結婚式の挙式スタイル別！理想の式場を見つけるための徹底ガイド
結婚式は、人生の新たな門出を祝う特別なイベント。
その中でも、挙式スタイルは二人の想いを形にする大切な要素です。
教会式、人前式、神前式…それぞれに魅力があり、どのようなスタイルを選ぶかで、式場の雰囲気や演出も大きく変わってきます。
初めての式場探しに、一体何から始めれば良いのか、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、あなたが理想とする挙式スタイルにぴったりの式場を見つけるための、賢い探し方とそれぞれのスタイルの違いを、分かりやすく解説します。
教会式で厳かな誓いを立てるのか、人前式でゲストに囲まれアットホームに、それとも神前式で日本の伝統美を重んじるのか。
それぞれのスタイルに合わせた式場の選び方、そして後悔しない式場探しの秘訣を、具体的なアドバイスと共に紐解いていきましょう。
教会式：憧れを叶えるロマンティックな誓いの場
教会式は、キリスト教の形式に則って行われる挙式スタイルです。
白亜のチャペルに響き渡るオルガンの荘厳な音楽、バージンロードを歩く新婦の姿は、多くの女性が一度は夢見るロマンティックなシーンでしょう。
このスタイルを選ぶ場合、式場探しのポイントは「チャペルの雰囲気」と「宗教的な儀式への対応」にあります。
理想のチャペルを見つけるためのポイント
教会式で最も重要視されるのは、やはりチャペルそのものの魅力です。
光の差し込み方、ステンドグラスのデザイン、天井の高さ、そして収容人数など、細部にまでこだわりたいところ。
例えば、海が見える開放的なチャペルなら、リゾートウェディングのような爽やかで明るい雰囲気に。
歴史ある建物を利用したチャペルなら、重厚感のあるクラシカルな雰囲気を演出できます。
また、「独立型チャペル」か「併設型チャペル」かも、式場の雰囲気に大きく影響します。
独立型は、敷地内に独立して建てられているため、よりプライベート感があり、写真撮影の際にも絵になるシチュエーションが生まれやすいでしょう。
一方、併設型は、披露宴会場と同じ建物内にあることが多く、移動がスムーズでゲストへの負担が少ないというメリットがあります。
式場見学の際には、実際にチャペルに足を運び、「時間帯を変えて見学する」ことをおすすめします。
午前中の明るい光が差し込む時間帯と、夕暮れ時など、時間帯によってチャペルの印象は大きく変わります。
また、可能であれば、実際に結婚式が行われている様子を見学させてもらうと、より具体的なイメージが掴めるはずです。
音響設備や、聖歌隊の歌声がどのように響くのかも、重要なチェックポイントです。
教会式ならではの演出と注意点
教会式では、牧師先生の進行のもと、指輪の交換や誓いのキスなど、伝統的な儀式が行われます。
これらの儀式を、「二人らしさ」を加えてアレンジできるかも、式場選びの際に確認しておきたい点です。
例えば、ゲストにリングボーイ・リングガールをお願いしたり、オリジナルの誓いの言葉を読んだりするなど、工夫次第でよりパーソナルな挙式にすることができます。
また、教会式はキリスト教の儀式であるため、「宗教的な配慮」が必要になる場合もあります。
式場によっては、特定の宗派に属している場合や、神父様・牧師様のご紹介が必須となるケースもあります。
事前に、宗教上の制約がないか、また、外部の牧師先生を招くことが可能かなどを確認しておきましょう。
最近では、宗教儀式にとらわれず、キリスト教式の雰囲気を楽しむ「キリスト教式風の挙式」を執り行うことができる式場も増えています。
こちらのスタイルを選ぶ場合は、より自由な演出が可能になります。
人前式：自由なスタイルでゲストと共に創り上げる感動
人前式とは、神様や仏様といった特定の宗教儀式にとらわれず、「ゲストの前で愛を誓う」挙式スタイルです。
そのため、演出の自由度が非常に高く、二人の個性や想いを存分に反映させることができます。
このスタイルを選ぶ場合、式場探しのポイントは「会場の自由度」と「オリジナリティをサポートしてくれるか」にあります。
自由な会場選びとオリジナリティの実現
人前式は、チャペルだけでなく、披露宴会場、ガーデン、レストラン、さらには海辺など、「様々な場所で行える」のが大きな魅力です。
そのため、式場選びの選択肢も格段に広がります。
例えば、ナチュラルな雰囲気が好きなら、緑豊かなガーデンウェディング。
アットホームな雰囲気を重視するなら、ゲストとの距離が近いレストランウェディングもおすすめです。
式場によっては、オリジナルの挙式会場を自由に装飾できるプランを用意しているところもあります。
式場探しの際には、「どのような場所で、どのような雰囲気の挙式をしたいか」を具体的にイメージすることが大切です。
そのイメージに合った会場選びができるか、また、会場の装飾や演出について、どれくらいの自由度があるのかを確認しましょう。
例えば、バルーンリリースや、ゲスト参加型のセレモニー（指印の署名など）を取り入れたい場合は、それに適したスペースや設備があるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
二人らしさを形にするためのサポート体制
人前式で最も重要なのは、「二人の想いを形にする」ことです。
そのため、式場がどれだけオリジナリティをサポートしてくれるかが、式場選びの重要なポイントとなります。
例えば、オリジナルの誓いの言葉を作成する際に、アドバイスをもらえたり、結婚証明書のデザインを自由に決められたりするなど、きめ細やかなサポートがあると安心です。
また、「ゲストとの一体感をどのように演出できるか」も、人前式ならではの考慮点です。
ゲストにリングガールやフラワーガールをお願いしたり、ゲスト全員で歌を歌ったりするなど、ゲストが参加できる演出を取り入れることで、より感動的なセレモニーになります。
式場が、そういったゲスト参加型の演出をスムーズに進行するためのサポート体制が整っているかどうかも、事前に確認しておきましょう。
例えば、司会者の方が、二人のエピソードを交えながら、ゲストを巻き込むような進行が得意なスタッフがいるかどうかも、式場探しの際に聞いてみると良いでしょう。
神前式：日本の伝統美に包まれる厳かで雅な儀式
神前式は、日本の伝統的な結婚の儀式であり、「神社の神様の前で夫婦の契りを結ぶ」スタイルです。
白無垢や紋付袴といった和装に身を包み、雅楽の調べが流れる中、厳かに執り行われる神前式は、日本の美意識が凝縮された、趣深いセレモニーと言えるでしょう。
このスタイルを選ぶ場合、式場探しのポイントは「神社の雰囲気」と「神前式プランの充実度」にあります。
神聖な雰囲気を持つ神社や神殿の選び方
神前式を行う場所としては、主に「神社」と「ホテルや専門式場に併設された神殿」の二つが挙げられます。
本格的な神社での挙式を希望する場合は、アクセスの良さや、希望する挙式時期に予約が取れるかなどを考慮する必要があります。
また、神社によっては、挙式を挙げられる人数に制限があったり、初穂料（挙式料）が定められていたりするため、事前に確認が必要です。
一方、ホテルや専門式場に併設された神殿は、「移動がスムーズで、天候に左右されない」というメリットがあります。
また、和装に合わせた会場装飾や、和食の会食・披露宴プランが充実している場合が多く、トータルでコーディネートしやすいという利点もあります。
式場探しの際には、「どのような雰囲気の神殿で、どのような和装に身を包みたいか」をイメージし、それに合った場所を選ぶことが大切です。
例えば、歴史ある古式ゆかしい神殿か、それともモダンで洗練された雰囲気の神殿かなど、好みに合わせて選びましょう。
神前式ならではの儀式と和装の魅力
神前式では、三々九度の杯や玉串奉奠（たまぐしほうてん）など、独特の儀式が行われます。
これらの儀式は、「夫婦の絆を深め、家と家との結びつきを大切にする」という意味が込められています。
式場探しの際には、これらの儀式がどのように執り行われるのか、また、「儀式に込める二人の想いをどのように表現できるか」を、プランナーさんと相談してみると良いでしょう。
例えば、誓詞（せいし）を二人で読み上げる、といったアレンジも可能です。
また、神前式といえば、やはり「和装」。
白無垢、色打掛、紋付袴など、日本の伝統的な衣装を身にまとうことで、より一層、神聖で雅な雰囲気を高めることができます。
式場によっては、衣装のレンタルだけでなく、「和装に似合うヘアスタイルやメイクのアドバイス」、さらには「和装に合わせたブーケや小物選び」まで、トータルでサポートしてくれるところもあります。
和装の着付けや、挙式中の所作などについても、事前に確認しておくと安心です。
まとめ：あなたらしい結婚式を創り上げるために
結婚式の挙式スタイルは、二人のこれからの人生を歩む上での、大切な誓いを立てる儀式です。
教会式、人前式、神前式、それぞれに異なる魅力と、それに合わせた式場探しのポイントがあります。
この記事でご紹介した内容を参考に、ぜひ、お二人の想いを叶える理想の結婚式スタイルを見つけてください。
教会式なら、憧れのチャペルでロマンティックな誓いを。
人前式なら、ゲストと共に創り上げる感動的なセレモニーを。
神前式なら、日本の伝統美に包まれた雅な一日を。
大切なのは、「二人にとって、どのような結婚式にしたいか」をしっかりと話し合い、そのイメージに合った式場を選ぶことです。
式場探しは、二人の新たな人生の始まりを祝福する、ワクワクするプロセスでもあります。
焦らず、じっくりと、お二人の想いを大切にしながら、素敵な式場を見つけてください。
そして、一生の思い出に残る、最高の一日を創り上げてくださいね。
