結婚式のゲストとして気遣いが伝わる持ち物リストと便利グッズ、NG私物紹介
結婚式という、人生の大きな節目に立ち会うゲストとして、新郎新婦への祝福の気持ちを形にしたいと願うのは当然のこと。
その気持ちは、お祝いの品だけでなく、当日の振る舞いにも表れます。
特に、スマートで気の利いた持ち物は、新郎新婦はもちろん、他のゲストにも好印象を与えること間違いなし。
しかし、「何を持っていけばいいのか」「どんなものが喜ばれるのか」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚式のゲストとして「さすが！」と思わせる、気遣いが伝わる持ち物リストと、あると便利なグッズ、そして意外と知られていないNGな私物について、詳しくご紹介します。
あなたの参加が、新郎新婦にとって忘れられない、最高の思い出の一部となるよう、ぜひ参考にしてください。
結婚式ゲストが持っておくと安心！基本の持ち物リストと気遣いポイント
結婚式という特別な日、ゲストとして招かれたからには、新郎新婦の晴れ舞台を心から祝福したいものです。
そのためには、最低限必要な持ち物をしっかりと準備しておくことが大切。
さらに、ちょっとした気遣いが感じられるアイテムをプラスすることで、あなたの印象は格段にアップします。
ここでは、結婚式に参列する際に持っておくと安心な基本の持ち物と、それぞれのアイテムに込められた気遣いのポイントをご紹介します。
まず、最も大切なのはご祝儀です。
これは新郎新婦への祝福の気持ちを金銭という形で表すもので、失礼のないよう、事前に相場を調べておくことが重要です。
ご祝儀袋は、慶事用のものを選び、水引は結び切り（一度結んだらほどけないようにする）のものを選びましょう。
中に入れるお札は、新札を用意するのがマナーです。
これは、新札を用意することで、「この日のために大切に準備していました」という気持ちが伝わるからです。
また、お札の肖像画が上を向くように入れるのが一般的とされています。
次に、袱紗（ふくさ）も必須アイテムです。
ご祝儀袋をそのままバッグに入れるのではなく、袱紗に包んで持参することで、より丁寧な印象を与えます。
袱紗の色は、慶事用であれば赤やピンク、オレンジなどの暖色系、弔事用であれば紫などが一般的ですが、最近では様々なデザインのものがあります。
男性の場合は、紺色や緑色などの落ち着いた色合いのものを選ぶと良いでしょう。
袱紗の扱いにもマナーがあり、受付で渡す際には、袱紗からご祝儀袋を取り出し、袱紗は畳んで自分の膝の上に広げて置くのがスマートです。
そして、ハンカチとティッシュは、あると何かと役立つアイテムです。
特に、感動的なシーンで涙を拭ったり、化粧室で手を拭いたりする際に必要となります。
レースがあしらわれたものや、上質な素材のものを選ぶと、品のある印象を与えられるでしょう。
また、予備のティッシュを数枚持っておくと、万が一の時に貸してあげたりすることもでき、気遣いが伝わります。
さらに、スマートフォンは、連絡手段としても、思い出の写真を撮るためにも不可欠です。
ただし、結婚式中はマナーモードに設定し、必要最低限の操作にとどめましょう。
写真撮影の際も、フラッシュの使用は避け、周りのゲストや新郎新婦の迷惑にならないように配慮することが大切です。
また、予備のストッキングや予備のインソールもあると安心です。
特に女性の場合、フォーマルな靴で長時間過ごすうちに、ストッキングが伝線してしまったり、靴擦れを起こしてしまったりすることがあります。
予備のストッキングをバッグに忍ばせておけば、いざという時にすぐに履き替えられます。
インソールは、靴のフィット感を高めたり、高めのヒールでも疲れにくくしたりする効果があります。
これらの基本アイテムに加えて、筆記用具もあると便利です。
受付で芳名帳に名前を書く際や、メッセージカードに一言添える際に役立ちます。
pensilではなく、ボールペンを用意するのが一般的です。
結婚式ゲストをさらに輝かせる！あると便利な便利グッズとプラスαの気遣い
基本の持ち物に加えて、ちょっとした便利グッズをプラスすることで、結婚式当日をより快適に、そしてスマートに過ごすことができます。
また、新郎新婦への細やかな気遣いは、ゲストとしてのあなたの株をぐっと上げるでしょう。
ここでは、あると便利なグッズと、さらに一歩進んだ気遣いについてご紹介します。
まず、特に女性ゲストにおすすめなのが、携帯用メイク直しセットです。
結婚式では、感動的なシーンでの涙や、披露宴中の飲食などでメイクが崩れてしまうことがあります。
コンパクトなミラー、リップ、パウダー、そして綿棒などを一つにまとめたポーチがあると、いつでもサッとメイク直しができて便利です。
派手すぎない、上品なデザインのものを選ぶと、バッグから取り出す際にもスマートに見えます。
次に、羽織るものも、季節や会場の温度に合わせて用意しておくと安心です。
特に、夏場の冷房対策や、冬場の防寒対策として、カーディガンやショールがあると便利でしょう。
フォーマルな場にふさわしい、上品な素材やデザインのものを選ぶことが大切です。
また、小さなエコバッグがあると、引き出物やプチギフトなどを持ち帰る際に役立ちます。
最近では、おしゃれなデザインのエコバッグも多く販売されているので、普段使いもできるお気に入りのものを用意しておくと良いでしょう。
さらに、絆創膏や胃薬・頭痛薬などの常備薬も、万が一の時のために用意しておくと安心です。
結婚式という非日常的な空間では、普段と違う体調になることもあります。
小さなポーチにまとめておくと、いざという時にサッと取り出せます。
新郎新婦への気遣いとしては、メッセージカードに心のこもったメッセージを添えることが挙げられます。
これは、ご祝儀とは別に、新郎新婦への祝福の気持ちを直接伝えることができる素晴らしい方法です。
当日渡すか、事前に郵送するかは、状況に合わせて判断しましょう。
手書きのメッセージは、温かい気持ちが伝わり、新郎新婦にとって何よりの宝物になるはずです。
もし、新郎新婦が遠方から来られたり、前泊・後泊をされたりする場合は、お祝いの品を贈ることも検討してみましょう。
ただし、高価すぎるものや、相手の好みに合わないものは避けるのが賢明です。
新郎新婦が共通で使えるものや、新生活で役立つものが喜ばれる傾向があります。
事前に、共通の友人などに相談してみるのも良いでしょう。
そして、忘れてはならないのが、「お祝いの気持ち」そのものです。
どんなに立派な持ち物やグッズを用意しても、当日のあなたの笑顔と、心からの祝福の言葉が、新郎新婦にとって一番嬉しいプレゼントになります。
周りのゲストとも協力し、温かい雰囲気を作ることも、大切な気遣いと言えるでしょう。
結婚式ゲストが避けるべきNGな私物と、その理由
結婚式というフォーマルな場では、ゲストとしてふさわしい服装や持ち物を選ぶことが大切です。
せっかくのお祝いの席で、意図せずとも周りに不快感を与えてしまったり、新郎新婦に迷惑をかけてしまったりすることは避けたいものです。
ここでは、結婚式に参列する際に避けるべきNGな私物とその理由について、詳しく解説します。
まず、最も注意したいのが、派手すぎるアクセサリーや、音の鳴るものです。
結婚式は、新郎新婦が主役のお祝いの場です。
あまりにも目立つアクセサリーや、歩くたびにシャラシャラと音が鳴るようなものは、周りのゲストの注目を奪ってしまったり、雰囲気を壊してしまったりする可能性があります。
特に、パールを多用したアクセサリーは、結婚式では「涙の数だけ」という意味合いで忌み言葉とされることもあります。
どうしてもパールを身につけたい場合は、一連のものや、他の素材と組み合わせたものを選ぶのが無難です。
次に、露出度の高い服装や、カジュアルすぎる素材の服も避けるべきです。
結婚式はフォーマルな場ですので、過度な露出はマナー違反となります。
膝が見える丈のスカートや、胸元が大きく開いたデザインの服は避けましょう。
また、ジーンズやTシャツ、スニーカーといったカジュアルすぎるアイテムも、お祝いの場にはふさわしくありません。
新郎新婦やご両親、親族の方々への敬意を示すためにも、フォーマルな装いを心がけましょう。
そして、香りの強い香水や柔軟剤の香りも、意外とNGな私物の一つです。
結婚式では、多くの方が狭い空間に集まります。
強すぎる香りは、香りが苦手な方や、アレルギーのある方にとって、気分が悪くなる原因となることがあります。
控えめな香りを選ぶか、無香料のものを選ぶのが賢明です。
また、大きなバッグや、必要以上に多くの荷物も、スマートではありません。
披露宴会場の席には、荷物を置くスペースが限られている場合があります。
必要最低限の持ち物に絞り、コンパクトなバッグで参列しましょう。
意外かもしれませんが、白い服も、花嫁の色とされるため、ゲストが着用するのは避けるべきとされています。
白は、新婦が最も輝くための色です。
ゲストが白い服を着てしまうと、花嫁の引き立て役になれず、失礼にあたる可能性があります。
さらに、過度なメイクやヘアスタイルも、場にそぐわない場合があります。
結婚式は、お祝いの場ではありますが、あまりにも普段と違う、奇抜すぎるメイクやヘアスタイルは、浮いてしまう可能性があります。
上品で、清潔感のあるスタイルを心がけましょう。
最後に、スマートフォンやカメラを頻繁に操作することも、マナー違反とされることがあります。
特に、挙式中に頻繁に写真を撮ったり、動画を撮影したりする行為は、新郎新婦や他のゲストの集中を妨げる可能性があります。
写真撮影は、指定されたタイミングや、周りの迷惑にならない範囲で行うようにしましょう。
これらのNGな私物を避けることで、あなたは結婚式にふさわしい、洗練されたゲストとして、新郎新婦と周りの方々から好印象を得ることができるはずです。
まとめ
結婚式という特別な日、ゲストとして招かれたからには、新郎新婦への祝福の気持ちを、持ち物や振る舞いを通して伝えたいものです。
今回ご紹介した、気遣いが伝わる持ち物リストや便利グッズ、そして避けるべきNGな私物を参考に、あなたの参加が新郎新婦にとって、そしてあなた自身にとっても、心に残る素晴らしい一日となることを願っています。
ご祝儀や袱紗といった基本的なアイテムはもちろんのこと、携帯用メイク直しセットや羽織るもの、メッセージカードといったプラスαの気遣いが、あなたのスマートさを際立たせます。
一方で、派手すぎるアクセサリーや香りの強い香水、露出度の高い服装などは、お祝いの場にふさわしくないため、避けるべきです。
何よりも大切なのは、新郎新婦への心からの祝福の気持ちを忘れず、笑顔でその場を共有すること。
あなたの細やかな気遣いが、きっと新郎新婦の最高の思い出作りに貢献することでしょう。
