結婚式の準備は幸せな時間であると同時に、決めることがたくさんあってちょっぴり大変でもありますよね。
特にヘアスタイルは、花嫁さんの印象を大きく左右する大切な要素。
プロにお任せするのも素敵ですが、「自分らしさを表現したい」「費用を抑えたい」「何度かお色直しをするからその都度雰囲気を変えたい」といった理由から、セルフでのヘアアレンジを検討する方も増えています。
でも「自分でできるかな？」「不器用だから心配…」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。
実は、いくつかの基本的なテクニックをマスターすれば、セルフでも簡単ウェディングヘアアレンジは十分に可能です。
このブログでは、セルフアレンジの魅力から、準備、具体的なテクニック、そして成功させるためのコツまで、初心者さんでも分かりやすくご紹介します。
この記事を読めば、あなたにぴったりのセルフウェディングヘアアレンジを見つけるヒントが見つかるはずです。
なぜセルフウェディングヘアアレンジを選ぶの？その魅力と可能性
結婚式のヘアメイクをセルフで行うという選択肢は、近年注目を集めています。
特にアットホームな雰囲気の結婚式や、費用を賢く抑えたいと考える新郎新婦にとって、セルフアレンジは大きなメリットをもたらします。
プロの技術はもちろん素晴らしいですが、セルフだからこそ実現できる自由度や、特別な一日を自分自身の手で作り上げる喜びもまた格別なものです。
セルフアレンジを選ぶことは、単なる節約術ではなく、自分らしいウェディングスタイルを追求するための一つの方法と言えるでしょう。
自分の髪質や顔の形、ドレスの雰囲気に合わせて、納得がいくまで試行錯誤できるのもセルフの醍醐味です。
また、結婚式だけでなく、前撮りや後撮り、二次会など、様々なシーンで応用できるスキルが身につくのも嬉しいポイントです。
セルフアレンジのメリット：費用と自由度
セルフウェディングヘアアレンジの最大のメリットは、やはり費用を大幅に抑えられる点です。
プロのヘアメイクアーティストに依頼する場合、リハーサルを含めると数万円から十数万円かかることも珍しくありません。
一方、セルフであれば、必要な道具やアクセサリーの購入費用だけで済むため、数千円から数万円程度に抑えることが可能です。
この差額を他の結婚式準備に充てることもできます。
さらに、セルフアレンジは時間の制約が少ないというメリットもあります。
プロに依頼する場合、予約時間に合わせて準備を進める必要がありますが、セルフであれば自分のペースで納得いくまで時間をかけて準備できます。
特に、式の途中でヘアスタイルをチェンジしたい場合など、セルフなら柔軟に対応できるのが大きな魅力です。
例えば、挙式は清楚なアップスタイル、披露宴では華やかなダウンスタイル、二次会ではカジュアルなポニーテールなど、シーンに合わせて気軽にスタイルを変えられます。
これは、プロに毎回依頼するとなると、費用も時間もかかってしまうため、セルフならではの自由度と言えるでしょう。
セルフでも諦めない！不器用さんでもできる基本の「き」
「私は不器用だから無理…」そう思ってセルフアレンジを諦めてしまうのはもったいないです。
実は、ウェディングヘアアレンジの多くは、いくつかの基本的なテクニックの組み合わせでできています。
例えば、毛先を巻く、髪を束ねる、ピンで留める、スプレーで固定するなど、普段から少し練習すれば誰でもできるようになるものばかりです。
大切なのは、最初から難しいアレンジに挑戦するのではなく、まずは基本のテクニックを一つずつ習得していくことです。
例えば、コテの使い方、ヘアゴムの隠し方、ピンの上手な使い方など、基本をしっかり押さえることで、応用がきくようになります。
また、最近は初心者向けのヘアアレンジ動画もたくさん公開されています。
動画を見ながら、自分の髪で実際に手を動かして練習することが上達への近道です。
最初はうまくいかなくても、繰り返し練習することで必ず上達します。
結婚式までにはまだ時間があるはずですから、焦らずじっくり取り組んでみましょう。
不器用さんでも、基本をマスターすれば、きっと素敵なウェディングヘアアレンジができるようになります。
セルフウェディングヘアアレンジを始める前に知っておきたい準備
セルフでウェディングヘアアレンジに挑戦すると決めたら、まずはしっかりと準備をすることが大切です。
ぶっつけ本番では思わぬ失敗につながる可能性があります。
事前に必要な道具を揃え、アレンジの練習を重ね、そして何よりも大切な髪の状態を整えること。
これらの準備を丁寧に行うことで、本番当日を安心して迎えることができます。
準備期間をしっかりと確保し、計画的に進めることが、セルフアレンジ成功の鍵となります。
美容院でのヘアカラーやカットは、本番の数週間前までに済ませておくのがおすすめです。
特にカラーリングは、髪色とアレンジの雰囲気が合うかどうかも重要です。
また、髪の長さや量によってできるアレンジが限られる場合もあるため、事前にどんなアレンジにしたいかを具体的にイメージしておくと良いでしょう。
必要な道具とあると便利なアイテムリスト
セルフウェディングヘアアレンジに必要な道具は、普段使い慣れているものに加えて、いくつか特別なものが必要になります。
最低限必要なのは、ヘアゴム（透明ゴムもあると便利）、ヘアピン（アメピン、Uピン）、ヘアスプレー（キープ力の高いもの）、ワックスまたはバーム、そしてヘアアイロンやコテです。
これに加えて、アレンジの幅を広げたり、より華やかに見せたりするためのアイテムがあると便利です。
例えば、ダッカール（髪をブロッキングするのに便利）、ヘアアクセサリー（ヘッドドレス、ティアラ、生花、ドライフラワーなど）、カーラー（ボリュームアップに）、スタイリングブラシなどです。
特に、アメピンやUピンは、アレンジを固定するために大量に使う可能性がありますので、多めに準備しておくことをお勧めします。
また、ヘアアクセサリーは、ドレスや会場の雰囲気に合わせて選ぶと、より統一感のあるスタイルになります。
インターネットや手芸店などで探すのも楽しい時間です。
事前にいくつか試してみて、本番で使うものを決めておくと良いでしょう。
練習はいつから？成功のためのスケジューリング
セルフウェディングヘアアレンジの練習は、早めに始めるに越したことはありません。
遅くとも結婚式の1ヶ月前までには本格的に練習を開始することをおすすめします。
初めて挑戦するアレンジであれば、何度か練習しないとスムーズにできるようにならないからです。
理想としては、結婚式の3ヶ月前頃から、週末などに時間を見つけて練習を始めるのが良いでしょう。
最初のうちは、基本的な巻き方やピンの留め方など、パーツごとの練習から始めます。
慣れてきたら、挑戦したいアレンジ全体の練習をします。
できれば、本番と同じような髪のコンディション（洗髪して一日経った髪など、アレンジしやすい状態）で練習すると、より実践的です。
また、家族や友人に手伝ってもらい、後ろ姿を確認してもらうのも有効です。
練習する際は、必ず全身鏡を用意し、様々な角度から仕上がりをチェックしましょう。
本番直前になって焦らないように、余裕を持ったスケジュールで練習を進めることが大切です。
髪の状態を整える！アレンジしやすいベース作り
セルフウェディングヘアアレンジを美しく仕上げるためには、アレンジしやすい髪の状態を作ることが重要です。
一般的に、洗いたてのサラサラすぎる髪はアレンジが崩れやすいため、結婚式当日は前日にシャンプーを済ませておくのがおすすめです。
適度な油分があった方が、髪がまとまりやすく、アレンジしやすくなります。
もし当日シャンプーする場合は、コンディショナーは毛先だけにするか、少量に留めると良いでしょう。
また、アレンジ前に軽くスタイリング剤（ワックスやバームなど）を揉み込んでおくと、髪にまとまりが出て、扱いやすくなります。
特に細くて柔らかい髪質の方は、事前にスタイリング剤でベースを整えることで、崩れにくく、ボリュームも出しやすくなります。
髪が乾燥している場合は、ヘアオイルなどで保湿ケアをしておくと、ツヤが出て健康的な印象になります。
健康で扱いやすい髪は、どんなアレンジも美しく見せてくれます。
日頃からヘアケアをしっかり行い、本番当日に最高のコンディションで迎えられるように準備しましょう。
簡単なのに華やか！基本テクニックで作る人気ウェディングヘアアレンジ
セルフでのウェディングヘアアレンジと聞くと、難しそうに感じるかもしれませんが、実はいくつかの基本テクニックを組み合わせるだけで、驚くほど多様で華やかなスタイルを作り出すことができます。
例えば、毛先を巻く、ツイストする、くるりんぱをする、三つ編みや編み込みをする、そしてそれらをピンやゴムで固定するというシンプルな動作の組み合わせです。
大切なのは、難しいプロの技術を真似することではなく、自分が無理なくできる範囲の基本テクニックをマスターし、それをいかに応用するかです。
ここでは、セルフでも挑戦しやすい、人気のウェディングヘアアレンジをいくつかご紹介します。
これらのアレンジは、髪の長さや量に合わせて調整が可能で、ヘアアクセサリーをプラスすることでさらに雰囲気を変えることができます。
ふわふわシニヨンはこう作る！基本のお団子テクニック
ウェディングヘアの定番とも言えるシニヨン（お団子）スタイルは、上品で清楚な印象を与え、どんなドレスにも合わせやすい万能アレンジです。
セルフで作る場合、まずはベースとなる髪全体を巻いておくと、後でまとめたときにふんわりとしたボリュームが出やすくなります。
次に、耳より上の髪、もしくは全ての髪を一つにまとめ、ゴムで結びます。
この結んだ毛束をねじったり、三つ編みにしたりしてから、ゴムの結び目に巻きつけてピンで固定すると、崩れにくいお団子になります。
ポイントは、お団子を作る前に毛束を軽くほぐしたり、逆毛を立てたりしてボリュームを出すことです。
こうすることで、ペタッとならず、ふんわりとした柔らかい質感のシニヨンになります。
また、後れ毛を少し残して巻くと、よりこなれた印象になります。
最後に、形を整えながらピンでしっかりと固定し、ヘアスプレーでキープすれば完成です。
低い位置で作るシニヨンは大人っぽく、高い位置で作るシニヨンはキュートな印象になります。
自分のイメージに合わせて位置を調整してみましょう。
編み込みが苦手でも大丈夫！ツイストとくるりんぱ活用術
編み込みは華やかでウェディングらしいアレンジですが、「難しくてできない…」という方もいるかもしれません。
でも大丈夫！編み込みが苦手な方でも、ツイスト（ねじり編み）やくるりんぱといった簡単なテクニックを組み合わせることで、編み込みのように見える、または編み込み以上に魅力的なアレンジを作り出すことができます。
ツイストは、毛束を二つに分けてねじるだけの簡単なテクニックですが、これを繰り返すことで立体感のある仕上がりになります。
例えば、顔周りの髪をツイストして後ろで留めたり、サイドの髪をツイストして一つにまとめたりするだけで、ぐっと華やかな印象になります。
くるりんぱは、結んだ毛束をゴムの結び目の上に開けた穴に通すだけのテクニックで、これだけでこなれた印象のポニーテールやハーフアップが完成します。
これらのテクニックを組み合わせてみましょう。
例えば、サイドの髪をツイストして後ろで一つにくるりんぱし、残りの髪は巻いておろしておく、といったアレンジは、簡単なのにとても凝って見えます。
ツイストやくるりんぱをマスターすれば、アレンジの幅が格段に広がります。
ショートやボブでも諦めない！長さ別アレンジのヒント
「髪が短いからウェディングアレンジは難しいかも…」と諦めていませんか？ショートヘアやボブヘアでも、素敵なウェディングアレンジはたくさんあります。
短い髪だからこそできる、清潔感あふれるキュートなスタイルや、洗練された大人っぽいスタイルなど、その可能性は無限大です。
ショートやボブの場合、全体をしっかり巻いたり、ボリュームを出すことがアレンジの鍵となります。
例えば、全体を細めのコテで細かく巻いて、ワックスやバームで束感を出すと、動きのある華やかなスタイルになります。
前髪や顔周りの毛をアレンジするだけでも、印象は大きく変わります。
サイドをタイトにまとめて片側を耳にかけるだけでも、洗練されたスタイルになります。
また、短い髪でもハーフアップは可能です。
トップの髪を少し取ってツイストしたり、くるりんぱしたりして後ろで留めるだけでも、普段とは違う特別感が出ます。
そして、短い髪こそヘアアクセサリーが映えます。
大ぶりのヘッドドレスや、カチューシャ、生花などをポイントで使うと、ぐっとウェディングらしい華やかさが増します。
髪の長さに関わらず、諦めずに色々なアレンジを試してみましょう。
セルフアレンジを成功させる！崩れにくくするコツと注意点
せっかく時間をかけてアレンジしたウェディングヘアも、本番中に崩れてしまっては残念ですよね。
特に結婚式当日は、移動したり、ゲストと話したり、写真撮影をしたりと、普段よりもたくさん動くことが予想されます。
セルフアレンジを成功させるためには、見た目の美しさだけでなく、一日中スタイルをキープするための工夫が必要です。
アレンジの土台作りから仕上げまで、いくつかのポイントを押さえることで、崩れにくいウェディングヘアを作り上げることができます。
また、事前に練習をしっかり行い、本番で慌てないようにすることも非常に重要です。
初めてのセルフアレンジで、本番で想定外のことが起きても落ち着いて対処できるよう、いくつかの注意点も知っておくと安心です。
アレンジを長時間キープ！仕上げの重要ポイント
セルフウェディングヘアアレンジを長時間キープするためには、仕上げの工程が非常に重要です。
アレンジが完成したら、まずは全体のバランスを確認し、気になる部分があればピンで補強したり、毛束を調整したりします。
そして、スタイルを固定するために、ハードタイプのヘアスプレーを全体にしっかりと吹きかけます。
特に、崩れやすい顔周りの髪や、毛先、まとめ髪の根元などは、重点的にスプレーすると効果的です。
スプレーをかける際は、髪から少し離して、まんべりなく吹きかけるようにしましょう。
近くでかけすぎると、髪が固まりすぎて不自然になったり、白く粉を吹いたようになったりすることがあります。
また、湿気はヘアアレンジの天敵です。
雨の日や湿度の高い日には、湿気対策用のヘアスプレーを重ねて使うと、より崩れにくくなります。
仕上げのスプレーは、美しいスタイルを一日中保つための最後の砦です。
惜しまずにしっかりと使いましょう。
本番で慌てない！よくある失敗とその回避策
セルフウェディングヘアアレンジに挑戦する際に、よくある失敗とその回避策を知っておくことは、本番で慌てないためにも非常に役立ちます。
一つ目の失敗として多いのが、「思ったように形にならない」というものです。
これは、事前の練習不足や、イメージと実際の髪質や長さにギャップがある場合に起こりやすいです。
回避策としては、結婚式の数週間前までに、本番でやりたいアレンジを何度か通しで練習することです。
できれば、本番と同じ時間帯に、本番と同じような服装やアクセサリーを付けて練習すると、よりリアルなイメージが掴めます。
二つ目の失敗は、「ピンが上手く留まらない、すぐに抜けてしまう」というものです。
ピンは、留め方によって固定力が大きく変わります。
ピンを開きすぎずに、髪の毛の流れに逆らうように差し込み、頭皮に対して垂直に近い角度で奥まで押し込むのがコツです。
特に、アメピンは波打っている方を頭皮側にすることで、よりしっかりと固定できます。
三つ目の失敗は、「時間がかかりすぎてしまう」ことです。
これも練習不足が原因であることが多いです。
事前に練習を重ね、各工程にかかる時間を把握しておくことで、本番当日のタイムスケジュールが立てやすくなります。
もしもの時のために、簡単な応急処置用のピンやスプレーをすぐに取り出せる場所に準備しておくと安心です。
まとめ
セルフでのウェディングヘアアレンジは、決して難しいものではありません。
いくつかの基本的なテクニックをマスターし、しっかりと準備と練習を行えば、あなたらしい素敵なスタイルを自分自身の手で作り上げることができます。
費用を抑えられるだけでなく、納得いくまで試行錯誤できる自由度や、特別な一日を自分自身で作り上げる喜びは、セルフアレンジならではの魅力です。
大切なのは、「不器用だから無理」と諦めずに、まずは基本から少しずつ挑戦してみることです。
この記事でご紹介した、シニヨンやツイスト、くるりんぱといった基本テクニックを参考に、ご自身の髪質や長さに合わせてアレンジを楽しんでみてください。
また、アレンジを成功させるためには、事前の準備と、崩れにくくするための仕上げの工夫が欠かせません。
必要な道具を揃え、余裕を持ったスケジュールで練習を重ね、本番当日は自信を持ってアレンジに臨んでください。
きっと、セルフアレンジで叶えるウェディングヘアは、忘れられない素敵な思い出となるはずです。
あなたにとって最高のウェディングスタイルを見つけて、幸せな一日を迎えてくださいね。
