結婚式の招待状、あなたはすでに受け取っていますか?大切な友人や家族からの招待状は、受け取っただけで幸せな気持ちになりますよね。
しかし、その返信にはいくつかのマナーや正しい書き方があります。
今回は、そんな結婚式の招待状の返信マナーと正しい書き方、そして万が一の修正時の対応方法まで、詳しく解説していきます。
この情報があれば、自信を持って返信できるはずです。
結婚式の招待状返信で迷わない!基本マナーと正しい書き方
結婚式の招待状は、単なる案内状ではありません。
新郎新婦の晴れ舞台を祝福する気持ちを伝える大切なツールです。
そのため、返信する際にもいくつかのマナーを守ることが求められます。
特に、招待状の返信は、新郎新婦が結婚式準備を進める上で非常に重要な情報源となります。
返信期日を守ることはもちろん、失礼のないように丁寧に記入することが大切です。
招待状返信の基本ルール:迷ったらここをチェック!
招待状の返信で最も大切なのは、**「期日を守る」**ことです。
一般的に、返信期日は結婚式の1ヶ月前~2週間前とされています。
これは、新郎新婦が会場への人数確定や引き出物の手配、席次表の作成など、さまざまな準備を進めるために必要な期間だからです。
もし、期日までに返信が難しい場合は、事前に新郎新婦に連絡し、いつ頃返信できるかを伝えておくのがマナーです。
また、返信はがきには、慶弔用の切手を貼るのが一般的です。
慶事(結婚式)の場合は、**「慶弔用切手」**と呼ばれる、のし袋などに使われる華やかなデザインの切手を選ぶと、より丁寧な印象になります。
ただし、最近では通常の切手でも問題ないと考える人も増えています。
新郎新婦との関係性や、地域の習慣などを考慮して判断すると良いでしょう。
返信はがきに名前を書く際は、**「御芳名」**の「御」と「芳」を二重線で消し、「様」を残して自分の名前を記入するのが正式なマナーです。
この「御」や「芳」を消す行為は、「あなた(御芳名)への敬意を表します」という意味合いが込められています。
もし、返信はがきに「御出席」「御欠席」といった項目がある場合は、それぞれ「御」を二重線で消し、「出席」または「欠席」を残します。
この際、**「出席」や「欠席」の文字を二重線で消してしまうと、不吉な印象を与える可能性があるため、絶対に避けましょう。
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さらに、メッセージ欄には、お祝いの言葉を添えることが大切です。
単に「出席します」と書くだけでなく、「この度はご結婚誠におめでとうございます。
お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。
」といった、心のこもったメッセージを添えることで、新郎新婦への祝福の気持ちがより伝わります。
「出席」か「欠席」か、迷ったときの対応とメッセージの書き方
招待状を受け取ったものの、残念ながら出席できない場合、その旨を丁寧に伝えることが重要です。
まず、返信はがきに「御出席」と書かれている欄の「御」を二重線で消し、「出席」という文字も薄く二重線で消し、「欠席」に丸をつけます。
この際、「出席」を完全に消してしまうと、後々「出席の予定だったのに欠席になった」と誤解される可能性もあるため、薄く二重線で消すのが配慮です。
そして、メッセージ欄には、**「出席できない理由」を具体的に書く必要はありません。
**「所用のため」「やむを得ない事情により」といった表現で十分です。
むしろ、詳細な理由を書きすぎると、言い訳がましく聞こえてしまう可能性もあります。
大切なのは、出席できないことへの残念な気持ちと、お祝いの気持ちを伝えることです。
例えば、「この度はご結婚誠におめでとうございます。
お二人の晴れのお席にお招きいただき、大変嬉しく思っております。
大変残念なのですが、当日はやむを得ない事情があり、出席することができません。
お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。
」といったメッセージが考えられます。
もし、どうしても出席したいけれど、やむを得ない事情で一時的に返信が遅れてしまう場合は、**必ず事前に新郎新婦へ連絡を入れましょう。
**電話で「招待状、拝見しました。
ご結婚おめでとうございます。
ぜひお祝いに駆けつけたいのですが、一点だけ確認したいことがあり、返信が少し遅れてしまいます。
〇日頃までには必ずお返事させていただきます。
」のように、連絡を入れるだけで、新郎新婦の安心感は大きく変わります。
また、結婚式にどうしても出席できない場合でも、後日、お祝いの品を贈るなどの形で、お祝いの気持ちを伝えることもできます。
新郎新婦との関係性にもよりますが、お祝いの品を贈る場合は、事前に新郎新婦に相談しておくと、相手の負担にならないものを選べるでしょう。
結婚式の招待状、書き損じたら?修正マナーと知っておきたい裏技
招待状の返信は、心を込めて丁寧に書きたいものですが、うっかり書き間違えてしまうこともあります。
そんな時、どのように修正するのが正しいのでしょうか。
ここでは、書き損じの修正マナーと、知っておくと便利な裏技をご紹介します。
書き損じの修正:避けるべきNG対応とは?
招待状の返信はがきを書き損じた場合、**修正液や修正テープの使用は絶対に避けましょう。
**修正液や修正テープは、その場しのぎの対応であり、非常に失礼な印象を与えてしまいます。
結婚式というおめでたい席にふさわしい、丁寧な対応とは言えません。
また、間違えた箇所を二重線で消して、その上から書き直すという方法も、基本的には避けるべきです。
特に、名前や住所など、重要な情報に二重線で修正するのは、見た目も悪く、失礼にあたります。
もし、書き損じてしまった場合は、**新しい返信はがきに書き直すのが最も丁寧な対応です。
**通常、招待状には予備の返信はがきが同封されていることがあります。
もし予備がない場合は、新郎新婦に連絡し、新しい返信はがきを送ってもらうように依頼しましょう。
その際、「大変申し訳ございませんが、書き間違えてしまいましたので、新しい返信はがきをいただけると幸いです。
」と丁寧に伝えれば、快く対応してくれるはずです。
どうしても新しい返信はがきが手に入らない、かつ、軽微な間違い(例えば、名前の漢字を間違えた程度)であれば、二重線で消した上で、その横に正しい情報を書き添えるという方法もあります。
しかし、これはあくまで最終手段であり、できる限り新しいはがきに書き直すことをお勧めします。
知っておきたい!書き損じを防ぐための裏技と心遣い
書き損じを防ぐための最も確実な方法は、**「下書きをする」**ことです。
本番の返信はがきに直接記入する前に、別の紙に下書きをして、間違いがないか、メッセージは適切かなどを確認しましょう。
特に、名前や住所、メッセージなどは、落ち着いて丁寧に書きたい部分です。
また、返信はがきに名前を記入する際は、**「御芳名」の「御」と「芳」を二重線で消し、「様」を残す**というルールを改めて確認しておきましょう。
この部分を間違えると、非常に失礼な印象を与えてしまいます。
さらに、返信はがきにメッセージを添える際は、**「お祝いの言葉」と「出席への感謝」**を伝えることを意識しましょう。
例えば、「この度はご結婚誠におめでとうございます。
お二人の晴れのお席にお招きいただき、大変嬉しく思っております。
当日を楽しみにしております。
」といった、シンプルながらも心のこもったメッセージは、新郎新婦の喜びをさらに倍増させるでしょう。
もし、新郎新婦との関係性が非常に親しい場合は、少しユーモアを交えたメッセージも良いかもしれません。
ただし、相手の親族や目上の方も招待されていることを忘れずに、節度を持った表現を心がけましょう。
そして、返信はがきをポストに投函する前に、**必ずもう一度全体を見返して、間違いがないか、封筒の宛名は正しいかなどを確認する習慣をつけましょう。
**この最後の確認が、後々のトラブルを防ぐことに繋がります。
結婚式の招待状の返信は、新郎新婦への感謝と祝福の気持ちを伝える大切な機会です。
今回ご紹介したマナーや書き方を参考に、心を込めて返信してください。
きっと、新郎新婦もあなたの丁寧な対応に喜んでくれるはずです。
まとめとして、結婚式の招待状の返信は、新郎新婦への敬意と祝福の気持ちを伝える大切な儀式です。
返信期日を守り、丁寧な言葉遣いと美しい字で記入することは、お祝いの気持ちを形にする第一歩です。
名前の書き方一つにも、相手への配慮が込められています。
「御」や「芳」を消し、「様」を残すといった細やかな気遣いが、あなたの誠意を伝えます。
また、万が一、出席できない場合でも、その理由を詳細に述べる必要はありません。
残念な気持ちと、お祝いの気持ちを丁寧に伝えることで、新郎新婦との良好な関係を保つことができます。
書き損じをしてしまった場合でも、修正液やテープの使用は避け、新しい返信はがきに書き直すことが最善の対応です。
下書きをしたり、投函前に最終確認をしたりすることで、書き損じを防ぐことができます。
これらのポイントを押さえることで、自信を持って招待状に返信し、新郎新婦にとって忘れられない一日を祝福することができるでしょう。

