コロナ禍以降の結婚式場選び!感染対策と柔軟対応の確認ポイント
人生の大きな節目である結婚式。
コロナ禍を経て、結婚式場選びにおいても、以前とは異なる視点が重要になっています。
大切なゲストの安全を守りつつ、自分たちらしい理想の結婚式を実現するためには、会場の感染症対策や、万が一の事態にも柔軟に対応してくれるかどうかの確認が不可欠です。
この記事では、コロナ禍以降の結婚式場選びで押さえておくべきポイントを、具体的な確認事項と共にご紹介します。
理想の結婚式への第一歩を踏み出しましょう。
感染対策の徹底と柔軟な対応力で安心を
会場の感染症対策と衛生管理体制の確認
結婚式場を選ぶ上で、最も気になるのが感染症対策ではないでしょうか。
会場の衛生管理体制は、ゲストに安心して過ごしてもらうための基盤となります。
まず、会場がどのような感染症対策を実施しているか、具体的に確認しましょう。
例えば、定期的な換気システムが整っているか、消毒・除菌の頻度や使用している薬剤について、スタッフのマスク着用や手指消毒の徹底状況などを質問リストに加えておくことをお勧めします。
また、会場の広さに対して、収容人数の制限を設けているかどうかも重要なポイントです。
ソーシャルディスタンスを確保できるようなレイアウトになっているか、披露宴会場や待合スペース、お手洗いなど、ゲストが利用する全ての場所での対策を確認しましょう。
最近では、非接触型のサービス(例:オンラインでの打ち合わせ、ペーパーレスの招待状や席次表、キャッシュレス決済の導入など)を取り入れている会場も増えています。
これらの導入状況も、衛生面での安心感につながります。
さらに、会場のスタッフ自身の感染症対策への意識の高さも、見えない安心感につながります。
打ち合わせの際に、スタッフがどのような服装で、どのような対応をしてくれるのか、細かな部分にも注意を払ってみてください。
例えば、打ち合わせの際に、スタッフが定期的に手指消毒をしているか、マスクを着用しているか、といった点は、会場全体の衛生管理への意識を測る一つの指標となります。
また、万が一、新郎新婦やゲストの中に体調不良者が出た場合の対応についても、事前に確認しておくことが重要です。
例えば、急な延期やキャンセルになった場合の規定、代替日の提案など、柔軟な対応をしてくれる会場かどうかは、後々のトラブルを防ぐためにも、しっかりと確認しておきましょう。
会場によっては、感染症対策に関するガイドラインを設けて、新郎新婦やゲストに周知している場合もあります。
そのような透明性の高い対応をしている会場は、信頼できると言えるでしょう。
柔軟なキャンセル・延期ポリシーと代替案の確認
コロナ禍を経て、結婚式場選びにおいて最も重視されるようになったのが、「柔軟なキャンセル・延期ポリシー」です。
予期せぬ事態で結婚式を中止したり、延期せざるを得なくなったりした場合、どのような対応をしてくれるのかは、事前にしっかりと確認しておかなければなりません。
多くの会場では、コロナ禍以降、キャンセル料の規定を緩和したり、延期の場合の料金体系を柔軟に見直したりしています。
「どのような条件下でキャンセル料が免除されるのか」「延期の場合、追加料金は発生するのか」「延期できる期間に制限はあるのか」といった点を、契約前に必ず書面で確認しましょう。
単に口頭で説明を受けるだけでなく、規約として明記されているかどうかが重要です。
また、万が一、政府や自治体からイベント開催の自粛要請が出た場合など、不可抗力による中止・延期の場合の取り決めについても、具体的に確認しておくと安心です。
さらに、会場側からの代替案の提案力も、柔軟性を測る重要な要素です。
例えば、当初予定していた規模での開催が難しい場合、少人数での挙式や披露宴、オンラインでの参加者を募る「ハイブリッド婚」といった、新しいスタイルの結婚式を提案してくれる会場もあります。
会場側が、新郎新婦の状況や希望に寄り添い、様々な選択肢を提示してくれるかどうかは、安心感に直結します。
打ち合わせの段階で、プランナーがどのように対応してくれるか、親身になって相談に乗ってくれるかという点も、会場選びの重要な判断材料となるでしょう。
私たちの経験では、ある会場では、コロナ禍で悩むカップルに対し、毎週のように新しい感染対策の情報を共有してくれたり、オンラインでの相談会を頻繁に開催してくれたりと、常に新郎新婦の不安に寄り添う姿勢を見せてくれました。
そういった会場は、いざという時にも頼りになるはずです。
自分たちらしさを叶えるための会場選びのヒント
オンライン・少人数対応の充実度と最新トレンドの把握
コロナ禍以降、結婚式のスタイルは多様化しています。
遠方に住む親族や友人が参加しにくい、あるいは大人数での集まりを避けたいというニーズから、オンラインでの参加や少人数での結婚式が注目されています。
会場を選ぶ際には、これらの新しいスタイルにどれだけ対応できるかを確認することが重要です。
例えば、オンライン参加者向けの配信設備が整っているか、映像や音声のクオリティはどうかなどを確認しましょう。
また、少人数での開催でも、寂しい印象にならないような会場の雰囲気や、アットホームな演出に対応できるかどうかもポイントです。
最近では、披露宴会場とは別に、よりプライベートな空間で食事を楽しめる個室や、ガーデンテラス付きの会場なども人気があります。
これらの施設が充実している会場は、様々なシチュエーションに対応しやすいと言えるでしょう。
さらに、最新の結婚式トレンドをどれだけ取り入れているかも、会場選びのヒントになります。
例えば、ビュッフェ形式の料理を避け、個別のポーションで提供するコース料理や、テイクアウトできる引き出物、会場装飾にサステナブルな素材を取り入れるといった取り組みは、コロナ禍以降、より一層重視されるようになりました。
会場のウェブサイトやSNSで、どのような最新情報が発信されているかを確認したり、実際に会場に足を運んで、会場の雰囲気や装飾がトレンドに合っているかなどをチェックしたりするのも良いでしょう。
私たちの知人カップルは、オンラインでの参加者もいるため、会場にハイスペックなカメラと音響設備を導入してもらい、まるで会場にいるかのような臨場感を届けられるように工夫しました。
会場側が、そういった新しいアイデアに前向きに対応してくれるかどうかも、見極めるポイントです。
オリジナリティとパーソナルな空間演出の可能性
結婚式は、二人の個性やこれまでの歩み、そして未来への希望を表現する場でもあります。
コロナ禍を経て、より一層「自分たちらしさ」を追求したいと考えるカップルが増えています。
会場を選ぶ際には、どれだけオリジナリティのある演出や、パーソナルな空間演出が可能かという視点も大切にしましょう。
例えば、会場の装飾を自由にアレンジできるか、オリジナルのウェディングケーキやドリンクを提供してもらえるか、といった点は、二人のこだわりを反映させる上で重要です。
また、会場に併設されているガーデンやテラス、あるいはロケーションフォトが可能な周辺環境なども、オリジナリティを出すためのヒントになります。
例えば、海が見えるチャペル、緑豊かなガーデン、歴史的な建造物など、会場の持つ特色を活かした演出は、ゲストにとっても印象深いものとなるでしょう。
最近では、「テーマウェディング」を取り入れるカップルも増えています。
例えば、二人の共通の趣味や好きな映画、思い出の場所などをテーマに、会場全体をコーディネートするというものです。
会場側が、そういったユニークなテーマにどれだけ対応してくれるか、あるいは、アイデアを一緒に考えてくれるかという点も、会場選びの重要なポイントになります。
私たちの友人は、大好きな「星」をテーマに、会場の照明や装飾、BGMなどを統一し、幻想的な空間を作り上げました。
会場のプランナーさんが、そのテーマに合わせた装花や演出を提案してくれたおかげで、想像以上の素晴らしい結婚式になりました。
会場のスタッフが、新郎新婦の「こんな結婚式にしたい」という想いを丁寧に聞き取り、それを実現するために尽力してくれるかどうかは、後々まで心に残る結婚式を作り上げる上で、非常に大切な要素と言えるでしょう。
会場の自由度だけでなく、スタッフのホスピタリティや提案力も、オリジナリティを追求する上で見逃せないポイントです。
まとめ
コロナ禍以降の結婚式場選びは、感染症対策と柔軟な対応力、そして自分たちらしさを叶えるための多様な選択肢が鍵となります。
会場の衛生管理体制やキャンセル・延期ポリシーをしっかりと確認することはもちろん、オンラインや少人数での開催への対応、そしてオリジナリティあふれる空間演出の可能性についても、積極的に会場に尋ねてみましょう。
この記事でご紹介したポイントを参考に、安心・安全で、そして何よりもお二人の想いが詰まった、最高の一日を実現してください。

