素敵なドレスや着物に身を包んだら、次に悩むのがヘアスタイルですよね。
大切な友人や家族の晴れ舞台、結婚式にお呼ばれしたゲストとして、どんな髪型で祝福に駆けつけるかは、準備の中でも大きな楽しみの一つであり、同時に悩ましいポイントでもあります。
会場の雰囲気や自分の装いに合うのはもちろん、写真に映える華やかさも欲しいけれど、主役である花嫁さんより目立ってしまうのは避けたいもの。
さらに、自分でセットするのか、美容院にお願いするのかによっても、選べるスタイルは変わってきます。
この「結婚式ゲスト向け人気のヘアアレンジスタイル集」では、そんな様々な悩みに応えるべく、定番からトレンドまで、幅広い人気のヘアアレンジスタイルをご紹介します。
長さ別のおすすめや、セルフでできる簡単なアレンジのコツ、知っておきたいマナーや美容院でのオーダー方法まで、結婚式のお呼ばれヘアに関する情報を網羅していますので、ぜひ参考にして、自信を持って結婚式当日を迎えてください。
結婚式ゲストに人気の定番ヘアアレンジスタイル集
結婚式ゲストのヘアアレンジと聞いて、まず思い浮かべるのはどんなスタイルでしょうか。
やはり、フォーマルな場にふさわしい上品さや華やかさを兼ね備えたスタイルが人気を集めます。
定番とされるスタイルには、その時代ごとのトレンドを取り入れつつも、長く愛される理由があります。
それは、どんな年代の方にも似合いやすく、幅広いドレスや着物にも合わせやすい汎用性の高さがあるからです。
ここでは、そんな人気の定番スタイルの中から、特におすすめのアップスタイルとハーフアップに焦点を当ててご紹介します。
どちらも、ちょっとした工夫で個性を出したり、より洗練された印象にしたりすることが可能です。
どんなスタイルが良いか迷っているなら、まずはこれらの定番スタイルから検討してみるのがおすすめです。
フォーマルな場でのヘアスタイルは、全体の印象を大きく左右する要素の一つです。
TPOを意識しつつ、自分らしさも表現できるスタイルを見つけましょう。
上品で華やかなアップスタイル
アップスタイルは、結婚式ゲストのヘアアレンジとして最も格式高く、人気のあるスタイルの一つです。
首元やデコルテをすっきりと見せることで、着用するドレスやアクセサリーの美しさを引き立てる効果もあります。
特に、うなじがきれいに見えるシニヨンや夜会巻きは、大人の女性にふさわしい上品さと落ち着きを演出できます。
最近のトレンドとしては、かっちりしすぎない、少しルーズな質感を取り入れたアップスタイルが人気です。
例えば、後れ毛を少し残したり、編み込みやツイストを組み合わせて動きを出したりすることで、抜け感のある今どきのアップスタイルに仕上がります。
ただし、あまりにも崩しすぎるとだらしない印象を与えてしまう可能性もあるため、全体のバランスを見ながら調整することが重要です。
美容院でオーダーする際は、「お呼ばれですが、少し抜け感のあるアップスタイルにしたい」といった具体的なイメージを伝えるのがおすすめです。
また、和装の場合もアップスタイルが基本ですが、洋装とは異なり、よりコンパクトにまとめたり、面を意識したスタイルにしたりすることが多いです。
かんざしや和装に合うヘアアクセサリーをプラスすることで、さらに華やかさが増します。
どんなレングスにも合うハーフアップ
ハーフアップは、髪の上半分をまとめて下半分を下ろすスタイルで、アップスタイルほどかしこまりすぎず、ダウンスタイルよりもきちんと感が出せる万能なアレンジです。
ロングヘアはもちろん、ミディアムヘアやボブヘアでも十分に楽しむことができます。
ハーフアップの魅力は、そのバリエーションの豊富さにあります。
例えば、トップにボリュームを持たせたクラシカルなハーフアップや、サイドの髪を編み込んで後ろでまとめるフェミニンなスタイル、ツイストやくるりんぱを組み合わせたカジュアルすぎないおしゃれなハーフアップなど、様々なアレンジが可能です。
顔周りの髪を残すことで、小顔効果や柔らかな印象を与えることもできます。
また、ハーフアップはセルフアレンジもしやすいスタイルが多いのも嬉しいポイントです。
簡単なくるりんぱや三つ編みだけでも、ヘアアクセサリーをプラスすれば結婚式にふさわしい華やかさを演出できます。
ただし、髪を下ろしている部分が長い場合は、食事の際に邪魔にならないよう注意が必要です。
必要に応じて、簡単なピンで留めたり、食事中は肩にかけたりするなどの配慮があると良いでしょう。
美容院でオーダーする際は、「ハーフアップで、顔周りを少し残して柔らかい雰囲気にしたい」「編み込みを加えて華やかにしたい」など、具体的にイメージを伝えると、より理想に近いスタイルに仕上がります。
髪の長さ別！自分に似合うゲスト向けアレンジのヒント
結婚式ゲストのヘアアレンジを考えるとき、自分の髪の長さはスタイル選びの重要な要素です。
ロングヘアだからできるアレンジもあれば、ショートヘアだからこそ映えるアレンジもあります。
自分の髪の長さを活かしつつ、どのようにアレンジすれば結婚式という特別な日にふさわしい華やかさや上品さを演出できるのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、髪の長さ別に、おすすめのヘアアレンジのヒントをご紹介します。
短い髪でも諦めずに、おしゃれなゲストヘアを楽しむためのアイデアや、長い髪だからこそ挑戦できる多彩なスタイルまで、具体的なアレンジ方法やポイントを解説します。
自分の髪の長さを最大限に活かすことで、より魅力的な結婚式ゲストスタイルが完成します。
長さごとの特徴を理解し、自分にぴったりのアレンジを見つける参考にしてください。
ショート・ボブでも華やぐアレンジ
ショートヘアやボブヘアは、短いからアレンジの選択肢が少ないと思われがちですが、実は工夫次第で結婚式にふさわしい華やかなスタイルをたくさん楽しむことができます。
短い髪だからこそ、顔周りや襟足がすっきり見え、アクセサリーが映えるというメリットもあります。
例えば、全体をコテで巻いて動きを出し、サイドの髪をねじってピンで留めるだけでも、普段とは違う華やかな印象になります。
トップにボリュームを持たせたり、前髪をいつもと違う分け目にしたりするだけでも、雰囲気が変わります。
ショートやボブの場合、ヘアアクセサリーの選び方が特に重要になります。
大ぶりのバレッタや、パールピン、カチューシャなどを効果的に使うことで、簡単に結婚式仕様のスタイルに格上げできます。
また、耳周りの髪を編み込んだり、タイトにまとめて片方の耳にかけてイヤリングを見せたりするのもおしゃれです。
美容院でオーダーする際は、「ショートですが、結婚式なので華やかにしたい」「アクセサリーが映えるようにしたい」といった希望を伝え、美容師さんと相談しながらスタイルを決めるのがおすすめです。
プロの手にかかれば、想像以上に多彩なアレンジが可能です。
ミディアム・ロングの多彩なスタイル
ミディアムヘアやロングヘアは、アレンジの幅が非常に広く、様々なスタイルに挑戦できるのが魅力です。
アップスタイル、ハーフアップ、ダウンスタイルと、どんなベースのスタイルも楽しめます。
ミディアムヘアの場合、フルアップにするには少し長さが足りないこともありますが、襟足ギリギリでまとめるシニヨンや、編み込みを組み合わせたハーフアップなどが人気です。
ロングヘアの場合は、ボリューム感のある華やかなアップスタイルや、編みおろし、ポニーテールなど、多彩なアレンジが可能です。
最近のトレンドとしては、波ウェーブやミックス巻きで全体に柔らかな動きをつけたスタイルや、ローポニーテールに毛束を巻き付けたり、編み込みをプラスしたりした洗練されたスタイルが注目されています。
特にロングヘアの場合、髪の量が多いと重たい印象になりがちなので、アップにする際は毛先を散らしたり、後れ毛を残したりして軽さを出すと良いでしょう。
ダウンスタイルを選ぶ場合は、全体をしっかりと巻いて華やかさを出しつつ、片方のサイドを耳にかけてピンで留めるなど、崩れにくく上品に見える工夫が必要です。
美容院でオーダーする際は、「ロングヘアを活かした華やかなスタイルにしたい」「〇〇のような雰囲気のアップ（またはハーフアップ）にしたい」と具体的に写真などを見せて伝えるのが一番確実です。
セルフでもできる！簡単おしゃれなゲストヘアアレンジ
結婚式のヘアアレンジは、必ずしも美容院でプロにお願いしなければならないわけではありません。
最近は、自分で簡単にできて、しかも結婚式にふさわしいおしゃれなアレンジがたくさんあります。
ちょっとしたテクニックと、いくつかの便利アイテムを使えば、不器用さんでも驚くほど素敵なヘアスタイルに仕上げることが可能です。
セルフアレンジの最大のメリットは、時間や場所にとらわれずに、自分のペースで準備ができること、そして何よりも費用を抑えられることです。
もちろん、プロにお願いするような完璧な仕上がりを求めるのは難しいかもしれませんが、基本的なテクニックをマスターすれば、十分に自信を持って結婚式に参列できるクオリティのアレンジは可能です。
ここでは、セルフアレンジに挑戦したい方のために、不器用さんでもできる基本テクニックと、ヘアアクセサリーを使った簡単な格上げ術をご紹介します。
不器用さんでも挑戦できる基本テクニック
セルフアレンジに苦手意識がある方でも、まずは簡単な基本テクニックから始めてみましょう。
例えば、「くるりんぱ」や「三つ編み」、「ロープ編み（ツイスト）」などは、マスターしておくとアレンジの幅がぐっと広がるテクニックです。
くるりんぱは、結んだ毛束をゴムの結び目の上にできた隙間に通すだけの簡単なテクニックですが、これだけでこなれ感のあるアレンジができます。
ポニーテールやハーフアップの毛束をくるりんぱするだけでも、一気におしゃれな印象になります。
三つ編みやロープ編みは、サイドの髪を編み込んで後ろでまとめたり、毛先まで編んでアレンジのアクセントにしたりと、様々な使い方ができます。
これらの基本テクニックを組み合わせるだけでも、凝って見えるアレンジが可能です。
例えば、両サイドの髪をロープ編みして後ろで一つに結び、その毛束をくるりんぱするだけでも、上品なハーフアップが完成します。
また、アレンジ前に髪全体を軽く巻いておいたり、ワックスやバームを少量馴染ませておくと、髪がまとまりやすくなり、アレンジが崩れにくくなります。
練習する際は、鏡を見ながらゆっくりと、少しずつ毛束を取って行うのが成功の秘訣です。
ヘアアクセサリーで格上げするコツ
セルフアレンジの強い味方となるのが、ヘアアクセサリーです。
たとえ簡単なアレンジでも、素敵なヘアアクセサリーをプラスするだけで、一気に結婚式にふさわしい華やかで上品なスタイルに格上げすることができます。
結婚式ゲスト向けのヘアアクセサリーとしては、パールやビジューがあしらわれたバレッタ、ヘアピン、コーム、カチューシャなどが人気です。
最近は、ゴールドやシルバーのシンプルなデザインのものや、ドライフラワーを使ったナチュラルな雰囲気のものもトレンドです。
ヘアアクセサリーを選ぶ際は、ヘアアレンジのスタイルやドレス・着物の雰囲気に合わせることが大切です。
例えば、シンプルなシニヨンには、大きめのバレッタやコームをサイドや結び目の上に飾ると華やかになります。
ハーフアップには、結び目の上にパールのピンを複数散りばめたり、サイドにビジューのピンを留めたりするのがおすすめです。
ショートやボブの場合は、前髪を上げてカチューシャをつけたり、サイドにキラキラしたピンを複数並べて留めたりするだけでも、顔周りが明るくなり華やかな印象になります。
ただし、あまりにも大ぶりすぎるものや、生花や造花で花嫁さんのブーケと被るようなものは避けるのがマナーです。
控えめながらも上品な輝きを放つアクセサリーを選ぶと良いでしょう。
結婚式ゲストヘアアレンジのマナーと美容院でのオーダー方法
結婚式にお呼ばれした際、素敵なヘアアレンジで参加したい気持ちは大きいですが、同時に「これってマナー違反じゃないかな？」と不安になることもありますよね。
特に、主役である花嫁さんより目立ってしまうのは絶対に避けたいところです。
結婚式というフォーマルな場には、ゲストとしての服装や振る舞いと同様に、ヘアスタイルにも守るべきマナーがあります。
これらのマナーを知っておくことで、安心してヘアアレンジを楽しむことができます。
また、セルフアレンジが苦手な方や、特別なスタイルにしたい場合は、美容院でプロにお願いするのが一番です。
しかし、美容院でイメージ通りにオーダーするには、いくつかポイントがあります。
ここでは、結婚式ゲストとして知っておきたいヘアアレンジのマナーと、美容院で理想のスタイルを叶えるためのオーダー方法について詳しく解説します。
マナーを守りつつ、自分にぴったりの華やかなヘアスタイルで、大切な日を祝福しましょう。
ゲストとして知っておきたいヘアマナー
結婚式ゲストのヘアアレンジにおける最も基本的なマナーは、主役である花嫁さんよりも目立たないようにすることです。
具体的には、花嫁さんが着用する可能性のあるティアラや、生花（特にブーケに使われるような花）をそのまま髪飾りにするのは避けるべきとされています。
また、あまりにも派手すぎる色味のヘアカラーや、極端にボリュームのある盛り髪、カジュアルすぎるお団子ヘアやポニーテールなども、結婚式の雰囲気にはそぐわない場合があります。
清潔感があり、上品にまとまっていることが重要です。
髪を下ろしたダウンスタイルの場合は、顔にかかったり食事の際に邪魔になったりしないよう、片方のサイドを留めたり、全体を軽く巻いて華やかさを出しつつもきちんと感を出すなどの配慮が必要です。
また、お辞儀をする際に髪が顔にかかりすぎないように、前髪やサイドの髪をすっきりとさせるのもマナーの一つです。
結婚式の時間帯や会場の雰囲気（格式高いホテルか、カジュアルなレストランかなど）によっても、ふさわしいアレンジの度合いは変わってきます。
迷った場合は、少し控えめかな？と感じるくらいの上品なスタイルを選んでおくと安心です。
美容院で理想のスタイルを叶えるオーダー術
美容院で結婚式ゲストのヘアアレンジをお願いする際は、いくつか準備をしていくと、美容師さんにイメージが伝わりやすく、より理想に近いスタイルに仕上げてもらえます。
まず、最も効果的なのは、希望するヘアスタイルの写真や画像を見せることです。
雑誌の切り抜きやスマートフォンの画像など、具体的なイメージがあると、美容師さんも仕上がりを想像しやすくなります。
複数の角度からの写真があると、より正確に伝わります。
次に、着用するドレスや着物の写真、アクセサリーの写真なども持っていくと、全体のバランスを考慮したアレンジを提案してもらいやすくなります。
また、自分の髪の長さや量、髪質（硬い、柔らかい、癖があるなど）の特徴や、普段気になっていること（崩れやすい、ボリュームが出にくいなど）を伝えておくことも重要です。
さらに、「上品な雰囲気にしたい」「華やかにしたいけれど、派手すぎるのは避けたい」「写真を撮るときに映えるようにしたい」など、具体的な要望や、避けたいイメージがあれば遠慮なく伝えましょう。
施術時間や料金についても事前に確認しておくと安心です。
予約時に結婚式ゲストのヘアセットであることを伝え、所要時間や料金を確認しておきましょう。
これらの準備をしておくことで、美容院でのオーダーがスムーズに進み、結婚式当日に自信を持って楽しめるヘアスタイルが手に入ります。
まとめ
結婚式ゲストのヘアアレンジは、お祝いの気持ちを表す大切な準備の一つです。
上品さ、華やかさ、そしてマナーを意識しながら、自分に似合う素敵なスタイルを見つけるのは、きっと楽しい時間になるはずです。
アップスタイルやハーフアップといった定番スタイルは、幅広いシーンや装いに対応できるため、まずはこれらの基本を押さえておくと良いでしょう。
髪の長さによって似合うアレンジは異なりますが、ショートやボブでも華やかに見せる方法はたくさんありますし、ミディアムやロングならさらに多彩なアレンジが楽しめます。
セルフアレンジに挑戦する際は、くるりんぱや編み込みといった基本テクニックをマスターし、ヘアアクセサリーを上手に活用することで、プロ級の仕上がりを目指すことも可能です。
また、結婚式というフォーマルな場にふさわしいヘアマナーを知っておくことは、ゲストとしての品格を示す上で非常に重要です。
花嫁さんより目立たないこと、清潔感があることなどを意識してスタイルを選びましょう。
美容院でオーダーする際は、写真や具体的なイメージを伝えることが成功の鍵となります。
この記事でご紹介した様々なスタイルやヒントを参考に、ぜひあなたにとって最高の結婚式ゲスト
