返信を英語で行う結婚式招待状メッセージの書き方

大切な友人や知人から届いた結婚式の招待状。
差出人が海外の方だったり、国際結婚だったりする場合、返信を英語で行う必要がありますよね。
「英語で返信するなんて難しそう」「失礼があったらどうしよう」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ご安心ください。
英語での結婚式招待状メッセージの書き方には、いくつかの基本的なルールと定型的なフレーズがあります。
これらを知っていれば、心を込めたお祝いの気持ちと正確な出欠の連絡を、自信を持って伝えることができます。
この記事では、英語での結婚式招待状への返信方法を、具体的な状況別の例文を交えながら分かりやすく解説します。
マナーやちょっとした疑問にもお答えするので、ぜひ最後まで読んで、素敵な返信メッセージを作成してください。

目次

英語で結婚式招待状に返信する基本

英語で結婚式の招待状に返信する際、日本語での返信と同様にいくつかの基本的なマナーと確認すべき事項があります。
まずは落ち着いて招待状の内容をよく読み、返信に必要な情報を把握しましょう。
特に注意したいのは、返信方法、返信期日、そして求められている情報です。
多くの招待状には、返信用のカード(RSVPカードと呼ばれることが多いです)が同封されているか、メールやウェブサイトでの返信方法が指定されています。
指定された方法で返信することが最も丁寧なマナーです。
また、返信期日は必ず守るようにしましょう。
新郎新婦は参加人数を確定させて様々な手配を進めるため、期日を過ぎると迷惑をかけてしまう可能性があります。
もし返信が遅れそうな場合は、事前にその旨を伝えるのが望ましいです。
招待状に記載されている「RSVP」はフランス語の「Répondez s’il vous plaît」の略で、「お手数ですがご返信ください」という意味です。
このRSVPカードや返信欄には、名前、出欠、参加人数、場合によっては食事のアレルギーや特別なリクエストなどを記入する箇所があります。
これらの項目を漏れなく正確に記入することが重要です。
特に名前は、招待状に記載されている通りに、正確なスペルで記入するようにしましょう。
敬称(Mr., Ms., Mrs.など)が必要な場合もあるので、確認が必要です。
これらの基本的な事項を押さえることで、スムーズかつ失礼のない返信の第一歩を踏み出すことができます。

返信前に確認すべき重要事項

英語の結婚式招待状を受け取ったら、まずは落ち着いて以下の点をしっかりと確認しましょう。
これらは返信を作成する上で非常に重要な情報となります。
一つ目は、返信方法の指定です。
返信用カード(RSVPカード)が同封されているか、メールでの返信を指定されているか、あるいは特定のウェブサイトやQRコードからのオンライン返信となっているかを確認します。
指定された方法以外での返信は、新郎新婦の管理の手間を増やしてしまう可能性があるため、原則として指定された方法に従うのがマナーです。
二つ目は、返信期日(RSVP by date)です。
期日が具体的に記載されているはずですので、その日付を必ず確認し、遅れないように手配を進めましょう。
期日までに返信できない可能性がある場合は、事前に新郎新婦に連絡を入れる配慮が必要です。
三つ目は、求められている情報です。
RSVPカードや返信フォームには、出欠確認の他に、参加人数(+Guestと記載されている場合は同伴者の有無)、食事のアレルギーや特別な要望(Dietary restrictions, Special requestsなど)、場合によっては宿泊や交通に関する質問事項が記載されていることがあります。
これらの項目を一つずつ丁寧に確認し、正確な情報を記入または入力する必要があります。
特に食事に関する情報は、新郎新婦がゲストのために準備をする上で非常に重要ですので、該当する場合は必ず具体的に伝えましょう。
例えば、「I am vegetarian.」や「I have a severe allergy to peanuts.」のように明確に記載します。
これらの重要事項を事前にしっかりと確認することで、返信の準備がスムーズに進み、新郎新婦に余計な手間をかけさせずに済みます。

フォーマルとインフォーマル、失礼のない選び方

英語での結婚式招待状への返信は、新郎新婦との関係性によってフォーマルな表現を使うか、インフォーマルな表現を使うかを選ぶ必要があります。
一般的に、会社の上司や目上の方、あるいはあまり親しくない方からの招待の場合はフォーマルな表現を用いるのが適切です。
一方、親しい友人や家族からの招待であれば、インフォーマルな表現で、より温かく個人的なメッセージを添えることができます。
フォーマルな返信では、定型的な丁寧な言い回しを使用します。
「Mr. and Mrs. [新郎新婦の姓] request the pleasure of your company…」といったフォーマルな招待状に対しては、同様に丁寧な言葉遣いで返信するのがマナーです。
例えば、出席の返信であれば「Mr./Ms. [あなたの名前] accepts with pleasure the kind invitation…」といった形式的なフレーズを使います。
インフォーマルな返信の場合は、より口語的な表現や、新郎新婦への個人的なメッセージを自由に加えることができます。
例えば、出席の返信であれば「We’d love to come!」や「Looking forward to celebrating with you!」のように、親しみのある言葉遣いが可能です。
ただし、インフォーマルな関係性であっても、返信の形式(カード、メールなど)や期日といった基本的なマナーは守る必要があります。
迷った場合は、少し丁寧すぎるくらいの表現を選んでおくと安心です。
新郎新婦との普段の関係性を考慮し、相手に心地よく受け取ってもらえるようなトーンを選ぶことが、失礼なく気持ちを伝えるための鍵となります。
また、招待状の文面自体がフォーマルかインフォーマルかを判断する手がかりになります。
文面が非常に丁寧で改まった表現を使っている場合は、返信もそれに合わせてフォーマルにするのが自然な流れです。

返信期日とマナー

結婚式の招待状における返信期日は、新郎新婦がゲストの人数を確定し、会場や食事、引き出物などの手配を進める上で非常に重要です。
英語の招待状でも、「RSVP by [日付]」のように明確に期日が記載されています。
この期日を厳守することが、ゲストとしての最低限のマナーです。
理想的には、招待状を受け取ってから1週間以内、遅くとも期日の1週間前までには返信を済ませるように心がけましょう。
これにより、新郎新婦は余裕を持って準備を進めることができます。
もし、やむを得ない事情で期日までに返信が難しい場合は、必ず期日前に新郎新婦に連絡を入れ、返信が遅れる旨と、いつ頃までに返信できるかを伝えましょう。
メールや電話で一報入れるだけでも、相手は安心できます。
返信期日を過ぎてからの無断の返信は、新郎新婦に多大な迷惑をかける可能性があります。
また、一度「出席」で返信した後に欠席に変更する場合も、できるだけ早く連絡を入れるのがマナーです。
その際、簡単な理由を添えるとより丁寧です。
逆に「欠席」で返信した後に「出席」に変更するのは、会場の席数や食事の準備の関係で難しい場合が多いので、慎重に判断が必要です。
返信期日は単なる締め切りではなく、新郎新婦への配慮を示す大切な機会です。
迅速かつ正確な返信を心がけることで、新郎新婦の新たな門出を気持ちよく祝福する姿勢を示すことができます。
特に海外からの招待や国際結婚の場合、時差や郵送にかかる時間を考慮し、早めに準備を始めることが重要です。

【状況別】英語の結婚式招待状メッセージ例文集

ここからは、具体的な状況に応じた英語での結婚式招待状返信メッセージの例文をご紹介します。
出席する場合、欠席する場合、そしてお祝いのメッセージを添えたい場合など、それぞれのシーンに合わせて適切な表現を使い分けることが大切です。
例文を参考にしながら、ご自身の言葉で気持ちを伝えるメッセージを作成してみてください。
大切なのは、新郎新婦への祝福の気持ちと、返信の内容(出欠など)を明確に伝えることです。
フォーマルな関係か、インフォーマルな関係かによって、使うべき言葉遣いが変わってきますので、相手との関係性に合わせて例文を選びましょう。
また、これらの例文はあくまでテンプレートです。
必要に応じて、新郎新婦との個人的なエピソードや、結婚式への楽しみな気持ちなどを付け加えると、より心温まるメッセージになります。
例えば、「久しぶりに会えるのを楽しみにしているよ!」といった一言や、「二人の結婚を心から祝福しています」といった深い感謝の気持ちなど、あなたの個性を反映させたメッセージを添えてみましょう。
例文をそのまま使うのではなく、ご自身の言葉でアレンジすることで、より気持ちが伝わる返信になります。

出席する場合の返信メッセージ

結婚式に出席できる場合、新郎新婦への祝福と参加できることへの喜びを伝えるメッセージを作成しましょう。
フォーマルな場合とインフォーマルな場合で表現が異なります。

【フォーマルな例文】

Mr./Ms. [あなたの名前] accepts with pleasure the kind invitation to the wedding of Mr. [新郎の名前] and Ms. [新婦の名前] on [日付].

([あなたの名前]は、[日付]に行われる[新郎の名前]様と[新婦の名前]様の結婚式へのご招待を謹んでお受けいたします。

より丁寧に、新郎新婦の姓を使うこともあります。

Mr./Ms. [あなたの名前] accepts with pleasure the kind invitation to the wedding of Mr. and Mrs. [新郎新婦の姓] on [日付].

([あなたの名前]は、[日付]に行われる[新郎新婦の姓]様の結婚式へのご招待を謹んでお受けいたします。

RSVPカードの場合、名前を記入し、「Accepts」や「Will attend」などのチェックボックスに印をつけます。
メッセージ欄があれば、簡単なお祝いの言葉を添えましょう。

【インフォーマルな例文】

Dear [新郎新婦の名前],

Thank you so much for inviting me to your wedding! I’m so excited to celebrate with you on [日付]. I’ll definitely be there!

Lots of love,

[あなたの名前]

([新郎新婦の名前]へ

結婚式にご招待いただき、本当にありがとう![日付]に二人をお祝いできるのが今からとても楽しみだよ。
もちろん出席します!

愛を込めて

[あなたの名前])

友人の場合は、「I can’t wait to see you!」や「Looking forward to a wonderful day!」といった個人的な一言を付け加えると、より気持ちが伝わります。

出席の返信では、まず招待へのお礼を述べ、次に明確に出席する意思を伝えることが重要です。
そして、可能であれば結婚式を楽しみにしている気持ちや、新郎新婦への祝福の言葉を添えましょう。
RSVPカードの場合は、必要事項を正確に記入し、メッセージ欄に手書きで一言加えるのも素敵です。
メールでの返信の場合は、件名に「Wedding Reply – [あなたの名前]」などと入れると、新郎新婦が管理しやすくなります。

欠席する場合の返信メッセージ

残念ながら結婚式に出席できない場合も、丁寧な返信が必要です。
出席の場合と同様に、フォーマルとインフォーマルな表現があります。
欠席の理由を具体的に述べるかどうかは、関係性や状況によりますが、一般的には具体的な理由を詳しく説明する必要はありません。
ただし、親しい友人であれば、簡単に理由を伝えることもあります。

【フォーマルな例文】

Mr./Ms. [あなたの名前] regrets that they are unable to accept the kind invitation to the wedding of Mr. [新郎の名前] and Ms. [新婦の名前] on [日付] due to a prior commitment.

([あなたの名前]は、先約があるため、[日付]に行われる[新郎の名前]様と[新婦の名前]様の結婚式へのご招待をお受けできないことを残念に思います。

よりシンプルに、理由を省略することも可能です。

Mr./Ms. [あなたの名前] regrets that they are unable to accept the kind invitation to the wedding of Mr. and Mrs. [新郎新婦の姓] on [日付].

([あなたの名前]は、[日付]に行われる[新郎新婦の姓]様の結婚式へのご招待をお受けできないことを残念に思います。

RSVPカードの場合、名前を記入し、「Declines」や「Unable to attend」などのチェックボックスに印をつけます。
メッセージ欄があれば、お祝いの言葉と、参加できないことへの残念な気持ちを伝えましょう。

【インフォーマルな例文】

Dear [新郎新婦の名前],

Thank you so much for inviting me to your wedding. I was so happy to receive your invitation! Unfortunately, I won’t be able to make it on [日付] because [簡単な理由、任意]. I’m really sad to miss your special day.

I’m sending you all my love and best wishes for a wonderful wedding and a lifetime of happiness together!

Warmly,

[あなたの名前]

([新郎新婦の名前]へ

結婚式にご招待いただき、本当にありがとう。
招待状、とても嬉しかったよ!残念ながら、[日付]は[簡単な理由]のため参加できません。
二人の特別な日に行けなくて本当に寂しいです。

素晴らしい結婚式と、これからのお二人の幸せな人生を心から願っています!

心を込めて

[あなたの名前])

欠席の返信では、まず招待へのお礼と、参加できないことへの残念な気持ちを丁寧に伝えることが重要です。
そして、結婚する二人への祝福の言葉を必ず添えましょう。
具体的な理由を述べるかどうかは任意ですが、親しい間柄であれば簡単に触れても良いでしょう。
欠席の場合でも、期日までに返信することが大切

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