結婚式の二次会は、披露宴とは少し雰囲気を変えて、よりゲストとの距離が近く、アットホームな時間を楽しむ場です。
そんな特別な一日を締めくくる二次会だからこそ、ヘアスタイルも華やかにチェンジして、主役として輝きたいですよね。
でも、「どんなアレンジが良いの?」「披露宴からどう変えたらいい?」「自分でできるかな?」と悩む花嫁さんも多いはず。
この記事では、二次会向けの華やかな結婚式ヘアアレンジ術を、長さ別やセルフでのコツまで詳しくご紹介します。
美容師さんの視点や、実際に二次会で花嫁さんが輝くための秘訣を交えながら、あなたの二次会を彩る最高のヘアスタイルを見つけるお手伝いをします。
二次会だからこそ楽しむ!結婚式ヘアアレンジの華やかポイント
結婚式の二次会は、格式張った披露宴とは異なり、より自由で楽しい雰囲気の中で行われることが多いですよね。
だからこそ、ヘアスタイルも少し冒険したり、個性をプラスしたりする絶好のチャンスです。
二次会ならではの華やかさを演出するためのポイントはいくつかあります。
まず、会場の雰囲気や二次会のテーマに合わせることが大切です。
カジュアルなレストランウェディングならナチュラルな華やかさ、ホテルや専門式場なら少しフォーマル感を残しつつも遊び心を加えるなど、場所に馴染むアレンジを選ぶとより一層魅力が引き立ちます。
主役感を演出する二次会ヘアアレンジの選び方
二次会でも変わらず主役はあなたです。
ゲストの視線を集め、写真にも美しく映えるヘアアレンジを選びましょう。
主役感を出すためには、ただ派手にするのではなく、あなたの顔立ちやドレス、そしてなりたいイメージに合わせたバランスが重要になります。
例えば、顔周りに動きのあるカールを加えたり、サイドにボリュームを持たせたアップスタイルにしたりすることで、顔が明るく見え、華やかな印象になります。
また、ヘアアクセサリーの使い方も鍵を握ります。
披露宴ではティアラや生花を選んだ方も、二次会ではヘッドドレスやキラキラしたピン、ドライフラワーなど、少しカジュアルダウンしつつも存在感のあるアイテムを取り入れると、おしゃれな主役感を演出できます。
大切なのは、自分自身が一番輝ける、そして心から楽しめるスタイルを選ぶことです。
事前にいくつかのスタイルを試したり、美容師さんと相談したりして、納得のいくアレンジを見つけてください。
披露宴からのチェンジで二次会映えを狙う
披露宴から二次会へ移動する場合、ヘアスタイルをチェンジする花嫁さんが多いですよね。
このチェンジで二次会映えを狙うのが賢い方法です。
披露宴でかっちりとしたアップスタイルだったなら、二次会では少し崩したルーズなアップや、思い切ってダウンスタイルにするなど、ギャップを作ることでゲストを驚かせ、新鮮な印象を与えることができます。
例えば、披露宴でタイトにまとめたシニヨンを、二次会ではサイドや襟足の毛束を引き出してルーズにしたり、編み込みを加えて動きを出したりするだけで、一気に柔らかく華やかな雰囲気に変わります。
また、披露宴が洋装で二次会が和装という場合も、ヘアスタイルを大きく変えることで、それぞれの衣装の魅力を最大限に引き出すことができます。
チェンジの時間や場所も考慮して、手早く印象を変えられるアレンジを美容師さんと相談しておくのがおすすめです。
ヘアアクセサリーを変えるだけでも、ぐっと二次会らしい華やかさが増しますよ。
二次会会場の雰囲気に合わせたヘアスタイルのコツ
二次会会場の雰囲気は、ヘアスタイル選びにおいて非常に重要な要素です。
会場の持つテイストや広さ、照明などを考慮することで、より魅力的なヘアスタイルに仕上がります。
例えば、天井が高く広々とした会場や、クラシカルな雰囲気の会場であれば、ボリュームのあるアップスタイルや、長い髪を活かしたエレガントなダウンスタイルが映えます。
逆に、アットホームなカフェやレストランなど、比較的コンパクトな空間であれば、作り込みすぎないナチュラルなアレンジや、顔周りをすっきりとさせたハーフアップなどが馴染みやすく、親しみやすい印象になります。
また、夜景が見える会場や照明が落とし気味の会場では、キラキラしたヘアアクセサリーやパールなど、光を反射して輝くアイテムを取り入れると、より華やかさが際立ちます。
会場の写真を事前に美容師さんに見せて相談すると、より的確なアドバイスをもらえるでしょう。
会場の雰囲気に溶け込みつつも、主役として輝くバランスを見つけるのがポイントです。
長さ別 二次会で差がつく華やかヘアアレンジ集
髪の長さによってできるアレンジは様々ですが、どの長さでも二次会にぴったりの華やかで可愛い、またはエレガントなスタイルはたくさんあります。
ここでは、髪の長さ別に、二次会で周りと差がつくような、少し工夫を凝らした華やかヘアアレンジをご紹介します。
自分の髪の長さに合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
長さが短いからといって諦める必要はありません。
アクセサリーの使い方やスタイリング剤の選び方次第で、驚くほど華やかな印象にすることができますし、長い髪ならその長さを最大限に活かした動きのあるアレンジや、編み込みなどを駆使した複雑なスタイルも可能です。
それぞれの長さの特性を理解し、それを強みに変えるアレンジを選びましょう。
ショート・ボブでも諦めない!華やかアレンジ
「ショートやボブだから二次会アレンジは限られる…」と思っていませんか?実は、短い髪でも華やかさを演出する方法はたくさんあります。
ショートやボブの場合、全体のシルエットを大きく変えるのは難しいですが、表面の毛束の動きや質感、そしてアクセサリーの選び方で驚くほど印象を変えることができます。
例えば、全体をコテで軽く巻き、ワックスやバームで束感を出すだけでも、動きが出て一気に華やかな雰囲気になります。
前髪を普段と違う分け目にしたり、かき上げバングにしたりするのも効果的です。
また、サイドの髪をねじって耳にかけ、そこに大ぶりのイヤリングやピアスを合わせるだけでも顔周りが華やぎます。
さらに、ショートやボブこそヘアアクセサリーが映える長さです。
カチューシャのように使えるヘッドドレスや、サイドに付けるビジューやパールのピン、小ぶりの生花やドライフラワーなどをバランス良く配置することで、ぐっと二次会らしい特別感を出すことができます。
タイトにジェルでまとめてモードな雰囲気にしたり、逆にふんわりとさせて可愛らしくしたりと、スタイリング次第で様々な表情を楽しめるのがショート・ボブアレンジの魅力です。
諦めずに、美容師さんと相談しながら最適なアレンジを見つけてください。
ミディアムヘアで叶える多彩な二次会スタイル
ミディアムヘアは、アップスタイル、ハーフアップ、ダウンスタイルと、幅広いアレンジが可能な万能な長さです。
二次会でも多彩なスタイルを楽しむことができます。
例えば、全体をしっかりと巻いてから、低めの位置でルーズにまとめたシニヨンは、大人っぽくエレガントな雰囲気を演出しつつ、後れ毛で抜け感を出すことで二次会らしい親しみやすさもプラスできます。
編み込みやツイストを組み合わせたハーフアップも、ミディアムヘアなら程よいボリューム感が出しやすく、華やかでありながらも顔周りがすっきりとして見えます。
特に人気なのは、波ウェーブやミックス巻きでベースを作り、毛先を散らしたダウンスタイルです。
これにキラキラしたヘアピンや小ぶりのヘッドドレスをサイドやバックに付けるだけで、シンプルながらも動きのある華やかなスタイルになります。
また、ミディアムヘアはアクセサリーとのバランスも取りやすい長さです。
大ぶりのヘッドドレスから小ぶりのピンまで、様々なアイテムを試してみて、一番しっくりくる組み合わせを見つけてください。
二次会では、披露宴よりも少し崩したり、動きをつけたりすることで、抜け感のある今っぽい華やかさを演出できます。
ロングヘアを活かした優雅な二次会アレンジ
ロングヘアは、その長さを活かしたアレンジのバリエーションが最も豊富です。
二次会では、普段はなかなかできないような、ドラマティックで優雅なヘアスタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。
例えば、全体を大きなカールで巻き、サイドに寄せたポニーテールや、片側に流したダウンスタイルは、歩くたびに揺れる髪が美しく、優雅な雰囲気を醸し出します。
編み込みを駆使した複雑なアップスタイルも、ロングヘアならではの豪華さが出ます。
特に、後頭部にボリュームを持たせたふんわりとしたアップスタイルは、どの角度から見ても美しく、写真映えも抜群です。
また、ロングヘアを活かしたハーフアップも人気です。
顔周りはすっきりとさせつつ、バックに大きな編み込みやリボンなどを加えることで、バックスタイルに華やかさを持たせることができます。
ロングヘアの場合、髪の量が多いと重たい印象になりがちなので、表面の毛束を引き出してルーズにしたり、後れ毛を計算して出すことで、軽やかさと抜け感をプラスするのがポイントです。
ヘアアクセサリーも、ロングヘアのボリュームに負けない存在感のあるものを選ぶとバランスが良くなります。
生花やドライフラワーをたっぷり使ったり、長めのリボンを編み込んだりするのも素敵です。
セルフでも簡単!二次会ヘアアレンジを格上げするテクニック
二次会のヘアアレンジを自分で挑戦したい、という方もいるかもしれません。
プロにお願いするような完璧な仕上がりを目指すのは難しいかもしれませんが、ちょっとしたテクニックを知っていれば、セルフでも十分華やかで崩れにくいアレンジを作ることができます。
ここでは、セルフアレンジでもプロ級に見せるためのベースの作り方から、アクセサリーの選び方、そして崩れにくく仕上げるコツまで、具体的なテクニックをご紹介します。
事前に練習したり、動画を見ながら試したりすることで、本番で自信を持ってアレンジできるようになりますよ。
大切なのは、焦らず、丁寧に作業を進めることです。
自分でできる!プロ級に見せるベースの作り方
セルフアレンジでプロ級の仕上がりを目指すには、アレンジ前のベース作りが非常に重要です。
まず、髪全体をしっかりとブラッシングして絡まりを取り、扱いやすい状態にします。
次に、カールアイロンやストレートアイロンを使って、髪全体に軽くウェーブやカールをつけます。
この時の巻きすぎない「ゆる巻き」が、今っぽいルーズなアレンジを作る鍵です。
特に、アップスタイルや編み込みをする場合でも、ベースに動きをつけておくと、毛束を引き出した時に立体感が出て、こなれた印象になります。
髪がぺたんとしやすい方は、スタイリング剤を使う前に根元をコテで立ち上げたり、ドライヤーでボリュームを出したりしておくと良いでしょう。
また、髪が滑りやすい方は、軽くワックスやヘアミルクを馴染ませておくと、毛束がまとめやすくなります。
ベース作りを丁寧に行うことで、その後のアレンジが格段にしやすくなり、仕上がりも美しくなります。
時間がない場合でも、顔周りや表面の髪だけでも巻いておくと、ぐっと華やかな印象になります。
華やかさをプラスするヘアアクセサリーの選び方と付け方
セルフアレンジでも簡単に華やかさを出すには、ヘアアクセサリーの力を借りるのが一番です。
二次会向けのアクセサリーは、披露宴よりも少しカジュアルで遊び心のあるものを選ぶのがおすすめです。
例えば、ビジューやパールがあしらわれたヘアピンを複数散りばめたり、リボンやチュール、ドライフラワーを使ったヘッドドレスを付けたりするだけで、一気に華やかさが増します。
アクセサリーを選ぶ際は、ドレスのデザインや会場の雰囲気に合わせることを意識しましょう。
シンプルで上品なドレスなら、少し大ぶりで存在感のあるアクセサリーをポイントに。
華やかなデザインのドレスなら、繊細なピンや小ぶりの生花などでバランスを取るのが良いでしょう。
アクセサリーの付け方も重要です。
ただ乗せるだけでなく、アレンジした毛束の中にしっかりと固定することで、動いても落ちにくく、自然な仕上がりになります。
例えば、ピンで固定する場合は、地肌に対して垂直に一度差し込み、次に角度を変えて毛束をすくうように差し込む「アメリカピンの留め方」をすると、しっかりと固定できます。
サイドやバックなど、写真に映りやすい位置にバランス良く配置するのもポイントです。
崩れにくい!二次会ヘアをキープする仕上げのコツ
せっかく可愛くアレンジしても、二次会中に崩れてしまっては残念ですよね。
セルフアレンジでも崩れにくいように仕上げるには、いくつかのコツがあります。
まず、アレンジの最後に全体にハードタイプのヘアスプレーをかけます。
この時、髪から少し離して全体に均一にかけるのがポイントです。
近くから集中してかけると、一部だけ固まって不自然になったり、白く粉を吹いたりすることがあります。
特に、顔周りの後れ毛や、編み込みの崩れやすい部分は、指先にスプレーを少量つけてから毛先を整えるようにすると、カチカチにならず自然な仕上がりでキープできます。
また、アレンジ中にアメピンやUピンをしっかりと使うことも重要です。
ピンは目立たないように、髪の内側に隠すように留めます。
特にアップスタイルでは、毛束を固定する際に複数のピンを使ってクロスさせるように留めると、より強度が増します。
二次会中は飲食や歓談で動くことも多いので、少し強めにスプレーで固めておくと安心です。
万が一崩れてしまった時のために、予備のピンやスプレーをポーチに入れておくと、いざという時に役立ちます。
まとめ
結婚式の二次会は、一生に一度の特別な日を締めくくる大切な時間です。
この時間を最高の自分で迎えるために、ヘアアレンジは非常に重要な役割を果たします。
披露宴とは少し雰囲気を変えて、会場の雰囲気やドレス、そしてあなたの個性に合わせて、華やかでありながらも肩の力の抜けた二次会らしいスタイルを選びましょう。
ショートやボブでも、ミディアムやロングでも、それぞれの長さを活かした魅力的なアレンジはたくさんあります。
大切なのは、自分自身が一番輝ける、心から楽しめるヘアスタイルを見つけることです。
美容師さんと相談したり、この記事でご紹介したセルフアレンジのテクニックを参考にしたりしながら、理想の二次会ヘアを実現させてください。
華やかなヘアアレンジで、笑顔あふれる素敵な二次会を過ごしてくださいね。
あなたの二次会が、忘れられない素晴らしい一日となることを願っています。