結婚式の二次会、せっかくのお祝いの席には、会場の雰囲気に合わせた華やかで素敵なヘアアレンジで参加したいですよね。
でも、披露宴から二次会への移動中に自分で手早く済ませたい、美容院に行く時間がない、費用を抑えたいなど、様々な事情がある方もいらっしゃるかと思います。
そんな時に役立つのが、自分で簡単にできて、しかもプロが仕上げたように見える華やかな二次会ヘアアレンジ術です。
この一つ一つのテクニックをマスターすれば、どんな長さの髪でも、短時間でおしゃれなスタイルに変身させることができます。
今回は、そんな二次会向けの簡単&華やかな結婚式ヘアアレンジ術について、具体的な方法や準備、さらに崩れないための秘訣まで、詳しくご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、あなたの二次会スタイルを最高に輝かせてくださいね。
二次会ヘアアレンジの基本「簡単なのに華やか」を叶える考え方
結婚式の二次会は、披露宴よりも少しカジュアルな雰囲気で行われることが多いですが、やはりお祝いの場にふさわしい華やかさは大切にしたいものです。
しかし、限られた時間や場所で自分でアレンジをするとなると、「簡単さ」も譲れないポイントになりますよね。
この「簡単さ」と「華やかさ」を両立させるためには、いくつかの基本的な考え方を知っておくことが重要です。
まず、華やかさを出すためには、髪全体をピシッとまとめすぎず、適度な「ゆるふわ感」や「動き」を意識することがポイントです。
例えば、トップやサイドの髪を少し引き出してルーズなニュアンスを出したり、毛先を軽く巻いて動きをつけたりするだけでも、一気に華やかな印象になります。
また、編み込みやツイストなどのテクニックを取り入れる場合も、最初から複雑なものに挑戦するのではなく、基本の三つ編みや二つ編み、ロープ編みなどを組み合わせることから始めてみましょう。
これらの基本的な編み方でも、角度や引き出し方を変えるだけで、様々な印象のアレンジが可能です。
さらに、アレンジの土台となる髪のコンディションも非常に重要です。
パサつきや広がりを抑え、適度なまとまりとツヤのある髪は、どんなアレンジも美しく見せてくれます。
アレンジ前に軽くヘアオイルやバームなどを馴染ませておくと、髪が扱いやすくなり、まとまり感やツヤが出やすくなります。
このように、難しいテクニックに頼るのではなく、基本的なスタイリング剤の使い方や、髪の引き出し方、毛先の動きのつけ方といったちょっとした工夫で、「簡単なのに華やか」なヘアアレンジは十分に実現できるのです。
二次会という特別な場だからこそ、気負いすぎず、でも手を抜かずに、自分らしい華やかさを表現できるアレンジを目指しましょう。
「簡単なのに華やか」を叶える二次会アレンジの考え方
二次会という特別な場でのヘアアレンジは、披露宴ほどかっちりしすぎず、でも普段着の延長線上でもない、絶妙なバランスが求められます。
ここで大切なのは、「どこに華やかさのポイントを作るか」をあらかじめ決めておくことです。
例えば、顔周りに後れ毛を残して巻くことで柔らかな印象と動きをプラスしたり、トップをふんわりさせて高さを出すことでスタイルアップ効果と華やかさを両立させたりする方法があります。
また、アレンジの土台となるベースの巻き方も重要です。
全体をしっかり巻きすぎると時間がかかりますし、崩れやすくなることもあります。
むしろ、毛先だけを軽く内巻きか外巻きにするだけでも十分な動きが出ます。
さらに、顔周りや表面の髪だけを丁寧に巻くことで、全体の印象がぐっと華やかになります。
忙しい二次会前でも、「巻くのは顔周りと表面、そして毛先だけ」と決めておけば、時短にもなり、簡単に華やかさをプラスできます。
また、編み込みやツイストを取り入れる場合も、毛先まで全て編み込むのではなく、耳上から襟足までなど、部分的に取り入れるだけでも十分なアクセントになります。
編み終わった後に毛束を少しずつ引き出して「ほぐす」工程は、簡単なのにこなれ感と華やかさをプラスできる重要なテクニックです。
この「ほぐし」具合で、ナチュラルにも、よりゴージャスにも印象を調整できます。
難しいプロの技を真似しようとするよりも、自分が普段からやり慣れている簡単なテクニックを応用し、そこに少しだけ「華やかさ」を足す工夫を取り入れるのが成功の秘訣と言えるでしょう。
事前に準備しておきたい便利アイテム
二次会でのセルフヘアアレンジを成功させるためには、事前の準備が非常に重要です。
特に、限られた時間の中で手際よく、そして崩れにくいアレンジを完成させるためには、いくつかの便利アイテムを揃えておくことを強くおすすめします。
まず、アレンジの基本となるのが、髪をまとめるためのヘアゴムやピンです。
細めのシリコンゴムは、髪色に近いものを選べば目立ちにくく、繊細なアレンジにも使いやすいです。
アメピンやUピンは、留めたい部分や毛量に合わせてサイズや形状を使い分けると良いでしょう。
特に、アレンジの土台をしっかりと固定する際には、アメピンを複数本クロスさせて留める「X留め」というテクニックが効果的です。
次に、アレンジの華やかさをぐっと引き上げてくれるヘアアクセサリーは欠かせません。
パールピン、ゴールドピン、ビジュー付きのバレッタ、リボン、生花や造花など、ドレスや会場の雰囲気に合わせて選びましょう。
シンプルなアレンジでも、存在感のあるヘアアクセサリーを一つ加えるだけで、一気に華やかな二次会スタイルが完成します。
また、ヘアアレンジ用のスタイリング剤も重要です。
ベースに使うヘアオイルやバームは、髪のまとまりやツヤを出し、アレンジをしやすくしてくれます。
仕上げに使うヘアスプレーは、アレンジのキープ力を高め、崩れを防ぐために必須のアイテムです。
特に、二次会は飲食や歓談で動き回ることが多いため、湿気や動きに強いハードタイプのスプレーを部分的に使うと、長時間美しいスタイルを保つことができます。
さらに、細かい毛束を引き出したり、後れ毛を調整したりする際には、先の細いテールコームやダッカールがあると便利です。
これらのアイテムを事前に準備し、二次会会場へ持参するバッグにまとめておけば、いざという時にも慌てずにスムーズにヘアアレンジを進めることができるでしょう。
失敗しない!セルフアレンジの練習方法
「自分でヘアアレンジをするのは苦手…」「ぶきっちょだから心配…」そんな風に思っている方も大丈夫です。
セルフヘアアレンジは、ぶっつけ本番ではなく、事前に何度か練習を重ねることで、格段に成功率が上がります。
失敗しないための効果的な練習方法をご紹介します。
まず、鏡を複数枚用意して、自分の後頭部や側頭部がしっかりと見える環境を整えましょう。
三面鏡があれば理想的ですが、手鏡を使いながら大きな鏡で全体を確認するだけでも十分です。
自分の髪を様々な角度から見ながら練習することで、どこがどうなっているのかを正確に把握できるようになります。
次に、いきなり難しいアレンジに挑戦するのではなく、基本的なテクニックからマスターしていくのがおすすめです。
例えば、ゴムで一つに結ぶ、くるりんぱをする、三つ編みをする、ツイスト(ロープ編み)をするなど、一つ一つの動作を丁寧に行う練習を繰り返しましょう。
それぞれの動作がスムーズにできるようになれば、それらを組み合わせることで自然と複雑なアレンジにも対応できるようになります。
また、練習する際には、本番と同じようにスタイリング剤を少量使ってみることも大切です。
オイルやバームを馴染ませた髪と何もつけていない髪とでは、扱いやすさが全く異なります。
本番に近い状態で練習することで、スタイリング剤の適量や、髪のまとまり具合などを把握できます。
さらに、アレンジの工程を細かく分けて練習するのも効果的です。
例えば、アップスタイルなら「土台となるポニーテールを作る」「毛先をねじりながら巻きつける」「ピンで固定する」といったように、ステップごとに区切って練習することで、どこで失敗しやすいのか、どうすればうまくいくのかが見えてきます。
そして何より大切なのは、「失敗しても気にしないこと」です。
最初はうまくいかなくても当たり前。
何度も繰り返すうちに、手の動きが慣れてきて、自然とコツを掴めるようになります。
動画サイトなどでセルフアレンジのチュートリアル動画を見ながら、一時停止や巻き戻しをしながら真似てみるのも非常に参考になります。
二次会当日、自信を持ってアレンジに臨めるように、ぜひ早めに練習を始めてみてください。
長さ別!二次会向けセルフヘアアレンジ
髪の長さによって、できるヘアアレンジの種類や難易度は変わってきます。
ショートやボブの方は「アレンジの幅が狭いのでは?」と思いがちですが、実は短い髪だからこそ似合う、簡単なのに華やかなアレンジがたくさんあります。
ミディアムヘアの方は、ハーフアップや低めのポニーテールなど、比較的アレンジしやすい長さと言えるでしょう。
そしてロングヘアの方は、アップスタイルや編み込みなど、様々なスタイルに挑戦できますが、毛量が多いとまとめるのが大変だったり、崩れやすかったりといった悩みもあるかもしれません。
ここでは、それぞれの髪の長さに合わせた、二次会におすすめのセルフヘアアレンジをご紹介します。
それぞれの長さに合わせたアレンジのポイントや、簡単に見えて実は華やかなテクニックを具体的に解説していきますので、ご自身の髪の長さに合わせて参考にしてみてください。
短い髪でも、長い髪でも、二次会という特別な日にぴったりの、簡単で華やかなアレンジがきっと見つかるはずです。
ヘアアクセサリーの選び方や、アレンジ前の準備など、長さに関わらず共通するポイントも踏まえながら、あなたの髪の長さを最大限に活かせるアレンジを見つけましょう。
ショート・ボブさん向け簡単アレンジ
ショートヘアやボブヘアの方は、髪全体をアップにするのは難しくても、部分的なアレンジやスタイリングで華やかさを出すことができます。
ショート・ボブさんにおすすめなのは、顔周りのアレンジと、ヘアアクセサリーの活用です。
まず、髪全体をコテやアイロンで軽く巻いて、動きとボリュームを出しましょう。
内巻きと外巻きをランダムにミックスするだけで、こなれたニュアンスが生まれます。
特に、顔周りの毛束を外巻きにすると、華やかで明るい印象になります。
次に、耳にかける側のサイドの髪をねじったり、軽く編み込んだりしてピンで留めるだけでも、顔周りがすっきりして上品な印象になります。
この時、ねじった毛束や編み込みを少しだけ引き出すと、より自然で柔らかい雰囲気になります。
そして、ショート・ボブさんのアレンジで最も効果的なのが、ヘアアクセサリーの活用です。
耳元に存在感のあるイヤリングやピアスを合わせるのも素敵ですが、髪飾り自体をアクセントにするのもおすすめです。
例えば、片側の耳上にパールピンやビジューピンを複数本重ねて留めたり、小ぶりなバレッタやクリップをサイドに飾ったりするだけで、簡単に二次会らしい華やかさをプラスできます。
前髪がある方は、前髪を軽く巻いて流したり、センター分けにして両サイドにピンを留めたりするアレンジも可愛らしいです。
前髪を思い切ってアップにしてポンパドール風にすると、顔が明るく見え、すっきりとした印象になります。
ショートやボブだからといってアレンジを諦める必要はありません。
ちょっとした工夫とヘアアクセサリーで、周りと差がつく素敵な二次会スタイルを完成させましょう。
ミディアムさん向け華やかアレンジ
ミディアムヘアは、アップスタイルもハーフアップも楽しめる、アレンジの幅が広い長さです。
二次会では、簡単なのに華やかに見えるハーフアップや、低めの位置でまとめるアップスタイルがおすすめです。
まず、ハーフアップの場合、髪全体を軽く巻いておくと、より華やかな仕上がりになります。
耳上の髪を取り、後ろで一つに結ぶ基本的なハーフアップでも、結び目の上に穴を開けて毛束を通す「くるりんぱ」を取り入れるだけで、一気にこなれ感が出ます。
くるりんぱした毛束を二つに分けて左右に引っ張ると、結び目が引き締まり、形が整います。
さらに、くるりんぱした部分や、その下の髪を少しずつ引き出してルーズなニュアンスを加えることで、より柔らかく華やかな印象になります。
結び目にリボンやシュシュをつけたり、サイドにパールピンを散らしたりするのもおすすめです。
アップスタイルに挑戦したい場合は、襟足に近い低めの位置でまとめるシニヨンが簡単で上品に見えます。
まず、髪全体を一つにまとめて低めのポニーテールを作ります。
毛先をねじりながら結び目に巻きつけ、ピンで固定すれば基本的なシニヨンが完成です。
この時、毛先を全てしまい込まずに、あえて少し残して遊ばせるのもおしゃれです。
また、ポニーテールを作る前にサイドの髪をねじったり編み込んだりして、それを結び目に巻きつけるように加えると、さらに凝った印象になります。
シニヨンの周りに沿ってパールピンやビジューを散りばめると、後頭部が華やかになり、どの角度から見ても素敵なスタイルになります。
ミディアムヘアの長さなら、毛量も比較的扱いやすく、セルフアレンジでもバランスを取りやすいのがメリットです。
様々なアレンジを試してみて、自分に一番似合うスタイルを見つけてください。
ロングさん向け上品アレンジ
ロングヘアは、アップスタイルや編み込みアレンジなど、華やかさを最大限に引き出せるスタイルが豊富です。
二次会では、エレガントなアップスタイルや、顔周りをすっきりと見せる編み込みアレンジがおすすめです。
まず、定番ですが人気の高いのが、低めの位置でまとめるシニヨンです。
先ほどのミディアムさん向けシニヨンと同様に、低めのポニーテールを作り、毛束をねじったり編み込んだりしながら結び目に巻きつけてピンで固定します。
ロングヘアの場合、毛量が多いと崩れやすいため、ポニーテールを作る際にしっかりと結ぶこと、そしてピンをしっかりと複数本使って固定することが重要です。
毛束を巻きつける際に、少しずつ毛束を引き出しながらルーズ感を出すと、より柔らかく上品な印象になります。
また、高い位置でまとめるアップスタイルも華やかですが、セルフで綺麗に仕上げるのは少し難易度が高いかもしれません。
もし高い位置でまとめたい場合は、土台となるポニーテールをしっかりと作り、毛先を逆毛立ててボリュームを出すと、崩れにくくふんわりとした仕上がりになります。
編み込みアレンジもロングヘアならではの華やかさを演出できます。
例えば、サイドから襟足に向かって編み込みをしていき、残りの髪と一緒に低めの位置でまとめるスタイルは、顔周りがすっきりして上品に見えます。
編み込みが苦手な方でも、三つ編みや四つ編みを複数本作り、それを組み合わせるだけでも、編み込み風の華やかなアレンジが完成します。
作った編み込みやまとめた毛束に、パールピンや小ぶりな花飾りを散りばめると、さらに特別感のあるスタイルになります。
ロングヘアの方は、髪の重みで崩れやすいという特徴もあるため、アレンジ前のベース作りや、仕上げのスタイリング剤の使い方が特に重要になります。
次に解説する崩れないためのコツもぜひ参考にしてください。
短時間でできる!簡単なのに高見え二次会アレンジ
二次会まであまり時間がない!そんな時でも大丈夫。
簡単で時短なのに、まるで美容院でセットしてもらったかのように見える「高見え」するヘアアレンジ術をご紹介します。
これらのアレンジは、難しいテクニックは一切不要。
ちょっとした工夫や、使うアイテムを工夫するだけで、驚くほど華やかで洗練されたスタイルが完成します。
ここでは、具体的な時短アレンジの方法をいくつかピックアップしてご紹介します。
どの方法も、慣れれば10分以内、早いものなら5分程度で完成させることが可能です。
二次会会場への移動中に、お手洗いなどでサッとアレンジを済ませたいという方にもぴったりの内容です。
時間がないからといって、手を抜いたように見えない、しっかりとお祝いの気持ちが伝わるような華やかなスタイルを目指しましょう。
使うアイテムも最小限で済むものばかりなので、荷物を減らしたい方にもおすすめです。
5分で完成!時短ポニーテールアレンジ
「たった5分で二次会仕様のヘアアレンジができるの?」と思うかもしれませんが、実は可能です。
その鍵となるのが、定番のポニーテールを少しだけアレンジするテクニックです。
ただ一つに結ぶだけでは普段着のように見えてしまいますが、ちょっとした工夫を加えるだけで、驚くほど華やかで高見えするスタイルに変わります。
まず、髪全体をブラッシングして絡まりを取り、適量のヘアオイルやバームを馴染ませておきます。
これにより、髪にまとまりが出てツヤが増し、アレンジしやすくなります。
次に、手ぐしでざっくりと髪をまとめ、お好みの高さでゴムで結びます。
この時、顔周りに後れ毛を少量残しておくと、ルーズで柔らかな印象になります。
結び終わったら、結び目から上の部分の髪を少しずつ引き出して、頭の形に沿うように丸みを持たせます。
特に、トップの部分をふんわりさせると、全体のバランスが良くなり、華やかさが増します。
この「引き出し」の工程が、簡単なのにこなれて見える重要なポイントです。
さらに、結んだ毛束の一部(細い毛束でOK)を結び目に巻きつけ、ピンで固定することで、ゴムを隠すことができます。
これだけで、ぐっと洗練された印象になります。
最後に、残しておいた後れ毛を軽く巻いたり、毛先をコテでワンカールさせたりすると、さらに動きが出て華やかになります。
この一連の作業、慣れてしまえば本当に5分程度で完了します。
仕上げに、結び目の上やサイドにパールピンやゴールドピンを数本散らしたり、存在感のあるヘアゴムやシュシュを使ったりするのも、簡単なのに高見えするテクニックです。
10分でできる!ツイスト編み込み風アレンジ
編み込みは華やかで素敵だけど、自分でやるのは難しい…と感じている方も多いのではないでしょうか?でも大丈夫、ツイスト(ロープ編み)を使えば、簡単に編み込みのように見える華やかなアレンジが可能です。
このツイスト編み込み風アレンジなら、不器用さんでも10分程度で完成させることができます。
まず、髪全体を二つに分けます。
片側の耳上から毛束を取り、それをさらに二つに分けます。
この二つの毛束を、内側または外側に向かって同じ方向にねじり、さらにその二つの毛束を交差させながらねじり合わせていきます。
これがロープ編み(ツイスト)の基本です。
毛束をねじる方向と、ねじり合わせた毛束を交差させる方向を逆にすることが、綺麗に仕上がるコツです。
例えば、二つの毛束をそれぞれ右回りにねじったら、その二つを左回りに交差させます。
このツイストを、新しい毛束を少しずつ拾いながら、襟足まで続けていきます。
まるで編み込みをしているかのように、髪が頭皮に沿ってまとまっていきます。
襟足までツイスト編み込み風にできたら、残りの髪と一緒に一つにまとめてゴムで結びます。
結び目を毛束で隠したり、ヘアアクセサリーをつけたりすれば完成です。
ツイスト編み込み風アレンジの良いところは、編み込みよりも手が疲れにくく、崩れにくい点です。
また、編み終わった後に毛束を少しずつ引き出してルーズ感を出すと、より華やかでこなれた印象になります。
サイドだけでなく、トップからツイスト編み込み風にして、後ろで一つにまとめるスタイルもおすすめです。
時間がない時でも、このツイスト編み込み風アレンジなら、簡単に華やかで凝って見えるスタイルを実現できます。
ヘアアクセサリーで格上げ!簡単シニヨン風アレンジ
特別なテクニックは使わずに、簡単なのにぐっと華やかな二次会スタイルにしたいなら、ヘアアクセサリーを最大限に活用したシニヨン風アレンジがおすすめです。
この方法は、土台となるアレンジはとてもシンプルですが、ヘアアクセサリーの選び方や付け方を工夫することで、まるでプロが仕上げたかのような高見えスタイルになります。
まず、髪全体をブラッシングし、ヘアオイルやバームで軽くツヤとまとまりを出しておきます。
次に、手ぐしで髪を一つにまとめ、襟足に近い低めの位置でゴムで結びます。
この時、結び目を少しゆるめに作っておくのが、後で毛先をしまいやすくするコツです。
結んだ毛束を二つに分け、それぞれをねじりながら結び目に巻きつけ、ピンで固定します。
毛先を全てしまい込まずに、あえて少しラフに残しておくのもおしゃれです。
または、ドーナツ型のヘアアクセサリー(お団子メーカーなど)を使って、簡単に綺麗なシニヨンを作るのも良いでしょう。
土台となるシニヨンができたら、いよいよヘアアクセサリーの出番です。
シニヨンの周りに沿って、パールピンやゴールドピンをランダムに散りばめるだけで、一気に華やかさが増します。
特に、サイズの異なるパールピンを組み合わせたり、Uピンタイプのパール飾りを使ったりすると、より立体感が出て綺麗です。
また、シニヨンのサイドや上に、ビジュー付きのバレッタやクリップ、または生花や造花の飾りをつけるのもおすすめです。
これらのアクセサリーは、一つ加えるだけで華やかさをプラスできるだけでなく、アレンジの崩れやすい部分をカバーする役割も果たしてくれます。
ヘアアクセサリーを選ぶ際は、ドレスの色や素材、会場の雰囲気に合わせて選ぶと、全体のコーディネートに統一感が出て、より洗練された印象になります。
簡単で時間もかからないのに、ヘアアクセサリーの力でぐっと「高見え」するシニヨン風アレンジは、二次会にぴったりのスタイルと言えるでしょう。
崩れないための二次会ヘアアレンジのコツ
せっかく綺麗にヘアアレンジをしても、二次会が始まって少し経ったら崩れてきてしまった…なんてことになったら悲しいですよね。
二次会は飲食や歓談で体を動かしたり、会場の熱気で湿気を感じたりと、ヘアアレンジにとっては意外と過酷な環境です。
そこで、ここでは二次会中もヘアスタイルを美しくキープするための、崩れないための重要なコツをご紹介します。
アレンジ前の準備から、アレンジ中の注意点、そして仕上げのテクニックまで、プロも実践しているような崩れにくい工夫を詳しく解説します。
これらのコツを知っておけば、どんなに楽しい二次会でも、最後まで自信を持って過ごすことができるはずです。
特に、自分でアレンジをする場合は、プロのように強力に固定するのが難しいと感じるかもしれませんが、これからご紹介するポイントを押さえれば、セルフアレンジでも崩れにくさを格段にアップさせることが可能です。
大切な二次会の思い出を、美しいヘアスタイルと共に残しましょう。
アレンジ前のベース作りが重要
ヘアアレンジの持ちは、アレンジそのもののテクニックだけでなく、アレンジ前のベース作りにかかっていると言っても過言ではありません。
特に自分でアレンジをする場合は、このベース作りを丁寧に行うことで、アレンジのしやすさも、そして崩れにくさも格段に向上します。
まず、アレンジする前の髪は、完全に乾いている状態が理想的です。
湿っていると髪がまとまりにくく、ピンなどで留めても滑りやすくなってしまいます。
また、前日にシャンプーしたくらいの、少し油分がある状態の方が、髪がまとまりやすくアレンジしやすいと感じる方も多いようです。
サラサラすぎる髪よりも、少しだけしっとりしている方が、編み込みやねじりなどが崩れにくい傾向があります。
次に、アレンジ用のスタイリング剤を適切に使いましょう。
アレンジ前に髪全体に軽くヘアオイルやバームを馴染ませておくと、髪にツヤとまとまりが出て、指通りが良くなります。
これにより、毛束を取り分けたり、編んだりねじったりする作業がスムーズに進みます。
また、ワックスやアレンジ用のミルクなどを少量使うと、髪に適度なホールド力が加わり、毛束がバラけにくくなります。
特に、後れ毛や顔周りの短い毛をまとめたい時には有効です。
ただし、つけすぎるとベタついたり、重みで崩れやすくなったりすることもあるため、少量から試してみるのがおすすめです。
さらに、髪全体を軽くコテやアイロンで巻いておくことも、崩れにくさにつながります。
髪にカールやウェーブがついていると、毛束同士が絡みやすくなり、アレンジが固定されやすくなります。
特に、アップスタイルにする場合は、全体を波巻きやミックス巻きにしておくことで、まとめた時にボリュームが出て、ピンで留めやすくなります。
面倒に感じるかもしれませんが、このアレンジ前のベース作りこそが、崩れないための最初の、そして最も重要なステップなのです。
崩れやすいポイントと対処法
どんなに丁寧にアレンジしても、二次会中にどうしても崩れやすいポイントがいくつかあります。
それらのポイントを事前に把握しておき、適切な対処法を知っておくことで、崩れを最小限に抑えることができます。
まず、最も崩れやすいのが、顔周りの後れ毛や、襟足の短い毛です。
これらの毛は細くてサラサラしていることが多く、動き回るうちにパラパラと落ちてきてしまいがちです。
対処法としては、アレンジの際にこれらの毛をあらかじめ少量だけ残し、それ以外の毛はしっかりとまとめてしまうことです。
残した後れ毛は、ヘアワックスやヘアバームを指先に少量取り、毛束に馴染ませてから軽く巻いておくと、落ちてきにくくなります。
どうしても崩れてきてしまう場合は、ヘアスプレーを少量吹きかけた指先で、落ちてきた毛をそっと元の位置に戻すように馴染ませると良いでしょう。
次に崩れやすいのが、アレンジの「土台」となる部分、例えばポニーテールの結び目や、シニヨンのピンで固定した部分です。
ここが緩んでしまうと、全体が一気に崩れてしまいます。
対処法としては、土台を作る際にしっかりとゴムで結ぶこと、そしてピンを使う場合は、地肌に対して垂直に差し込み、少しだけ毛束をすくいながら、差し込んだ向きと逆方向にピンを倒して固定する「かぎ編み」のようなイメージで留めることです。
こうすることで、ピンが抜けにくくなります。
また、アメピンを複数本使って「X」の形にクロスさせて留めるのも非常に効果的です。
さらに、アレンジ全体が崩れてくる原因として、湿気や汗、そして摩擦が挙げられます。
会場の湿度が高かったり、汗をかいたりすると、せっかくセットしたカールが取れたり、髪が広がったりしやすくなります。
対処法としては、湿気に強いタイプのヘアスプレーを仕上げに全体に吹きかけておくことです。
また、首元が詰まった服を着ていると、襟足の髪が擦れて崩れやすくなるため、二次会の服装を選ぶ際には、ヘアスタイルとの相性も考慮すると良いでしょう。
キープ力を高める仕上げのテクニック
崩れないヘアアレンジを完成させるためには、最後の「仕上げ」の工程が非常に重要です。
ここでは、セルフアレンジでも簡単に取り入れられる、キープ力を格段に高める仕上げのテクニックをご紹介します。
まず、アレンジが完成したら、ヘアスプレーを全体に吹きかけて固定します。
二次会の場合は、ある程度のキープ力が必要になるため、ソフトタイプよりもミディアム〜ハードタイプのスプレーがおすすめです。
ただし、全体に均一にベタっと吹きかけるのではなく、アレンジの形をキープしたい部分や、崩れやすい部分(顔周り、襟足、まとめた毛束など)に