結婚式は、人生で最も輝く一日のひとつ。
その大切な日を彩る花嫁姿をさらに美しく見せるのが、こだわりのブライダルヘアスタイルです。
SNSや雑誌でたくさんのヘアスタイルを見て、「どれも素敵で迷ってしまう」「自分にはどんなスタイルが似合うの？」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
数ある選択肢の中から、運命の一着や会場の雰囲気にぴったり合う、あなただけの最高のブライダルヘアスタイルを見つけるお手伝いができれば幸いです。
この記事では、花嫁に人気のブライダルヘアスタイルを最新トレンドから定番まで総まとめ。
髪の長さや衣装に合わせた選び方、失敗しないための準備まで、詳しくご紹介します。
ぜひ、理想の花嫁姿を叶えるための参考にしてください。
挙式スタイル別！花嫁に人気のブライダルヘアスタイル
結婚式のスタイルは多様化しており、チャペルでの挙式、ガーデンウェディング、レストランウェディングなど、会場の雰囲気によって似合うヘアスタイルも変わってきます。
また、同じ会場でも、披露宴で雰囲気をガラッと変えたいという花嫁さんも多いでしょう。
ここでは、様々な挙式シーンや披露宴での人気ヘアスタイルを、それぞれの特徴や魅力と共にご紹介します。
定番でありながらも今っぽいアレンジや、トレンドを取り入れたスタイルを知ることで、あなたのイメージを具体的にするヒントが見つかるはずです。
会場の雰囲気や一日の流れを想像しながら、どんなヘアスタイルで過ごしたいか考えてみましょう。
定番人気のアップスタイルとアレンジ
アップスタイルは、ブライダルヘアの王道ともいえるスタイルです。
首元やデコルテをすっきりと見せることで、ウエディングドレスの美しいデザインを際立たせることができます。
特にチャペルでの挙式では、後ろ姿も注目されるため、編み込みやシニヨンなど、立体感のあるアップスタイルが非常に人気です。
クラシカルな雰囲気にしたい場合は、タイトにまとめた低めのシニヨンにティアラやパールのアクセサリーを合わせるのがおすすめです。
一方、ナチュラルで柔らかな雰囲気にしたい場合は、後れ毛を残したり、毛先をふんわりと巻いてからルーズにまとめることで、抜け感のあるスタイルになります。
例えば、サイドに流した前髪をゆるくカールさせ、全体を低めの位置でまとめたシニヨンは、上品さの中に可愛らしさも加わり、多くの花嫁さんに支持されています。
ヘアアクセサリーとしては、小枝アクセサリーやドライフラワーなども相性が良く、トレンド感のある仕上がりになります。
美容師さんと相談する際は、なりたいイメージの写真を複数枚持参すると、より具体的に希望を伝えやすくなります。
また、ベールを付ける場合は、アップスタイルの方が安定感があり、ベールを外した後もヘアスタイルが崩れにくいというメリットもあります。
自然体で魅せるダウンスタイル＆ハーフアップ
最近では、作り込みすぎない自然な雰囲気を好む花嫁さんが増えており、ダウンスタイルやハーフアップも人気が高まっています。
ダウンスタイルは、髪全体を下ろしたスタイルで、ロングヘアの美しさを最大限に活かせます。
特にガーデンウェディングやリゾートウェディングなど、開放的な雰囲気の会場にぴったりです。
大きな波ウェーブやゆるふわカールでボリュームを出すと、華やかさがアップします。
ただし、食事中に髪が邪魔にならないよう、顔周りの髪をピンで留めたり、アクセサリーで調整したりする工夫が必要です。
一方、ハーフアップは、顔周りをすっきりとさせつつ、後ろ髪は下ろすスタイルです。
アップスタイルとダウンスタイルの良いところを兼ね備えており、様々な会場やドレスに合わせやすい万能なスタイルと言えます。
例えば、トップにボリュームを持たせたハーフアップに、キラキラ輝くヘッドドレスを合わせると、プリンセスのような可愛らしい印象になります。
編み込みを加えて動きを出したり、サイドの髪をねじって留めたりするだけでも、雰囲気が変わります。
ハーフアップは、可愛らしさ、上品さ、ナチュラルさなど、幅広いイメージに対応できるのが魅力です。
美容師さんに相談する際は、「可愛らしくしたい」「大人っぽくしたい」といったイメージだけでなく、「風が強い場所なので崩れにくいようにしたい」といった具体的な希望も伝えると、より良い提案をしてもらえます。
最新トレンドを取り入れた個性派スタイル
定番スタイルも素敵ですが、せっかくの結婚式だからこそ、最新トレンドを取り入れた個性的なスタイルに挑戦したいと考える花嫁さんも多いでしょう。
2024年のトレンドとしては、タイトなシルエットでありながらもどこかに抜け感や遊び心を取り入れたスタイルや、大胆なヘアアクセサリー使いが注目されています。
例えば、ジェルなどでピタッとタイトにまとめた前髪やサイドに、ボリュームのあるシニヨンやポニーテールを組み合わせるスタイルは、洗練されていてモードな印象を与えます。
また、ツインテールをルーズに編みおろしたスタイルも、可愛らしさがありながらも甘すぎず、おしゃれな花嫁さんに人気です。
ヘアアクセサリーでは、大ぶりのリボンや、チュール素材を使った個性的なデザイン、アートピースのようなヘッドドレスなどがトレンドです。
例えば、シンプルなダウンスタイルに、存在感のあるチュールのヘッドアクセサリーを合わせるだけで、一気にトレンド感がアップします。
また、最近では、あえて左右非対称にアクセサリーをつけたり、複数の異なるアクセサリーを組み合わせたりする上級者テクニックも見られます。
個性派スタイルに挑戦する際は、ヘアスタイルだけでなく、メイクやアクセサリー、ドレスとのトータルバランスが非常に重要になります。
事前にしっかりと担当のヘアメイクさんと相談し、なりたいイメージを共有することが成功の鍵となります。
髪の長さ・髪質に合わせたブライダルヘアの選び方
ブライダルヘアスタイルを選ぶ上で、ご自身の髪の長さや髪質は非常に重要な要素となります。
インターネットや雑誌で見た素敵なヘアスタイルが、必ずしも自分の髪で再現できるとは限りません。
しかし、それぞれの髪の長さや髪質に合わせた工夫やテクニックを知ることで、理想のイメージに近づけることは十分に可能です。
ここでは、髪の長さ別のヘアアレンジの可能性や、髪質、顔の形といった個性を活かすためのポイントをご紹介します。
ご自身の髪の状態を理解し、それを最大限に活かす方法を知ることが、最高のブライダルヘアを見つけるための第一歩です。
ロングヘアを活かした華やかヘアアレンジ
ロングヘアは、ブライダルヘアにおいて最もアレンジの幅が広い長さと言えます。
アップスタイル、ダウンスタイル、ハーフアップと、どのようなスタイルも叶えやすく、編み込みやカール、ボリューム出しなど、様々なテクニックを取り入れることができます。
ロングヘアの最大の魅力は、その長さを活かしたボリューム感と華やかさです。
例えば、全体を細かく巻き、サイドにまとめて流すスタイルは、プリンセスのようなゴージャスな印象になります。
また、毛先までしっかりと編み込んだ編みおろしスタイルは、後ろ姿が非常に美しく、写真映えも抜群です。
タイトなシニヨンからルーズなシニヨンまで、まとめる位置やボリュームを変えることで、印象を大きく変えることも可能です。
ロングヘアだからこそできる、ダイナミックなヘアアレンジをぜひ楽しんでください。
ただし、髪の量が多い場合は、重さでスタイルが崩れやすいという側面もあります。
リハーサルの際に、髪の量に合わせたピンの留め方や、崩れにくいスタイリング剤の使用について美容師さんとしっかり相談することが大切です。
また、前撮りと当日で異なるヘアスタイルに挑戦する場合、ロングヘアであればアレンジの幅が広がるため、イメージチェンジもしやすいでしょう。
ミディアム・ショートヘアでも叶う洗練スタイル
ミディアムヘアやショートヘアだからといって、ブライダルヘアのアレンジが限られるわけでは決してありません。
むしろ、その長さを活かした洗練されたスタイルや、個性的なアレンジが可能です。
ミディアムヘアであれば、ハーフアップや低めのシニヨン、編み込みなどを組み合わせることで、上品で可愛らしいスタイルを作ることができます。
特に、鎖骨くらいのミディアムヘアは、毛先をカールさせて遊ばせることで、動きのある柔らかな印象になります。
例えば、耳より少し上の位置でハーフアップにし、残りの毛先を外巻きにするスタイルは、カジュアルながらも華やかさがあります。
ショートヘアの場合でも、パーマをかけたり、アイロンで動きをつけたりすることで、様々なアレンジが楽しめます。
前髪の分け方を変えたり、サイドをタイトにしたりするだけでも、雰囲気がガラッと変わります。
ショートヘアのブライダルヘアは、顔周りがすっきりするため、大ぶりのイヤリングやネックレスが非常に映えるというメリットがあります。
また、ヘッドアクセサリー使いで個性を出すのもおすすめです。
例えば、タイトなショートボブに、存在感のあるカチューシャやヘッドバンドを合わせると、モダンで洗練された印象になります。
長さが足りない場合は、部分的にエクステを付けてボリュームアップしたり、アレンジの幅を広げたりすることも可能ですので、美容師さんに相談してみましょう。
髪質や顔の形を考慮した似合わせテクニック
理想のブライダルヘアを実現するためには、髪の長さだけでなく、髪質や顔の形といったご自身の個性を考慮することが非常に重要です。
例えば、髪が細くてボリュームが出にくい場合は、根元にしっかりとカーラーを巻いたり、逆毛を立てたり、エクステを部分的に使用したりすることで、華やかなアップスタイルやダウンスタイルも可能です。
逆に、髪の量が多くて広がりやすい場合は、タイトにまとめるスタイルが得意ですが、ルーズなスタイルにしたい場合は、事前にレイヤーを入れたり、量を調整したりする必要があります。
ご自身の髪質を理解し、それを活かすスタイリング方法を美容師さんと相談することが、理想の仕上がりへの近道です。
また、顔の形によっても似合うヘアスタイルは異なります。
丸顔さんの場合は、トップにボリュームを持たせたり、顔周りに後れ毛を作ったりすることで、縦のラインを強調し、すっきりとした印象になります。
面長さんの場合は、サイドにボリュームを持たせたり、前髪を作ったりすることで、バランスの取れた印象になります。
エラが気になる場合は、顔周りに髪を残してフェイスラインをカバーするスタイルがおすすめです。
美容師さんは、髪のプロとして、あなたの髪質や顔の形、そしてなりたいイメージを踏まえて、最も似合うスタイルを提案してくれます。
リハーサルの際に、遠慮なく希望や不安を伝え、様々な角度からチェックしてもらいましょう。
衣装や小物で変わる！ブライダルヘアの組み合わせ術
ブライダルヘアスタイルは、単体で決めるものではありません。
着用するウエディングドレスやカラードレス、和装といった衣装、そしてベールやティアラ、ヘッドドレスなどの小物とのバランスが非常に重要になります。
衣装や小物のデザインや雰囲気に合わせてヘアスタイルを選ぶことで、トータルコーディネートとして最高の花嫁姿が完成します。
ここでは、それぞれの衣装に似合うヘアスタイルの傾向や、ブライダル小物との素敵な組み合わせ方をご紹介します。
衣装合わせの際にヘアスタイルも同時にイメージすることで、より具体的に理想の花嫁姿を描くことができます。
ウエディングドレスを引き立てるヘアスタイル
ウエディングドレスは、デザインによって雰囲気が大きく異なります。
プリンセスラインやAラインのボリュームのあるドレスには、華やかなアップスタイルや、トップにボリュームを持たせたハーフアップがよく似合います。
特に、トレーンが長いドレスや、背中のデザインが美しいドレスの場合は、首元をすっきりと見せるアップスタイルがおすすめです。
また、クラシカルな雰囲気のドレスには、タイトにまとめたシニヨンにティアラやクラウンを合わせると、上品で格調高い印象になります。
スレンダーラインやエンパイアラインといったシンプルなデザインのドレスには、ナチュラルなダウンスタイルや、ルーズな編みおろし、低めのシニヨンなどが相性が良いでしょう。
アクセサリーも、ドレスのデザインに合わせて選ぶことが大切です。
例えば、レースや刺繍が繊細なドレスには、小ぶりで上品なヘッドドレスやイヤリングがおすすめです。
ドレスの素材やデザイン、そして会場の雰囲気を考慮してヘアスタイルを選ぶことで、ドレスの美しさを最大限に引き出すことができます。
試着の際に、ドレスに合わせて簡単なアップやダウンを試してみると、イメージが掴みやすくなります。
和装（白無垢・色打掛）にぴったりのヘアスタイル
和装での結婚式や前撮りも非常に人気があります。
白無垢や色打掛といった和装には、洋髪と日本髪の選択肢があります。
最近では、地毛で結う新日本髪や、現代的な洋髪スタイルが主流となっています。
和装に似合う洋髪スタイルとしては、ボリュームのある夜会巻きや、ふっくらと丸みを持たせたシニヨンが人気です。
特に、うなじを美しく見せるようなすっきりとしたアップスタイルは、和装ならではの奥ゆかしい雰囲気を引き立てます。
色打掛の場合は、白無垢よりも華やかなヘアスタイルが似合います。
編み込みを加えたり、生花や造花をふんだんに飾ったりすることで、より一層華やかになります。
和装のヘアアクセサリーとしては、生花や造花、つまみ細工のかんざしなどが定番です。
色打掛の色柄に合わせて、ヘアアクセサリーの色や種類を選ぶと、統一感のある美しい仕上がりになります。
例えば、赤やゴールドの色打掛には、鮮やかな赤やオレンジの生花、金色の水引を使った飾りなどが映えます。
白無垢には、白やグリーンの生花、胡蝶蘭などが清楚で美しいでしょう。
美容師さんと相談する際は、着物の柄や色、そしてなりたい花嫁像（古典的、モダン、可愛らしいなど）を具体的に伝えることが大切です。
カラードレスで魅せる印象チェンジヘア
お色直しでカラードレスを着る際は、ウエディングドレスとは雰囲気を変えて、ゲストを驚かせたいと考える花嫁さんが多いでしょう。
カラードレスの色やデザインに合わせて、ヘアスタイルも大胆にチェンジするチャンスです。
例えば、可愛らしいピンクやイエローのドレスには、編みおろしやハーフアップに生花やリボンを組み合わせたスタイルが似合います。
ボリュームのあるポニーテールも、若々しく元気な印象を与えます。
シックなネイビーやボルドーのドレスには、タイトなシニヨンや、毛先を外ハネさせたモダンなスタイル、あるいはゆるくウェーブをつけたダウンスタイルなどがおすすめです。
アクセサリーも、ドレスの色に合わせて華やかなものを選ぶと良いでしょう。
例えば、グリーンのドレスには、ゴールドのアクセサリーや、白い花とグリーンの葉を組み合わせたヘアアクセサリーなどが相性が良いです。
カラードレスでのヘアチェンジは、ヘアスタイルだけでなく、アクセサリーやメイクも一緒に変えることで、より効果的に印象を変えることができます。
事前にヘアメイクリハーサルで、いくつかのパターンを試してみると安心です。
短時間でヘアチェンジをしたい場合は、ダウンスタイルからアップスタイルへの変更よりも、アップスタイルからダウンスタイルへの変更の方がスムーズな場合が多いです。
ベール、ティアラ、ヘッドドレスの選び方と付け方
ブライダルヘアを彩る小物の中でも、ベール、ティアラ、ヘッドドレスは花嫁姿の印象を大きく左右します。
ベールは、ウエディングドレスを着る際に欠かせないアイテムであり、神秘的で清楚な雰囲気を演出します。
ベールを付ける位置や長さによっても印象が変わりますが、一般的にはアップスタイルに合わせることが多く、ベールを外した後のヘアスタイルも考慮して選ぶ必要があります。
ティアラやクラウンは、正統派でプリンセスのような華やかさをプラスしてくれます。
ティアラを付ける際は、トップにボリュームを持たせたアップスタイルや、ハーフアップに合わせることが多いです。
ヘッドドレスは、カチューシャタイプ、コームタイプ、ピンタイプなど様々な形状があり、生花や造花、ビジュー、フェザーなど素材も豊富です。
ヘッドドレスは、アップスタイル、ダウンスタイル、ハーフアップなど、どのようなヘアスタイルにも合わせやすく、デザインによってクラシカルにもモダンにも、ナチュラルにもアレンジできます。
例えば、小枝アクセサリーのようなナチュラルなヘッドドレスは、ルーズなヘアスタイルや編み込みスタイルと相性が良く、ガーデンウェディングなどにぴったりです。
アクセサリーを選ぶ際は、ドレスのデザインや会場の雰囲気に合わせるだけでなく、ご自身の顔立ちやヘアカラーとのバランスも考慮することが大切です。
また、アクセサリーの重さや固定方法も、当日の快適さに影響するため、リハーサルの際にしっかりと確認しておきましょう。
理想のブライダルヘアを実現するための準備と注意点
憧れのブライダルヘアスタイルを実現するためには、事前の準備が非常に重要です。
ヘアメイクリハーサル、担当者とのイメージ共有、そしてご自身の髪のコンディションを整えることなど、やるべきことはいくつかあります。
これらの準備をしっかりと行うことで、当日の不安を減らし、自信を持って結婚式に臨むことができます。
ここでは、理想のブライダルヘアを叶えるために知っておきたい準備と注意点について詳しく解説します。
失敗しない！ヘアメイクリハーサルの重要性
ヘアメイクリハーサルは、結婚式当日と同じヘアメイクを事前に試すことができる非常に重要な機会です。
写真やイメージだけでは分からない、髪の量や長さ、髪質による仕上がりの違い、アクセサリーをつけた時のバランスなどを実際に確認できます。
リハーサルを行うことで、希望のヘアスタイルが自分の髪で再現できるか、崩れやすさはないかなどをチェックし、必要に応じて担当のヘアメイクさんと相談しながら調整することができます。
例えば、「このアップスタイルは写真では素敵だけど、私の髪の量だと少しボリュームが出すぎるかな」「このハーフアップだと、時間が経つと崩れやすいかもしれない」といった具体的な課題が見つかることがあります。
また、アクセサリーの付け位置や、ベールを外した後のヘアスタイルの確認もリハーサルで行います。
リハーサル当日は、着用するドレスやアクセサリーの写真を必ず持参し、できれば
