結婚式にお呼ばれしたとき、ヘアセットをどうしようか悩みますよね。
「美容院を予約する時間がない」「費用を抑えたい」「自分のイメージ通りにしたい」そんな風に考えているなら、ぜひ「自分で簡単にできる結婚式ヘアスタイルアイデア」に挑戦してみませんか？意外と難しくなさそうなアレンジもたくさんあり、セルフで華やかなスタイルを作ることは十分に可能です。
このガイドでは、忙しいあなたでも自宅で簡単にできる、おしゃれな結婚式向けヘアアレンジのアイデアと、成功させるためのちょっとしたコツをご紹介します。
なぜ自分で結婚式ヘアスタイルに挑戦するの？
結婚式にお呼ばれした際、ヘアセットをプロにお願いするのが一般的かもしれません。
しかし、最近は自分でヘアアレンジに挑戦する方が増えています。
それにはいくつかの理由があります。
まず、美容院の予約が取りにくい、特に人気の時間帯はすぐに埋まってしまうという現実があります。
結婚式当日は朝早くから準備が必要なことも多く、希望の時間に予約を入れるのが難しいケースも少なくありません。
また、ヘアセットの費用も決して安くはありません。
自分で挑戦すれば、この費用を大幅に節約することができます。
浮いたお金をドレスやアクセサリーに回すことも可能になりますね。
自分でやるメリットと心構え
自分で結婚式ヘアセットをすることの最大のメリットは、何と言っても時間や場所に縛られずに自分のペースで準備できる点です。
自宅でリラックスしながら、納得いくまで何度もやり直すことができます。
美容院への移動時間も不要なので、特に式場が遠方の場合や、自宅で着付けをする場合などに便利です。
また、自分の髪質やクセを一番よく知っているのは自分自身です。
日頃からセルフアレンジをしている方なら、その知識を活かしてより自分に似合う、崩れにくいスタイルを作れる可能性もあります。
さらに、ヘアアクセサリーを自分で選んで自由に組み合わせられるのも楽しいポイントです。
ただし、自分で挑戦する際にはいくつかの心構えが必要です。
まず、ぶっつけ本番は避けること。
必ず事前に何度か練習しましょう。
特に初めてのアレンジに挑戦する場合は、式の1週間前には一度通しでやってみるのがおすすめです。
また、プロのような完璧な仕上がりを目指しすぎないことも大切です。
多少の崩れやアラがあっても、全体として華やかで清潔感があれば問題ありません。
「自分でここまでできた！」という達成感を楽しむくらいの気持ちで臨むと良いでしょう。
失敗を恐れずに、まずは簡単なアレンジから試してみる勇気を持つことが成功への第一歩です。
必要な道具と準備
自分で結婚式ヘアスタイルを作るためには、いくつかの基本的な道具が必要になります。
まず、髪全体をまとめるためのヘアゴムやアメピン、Uピンは必須です。
特にアメピンは、髪を固定したり形を作ったりするのにたくさん使うので、多めに準備しておきましょう。
アメピンは波打っている方を頭皮側にして差し込むと、よりしっかりと固定できます。
次に、髪にカールや動きをつけるためのヘアアイロンやコテがあるとアレンジの幅が広がります。
火傷には十分注意して使いましょう。
ヘアセットを長持ちさせるためには、スタイリング剤も欠かせません。
髪にツヤとまとまりを与えるワックスやオイル、そして作ったスタイルをキープするためのヘアスプレーを用意しましょう。
結婚式では長時間スタイルを保ちたいので、キープ力の高いハードタイプのスプレーがあると安心です。
ただし、つけすぎると髪が固まりすぎて不自然になったり、崩れやすくなったりすることもあるので、適量を毛先や崩れやすい部分に使うのがコツです。
さらに、アレンジの仕上げを格上げしてくれるヘアアクセサリーも忘れずに準備しましょう。
バレッタやコーム、カチューシャ、ヘッドドレスなど、ドレスや会場の雰囲気に合わせたものを選ぶと、より一層華やかなスタイルになります。
これらの道具を事前に揃えておき、練習の段階から実際に使用してみることが、本番でのスムーズなヘアセットにつながります。
髪の長さ別！簡単セルフヘアアレンジアイデア集
髪の長さによってできるアレンジは異なりますが、どんな長さでも結婚式にふさわしい華やかなスタイルは自分で作ることができます。
ここでは、ショート・ボブ、ミディアム、ロングの長さ別に、比較的簡単に挑戦できるセルフアレンジのアイデアをご紹介します。
自分の髪の長さに合わせて、気になるアレンジを見つけてみてください。
大切なのは、難しいテクニックに挑戦するのではなく、自分の髪で無理なくできる範囲で最大限に魅力を引き出すことです。
ちょっとした工夫で、いつもの髪型が結婚式仕様に生まれ変わりますよ。
ショート・ボブでも華やぐアレンジ
ショートヘアやボブヘアは、アップスタイルにするのが難しいと思われがちですが、アレンジ次第で十分に華やかに見せることができます。
まず試してほしいのは、毛先を軽く巻いて動きを出し、片側だけ耳にかけるスタイルです。
耳にかけた部分にパールのピンや小さなバレッタを数個並べて留めるだけで、上品で洗練された印象になります。
前髪がある場合は、前髪を軽く巻いたり、サイドに流したりするだけでも顔周りが明るくなります。
また、トップの髪を少量取って軽くねじり、ピンで留めるだけでも立体感が出て華やかさが増します。
このねじり部分に小ぶりのヘアアクセサリーを添えるのもおすすめです。
全体をコテで波ウェーブや外ハネに巻いてから、ワックスで束感とツヤを出すのも良いでしょう。
アクティブながらもフォーマルな場にふさわしいスタイルになります。
ショートやボブは首元がすっきりするので、大ぶりのイヤリングやネックレスが映えるのも魅力です。
ヘアアクセサリーを効果的に使うことで、短い髪でも十分な華やかさを演出できます。
ミディアムヘアの万能アレンジ
ミディアムヘアは、ハーフアップにもアップスタイルにも対応できる万能な長さです。
自分でアレンジするなら、くるりんぱを使ったハーフアップがおすすめです。
耳より上の髪を取り、一度結んでからゴムの上に隙間を作り、毛束を上から通すだけで簡単にできます。
くるりんぱを数回繰り返したり、サイドの髪をねじってからくるりんぱに合流させたりと、少し工夫するだけで凝って見えます。
仕上げに毛先を巻けば、より華やかなハーフアップになります。
また、低い位置で髪をまとめるローポニーテールも、毛先を巻いたり、結び目に髪を巻き付けたりするだけで上品なスタイルになります。
結び目の少し上を軽く引き出してルーズ感を出すと、こなれた印象になります。
不器用さんでも挑戦しやすいのは、全体をゆるく巻いてから、サイドの髪をねじって後ろで留めるだけの簡単アレンジです。
留める位置やピンの種類を変えるだけで雰囲気を変えられます。
ミディアムヘアは髪の量によってはまとめるのが大変なこともありますが、事前に髪をブロッキングしておくと作業がスムーズに進みます。
ロングヘアの簡単アップスタイル＆ハーフアップ
ロングヘアはアレンジの幅が広いですが、自分でやるとなると複雑なものは難しく感じてしまうかもしれません。
簡単にできて華やかなアップスタイルなら、低めの位置で作るお団子やシニヨン風アレンジがおすすめです。
まず、髪を低い位置で一つに結びます。
結んだ毛束をねじりながら根元に巻き付け、ピンで固定するだけで簡単なお団子の完成です。
きっちりまとめすぎず、少し後れ毛を出したり、トップやサイドの髪を軽く引き出してルーズ感を出すと、今っぽい抜け感のあるスタイルになります。
華やかなハーフアップなら、サイドの髪を編み込みやロープ編みにして、後ろで一つにまとめるスタイルはいかがでしょうか。
編み込みが苦手な方は、二つの毛束をねじり合わせるロープ編みでも十分可愛く見えます。
まとめた部分に大きめのバレッタやヘアコームをつけると、後ろ姿がぐっと華やぎます。
また、全体を大きく波ウェーブに巻いてから、ハーフアップやお団子にすると、よりボリュームが出て華やかな印象になります。
ロングヘアは髪の重みで崩れやすいので、スタイリング剤やピンを上手に使ってしっかりと固定することが重要です。
不器用さんでも大丈夫！失敗しないセルフアレンジのコツ
「自分は不器用だから無理…」と諦めてしまう前に、ぜひ試してほしいコツがあります。
セルフヘアアレンジは、プロの技術を完璧に真似る必要はありません。
ちょっとした工夫や準備で、見違えるほど素敵なスタイルを作ることができます。
ここでは、不器用さんでも安心して挑戦できる、失敗しないための具体的なアドバイスをご紹介します。
これらのコツを押さえておけば、結婚式当日も落ち着いてヘアセットに臨めるはずです。
事前練習と動画活用法
セルフアレンジ成功の鍵は、何と言っても事前の練習です。
結婚式の数日前から、本番でやりたいアレンジを繰り返し練習しましょう。
特に、初めて挑戦するアレンジや、普段あまり使わないコテやアイロンを使う場合は、何度か練習しないと感覚がつかめません。
練習する際は、スマートフォンの動画撮影機能を活用するのがおすすめです。
自分の手元や後頭部など、普段見えない部分の動きを客観的に確認することができます。
どこでつまずいているのか、どうすればもっと綺麗にできるのかが分かりやすくなります。
練習は、本番と同じ時間帯や服装でやってみるのも良いでしょう。
実際にドレスを着るわけにはいきませんが、首元の開き具合やアクセサリーとのバランスをイメージしながら練習すると、より本番に近い感覚で取り組めます。
また、いきなり難しいアレンジに挑戦するのではなく、まずはくるりんぱや三つ編み、ねじり編みといった基本的なテクニックをマスターすることから始めましょう。
基本的な動きができるようになれば、それらを組み合わせることで様々なアレンジに応用できるようになります。
焦らず、楽しみながら練習に取り組むことが大切です。
ヘアアクセサリーで格上げする方法
自分でヘアセットをした場合でも、ヘアアクセサリーを上手に使うだけで、一気にプロが仕上げたかのような華やかさをプラスできます。
派手なテクニックを使わなくても、シンプルにまとめた髪に存在感のあるヘアアクセサリーを一つ加えるだけで、結婚式にふさわしい特別感を演出できます。
例えば、ハーフアップの結び目に大きめのバレッタやリボンをつける、お団子ヘアのサイドにパールのピンを散らす、編み込みの毛先にキラキラしたヘアゴムを使うなど、様々な方法があります。
ヘアアクセサリーを選ぶ際は、ドレスのデザインや色、会場の雰囲気に合わせることが重要です。
クラシカルな式場なら上品なパールやビジュー、ナチュラルな雰囲気ならドライフラワーやプリザーブドフラワーを使ったアクセサリーが似合います。
また、一つの大きなアクセサリーを使うか、小さなアクセサリーを複数組み合わせて使うかでも印象が変わります。
不器用さんには、挿すだけで決まるヘアコームや、カチューシャタイプがおすすめです。
事前にいくつか候補を用意しておき、練習の際に実際に合わせてみると、本番で迷わずに済みます。
アクセサリー一つで、セルフアレンジのクオリティをぐっと引き上げることができます。
キープ力アップの仕上げテクニック
せっかく綺麗にアレンジができても、結婚式中に崩れてしまっては残念ですよね。
自分でセットした髪型を長時間キープするためには、仕上げのテクニックが重要です。
まず、アレンジを作る前に、髪全体に軽くワックスやヘアオイルをなじませておくと、髪がまとまりやすくなり、アレンジしやすくなります。
特に後れ毛を出したい部分には、少量つけておくとツヤが出て綺麗に見えます。
アレンジが完成したら、ヘアスプレーを使ってスタイルを固定します。
スプレーは髪から20～30cmほど離して、髪全体に均一にかけるのがポイントです。
特に崩れやすい顔周りの髪や、まとめた毛束、巻き髪のカール部分にはしっかりとスプレーしましょう。
ただし、同じ場所に集中してかけすぎると、髪が固まりすぎて不自然になったり、白く粉を吹いたようになってしまったりするので注意が必要です。
湿気が多い日や雨の予報が出ている場合は、湿気対策用のスプレーを併用するのも効果的です。
また、ピンで固定する際は、隠したいピンは髪の内側に、見せたい飾りピンはバランスを見ながら丁寧に留めるようにしましょう。
これらの仕上げテクニックを駆使すれば、自分で作ったヘアスタイルも結婚式の間中、美しく保つことができます。
まとめ
結婚式のお呼ばれヘア、自分で挑戦するのは少し勇気がいるかもしれませんが、事前の準備と簡単なコツさえ押さえれば、誰でも素敵に仕上げることができます。
美容院の予約や費用を気にせず、自分のペースで納得のいくスタイルを作れるのは大きなメリットです。
この記事でご紹介したように、髪の長さ別に様々なアレンジアイデアがありますし、不器用さんでも失敗しないための練習方法や道具の選び方、そしてヘアアクセサリーやスタイリング剤を効果的に使うテクニックがあります。
大切なのは、難易度の高いアレンジに無理に挑戦するのではなく、自分のスキルレベルに合った簡単なアレンジから始めてみることです。
くるりんぱやねじり編み、簡単なまとめ髪など、基本的なテクニックをマスターすれば、それを応用して様々なスタイルを楽しめるようになります。
そして、ヘアアクセサリーを味方につけること。
これ一つで、シンプルなアレンジも一気に華やかになり、結婚式という特別な場にふさわしい装いになります。
ぜひこの記事を参考に、あなたらしい素敵なセルフヘアスタイルで、大切な方の結婚式を心ゆくまで楽しんでください。
自分でセットした髪型なら、きっと忘れられない思い出の一つになるはずです。
