気持ちを伝える「演出と料理」
おもてなしのもう一つの柱は、感謝の気持ちを伝える演出と料理です。
例えば、ゲストへの感謝のメッセージを込めた映像演出や、ゲストの出身地の食材を使ったオリジナルメニューなど、お二人ならではの工夫を取り入れることで、より心温まる結婚式になります。
料理に関しては、ゲストの年齢層や好みを考慮したメニュー選びが重要です。
アレルギー対応はもちろんのこと、苦手な食材を避けたメニューの相談ができるか、試食会で実際に味を確認できるかなどもチェックしておきましょう。
あるカップルは、新郎が学生時代にアルバイトをしていたお店のメニューを再現したコース料理を取り入れ、ゲストから「懐かしい味だね!」と大変好評でした。
このように、お二人の思い出やゲストへの想いを料理に反映させることで、食を通して感謝の気持ちを伝えることができます。
また、演出面では、ゲスト参加型のゲームや、感謝の気持ちを伝えるスピーチの時間を設けるなど、ゲストと一緒に楽しむ工夫も効果的です。
例えば、新婦の友人たちがサプライズでダンスを披露してくれたり、新郎の同僚がユーモアあふれる余興で会場を盛り上げてくれたりする場面は、ゲストにとっても忘れられない思い出となるでしょう。
「ゲストにどんな風に楽しんでほしいか」「どんな感謝の気持ちを伝えたいか」を具体的にイメージすることで、相談カウンターでのヒアリングもスムーズに進み、より的確な会場提案を受けられるはずです。
お二人の「らしさ」を追求する「スタイルとコンセプト」の指標
結婚式は、お二人の人生の新しい門出を祝う特別なイベントです。
だからこそ、お二人らしいスタイルやコンセプトを明確にし、それを実現できる会場を選ぶことが大切です。
ここで言う「スタイル」とは、挙式のスタイル(キリスト教式、神前式、人前式など)だけでなく、披露宴の雰囲気やテーマ、そしてお二人がゲストにどのように過ごしてほしいかという全体像を指します。
理想の挙式スタイルと披露宴のイメージ
まずは、お二人がどのような挙式スタイルを希望されているかを具体的に考えてみましょう。
例えば、厳かな雰囲気のチャペルで感動的な挙式をしたいのか、伝統的な和装で神聖な神前式を行いたいのか、あるいは、ゲストとの距離が近いアットホームな人前式にしたいのかなど、イメージを膨らませてください。
披露宴のイメージも同様です。
フォーマルな雰囲気で落ち着いた披露宴にしたいのか、カジュアルで賑やかなパーティーにしたいのか、あるいは、特定のテーマ(例えば、海、星、映画など)に沿った装飾や演出を取り入れたいのかなど、具体的なイメージを持つことが重要です。
例えば、海が大好きなお二人は、青を基調とした装飾や、貝殻をモチーフにしたウェルカムグッズ、そして「海の幸」をふんだんに使った料理で、リゾート感あふれる披露宴を実現されました。
このように、お二人の共通の趣味や好きなもの、大切にしている価値観などを casamento式に取り入れることで、唯一無二のオリジナリティあふれる結婚式を創り上げることができます。
会場が持つ「雰囲気」と「コンセプト」のマッチング
会場選びにおいては、その会場が持つ雰囲気やコンセプトがお二人のイメージと合っているかどうかが鍵となります。
例えば、歴史ある洋館でクラシカルな雰囲気を楽しみたいのか、緑豊かなガーデンでナチュラルな結婚式にしたいのか、あるいは、都会的な高層階のレストランで洗練された空間を演出したいのかなど、会場の持つ個性を理解することが大切です。
あるカップルは、お互いの趣味である「読書」をテーマに結婚式をしたいと考えていました。
そこで、まるで絵本の世界に入り込んだかのような、アンティーク調の装飾が施された会場を選びました。
会場の雰囲気とテーマがぴったり合ったことで、ウェルカムスペースにはたくさんの本を飾り、披露宴会場のテーブル名も本のタイトルにするなど、随所にこだわりを散りばめることができました。
会場の持つ「雰囲気」を最大限に活かし、お二人の「コンセプト」と掛け合わせることで、より深みのある、記憶に残る結婚式を創り上げることができるのです。
相談カウンターでは、会場のパンフレットや写真だけでなく、実際に会場の雰囲気を体感できるブライダルフェアへの参加をおすすめします。
そこで、「この空間で、自分たちがどんな結婚式をしたいか」を具体的にイメージしてみてください。
将来を見据えた現実的な「予算とスケジュール」の指標
結婚式は、夢のような一日ですが、同時に現実的な側面も持ち合わせています。
だからこそ、お二人の理想を叶えつつ、無理のない範囲で進められるように「予算」と「スケジュール」をしっかりと把握しておくことが不可欠です。
この「予算」と「スケジュール」の指標を明確にすることで、後々のトラブルを防ぎ、安心して結婚式準備を進めることができます。
現実的な「予算」の全体像と内訳
まず、結婚式にかかる費用について、「全体でいくらくらいかけられるのか」という大まかな予算を把握することが重要です。
そして、その予算を、「衣装」「会場費」「料理・ドリンク」「装花」「写真・映像」「演出」「ペーパーアイテム」など、項目ごとにどのように配分するかを検討しましょう。
例えば、衣装にこだわりたいカップルは、衣装代に予算を多めに設定し、その分、装花やペーパーアイテムの費用を抑えるといった調整が考えられます。
逆に、料理やドリンクに重点を置きたい場合は、そちらの予算を厚くし、他の項目で工夫するといった方法もあります。
「何に一番こだわりたいか」という優先順位を明確にしておくことで、予算配分のメリハリがつき、満足度の高い結婚式に繋がります。
また、「想定外の費用」についても考慮しておくことが大切です。
例えば、衣装の小物代、ブーケの追加、当日のお車代、引き出物の単価変更など、見落としがちな費用が発生することもあります。
そのため、「予備費」として、全体の予算の1割程度を確保しておくことをおすすめします。
あるカップルは、当初の予算から少しオーバーしてしまいましたが、事前に予備費を確保していたおかげで、新婦がどうしても着たかった運命のドレスを諦めずに済み、心から満足のいく結婚式を迎えることができました。
「どこまでなら無理なく出せるか」という現実的な視点を持ち、「何に重点を置きたいか」を明確にすることが、予算計画の第一歩です。
無理のない「スケジュール」設定と準備期間
結婚式準備は、想像以上に時間がかかるものです。
そのため、「いつまでに何を終わらせるか」という具体的なスケジュールを設定することが重要です。
特に、人気の会場やドレス、カメラマンなどは、早めに予約が埋まってしまうことも少なくありません。
例えば、結婚式の日程が決まったら、すぐに会場の空き状況を確認し、仮予約や正式な申し込みを進めましょう。
その後、衣装選び、招待状の作成・発送、引き出物選び、席次表の作成、当日の演出や進行の打ち合わせなど、やるべきことが次々と出てきます。
「逆算して考える」ことが大切です。
例えば、結婚式の3ヶ月前には招待状の発送を終えたいのであれば、その1ヶ月前にはデザイン決定と印刷を終える必要がある、といった具合です。
また、「準備期間はどれくらい確保できそうか」という点も考慮しましょう。
仕事が忙しいカップルや、遠方での結婚式を検討している場合は、より余裕を持ったスケジュール設定が必要です。
相談カウンターでは、経験豊富なプランナーが、お二人の状況に合わせて、「現実的な準備期間」を考慮した上で、最適な会場やプランを提案してくれます。
例えば、半年後に結婚式を控えているカップルには、準備期間が比較的短くてもスムーズに進められるような、パッケージプランのある会場を提案するなど、きめ細やかなサポートを受けることができます。
「いつまでに、何を、どれくらいの時間をかけて行うか」を具体的にイメージすることで、焦ることなく、楽しみながら結婚式準備を進めることができるでしょう。
まとめ
結婚式場相談カウンターへ行く前に、今回ご紹介した「おもてなし」「スタイルとコンセプト」「予算とスケジュール」という3つの指標をしっかりと整理しておくことは、理想の結婚式を実現するための大きな一歩となります。
これらの指標を基に、お二人でじっくりと話し合い、共通認識を持つことで、相談カウンターでのヒアリングがより有意義になり、あなたたちの想いを正確に伝え、それに合った会場を効率的に見つけることができるはずです。
結婚式場探しは、お二人の新しい人生の始まりを彩る、ワクワクするプロセスです。
ぜひ、これらの指標を参考に、最高の結婚式場を見つけてください。