「おしゃれなアップスタイルに憧れるけれど、自分でやろうとするとどうもうまくいかない…」「美容室に行く時間はないけれど、ちょっとしたお出かけやイベントのために自分で可愛くアレンジしたい」そう思っている方は多いのではないでしょうか。
特に、不器用だと感じている方にとって、鏡を見ながら複雑な工程をこなすのは至難の業のように感じられますよね。
でも、ご安心ください。
おしゃれなアップスタイルは、ちょっとしたコツと基本を押さえれば、誰でも簡単にセルフで完成させることができるんです。
この記事では、あなたが抱える「セルフアップスタイルがうまくいかない」という悩みを解決し、今日からすぐに実践できる簡単でおしゃれなアップセット術を徹底的に解説します。
なぜセルフアップスタイルは難しい?原因と解決のヒント
自分でアップスタイルをしようとすると、思った形にならなかったり、すぐに崩れてしまったり、ピンやゴムが丸見えになってしまったりと、様々な壁にぶつかることがありますよね。
その原因は、実は技術的な難しさだけにあるわけではありません。
多くの人がつまずくポイントは、「基本のテクニックの曖昧さ」「適切な道具選びの不足」「アレンジ前の準備不足」の3つに集約されます。
これらの原因を一つずつクリアしていくことで、セルフアップスタイルの成功率は格段に上がります。
例えば、動画で見た通りにやっているつもりでも、自分の髪質に合わない方法だったり、使っている道具が違ったりすると、同じ仕上がりにはなりません。
また、髪がパサついている状態や、絡まっている状態で無理にアレンジしようとすると、髪に負担がかかるだけでなく、きれいな形を作るのが難しくなります。
まずは、これらの基本的な落とし穴を理解し、正しい知識と準備を身につけることから始めましょう。
そうすれば、これまで「難しい」と感じていたアップスタイルも、ぐっと身近なものに感じられるはずです。
不器用さんでも大丈夫!基本の「ねじり」と「くるりんぱ」をマスター
セルフアップスタイルの基本中の基本であり、これさえマスターすれば様々なアレンジに応用できるのが「ねじり」と「くるりんぱ」です。
特に不器用さんにとって、この二つのテクニックは救世主とも言えるでしょう。
ねじりは、毛束を二つに分けて交互にねじり合わせるだけのシンプルな動作ですが、これを応用するだけで立体感のあるアレンジが作れます。
例えば、サイドの髪を少量取って後ろに向かってねじり、ピンで留めるだけでも、顔周りがすっきりして上品な印象になります。
ねじるときのポイントは、毛束をきつくねじりすぎず、少し緩めにねじることで、後から引き出した時に自然なルーズ感を出しやすくなることです。
くるりんぱは、結んだ毛束をゴムの結び目の上から通すテクニックで、これも簡単なのに凝って見える万能アレンジです。
ポニーテールを作ってからくるりんぱするだけでも、一気にこなれた印象になります。
くるりんぱを成功させるコツは、ゴムをきつく結びすぎず、少し緩めにしておくこと、そして毛束を通した後に結び目を左右に引っ張って引き締めることです。
さらに、くるりんぱした部分の表面の毛を少しずつ引き出すことで、よりふんわりとしたおしゃれな仕上がりになります。
この二つの基本技をマスターすれば、どんな髪の長さでも応用できる簡単アップスタイルの幅がぐっと広がります。
道具選びが成功の鍵!揃えておきたい基本アイテム
セルフアップスタイルを成功させるためには、適切な道具を揃えることが非常に重要です。
どんなに素晴らしいテクニックを知っていても、道具が不十分だと仕上がりに差が出てしまいます。
まず、必ず用意しておきたいのがヘアゴムです。
特に、細くてしっかり結べるシリコンゴムは、ピンを使わずに固定したり、アレンジの土台を作ったりするのに欠かせません。
髪色に近い色のゴムを選ぶと、目立ちにくく自然な仕上がりになります。
次に、アメピンとUピンです。
アメピンは髪を固定する力が強く、崩れやすい部分をしっかりと留めるのに使います。
Uピンは、作ったお団子やまとめた毛先を内側にしまい込んだり、後れ毛を調整したりと、仕上がりを整えるのに便利です。
ピンは、髪の量やアレンジによって使い分けることが大切です。
また、アレンジ前に髪を扱いやすくするためのスタイリング剤も必須アイテムです。
ワックスやバームは、髪にまとまりや束感を与え、アレンジしやすくしてくれます。
アレンジ後には、ヘアスプレーで固定することで、崩れを防ぎ、長時間きれいなスタイルをキープできます。
特に、キープ力の高いハードスプレーと、ふんわり感を出すためのソフトスプレーがあると便利です。
これらの基本的な道具を揃えておくだけで、セルフアレンジのハードルがぐっと下がり、思い通りのスタイルを作りやすくなります。
事前準備が仕上がりを左右する!髪のコンディションを整える
セルフアップスタイルを始める前に、髪のコンディションを整えることは非常に重要です。
この事前準備を怠ると、せっかくのテクニックも台無しになりかねません。
まず、アレンジしやすい髪の状態を作るために、髪全体を丁寧にブラッシングしましょう。
絡まりを取ることで、アレンジ中に髪が引っかかったり、毛流れが乱れたりするのを防ぎます。
次に、スタイリング剤を適量なじませます。
乾いた髪にそのままアレンジするよりも、ワックスやバームなどを少量手のひらに伸ばし、髪全体、特に毛先やアレンジしたい部分にもみ込むように付けると、髪にまとまりが出て扱いやすくなります。
スタイリング剤は付けすぎるとベタついて重くなってしまうため、少量から試すのがコツです。
さらに、より凝ったアレンジや、ふんわりとした質感を出したい場合は、事前にコテやアイロンで髪全体を軽く巻いておくと、アレンジがしやすくなり、立体感や動きが出やすくなります。
特に、顔周りの髪や後れ毛を少し巻いておくと、アレンジ全体のこなれ感がアップします。
髪のパサつきが気になる場合は、保湿効果のあるヘアオイルやミルクを少量なじませてからスタイリング剤を使うと、ツヤが出てまとまりやすくなります。
このように、アレンジ前のちょっとした準備で、仕上がりの美しさと持ちが格段に変わります。
髪の長さ別!簡単おしゃれアップスタイル実践集
セルフアップスタイルと聞くと、ロングヘアでないと難しいと思われがちですが、実はショートヘアやボブの方でもできる簡単でおしゃれなアレンジはたくさんあります。
大切なのは、自分の髪の長さに合ったテクニックとアレンジ方法を知ることです。
髪の長さによって、使えるテクニックや仕上がりのイメージは大きく変わりますが、それぞれの長さに合わせた魅力を引き出すアレンジが存在します。
例えば、短い髪でも襟足をすっきりさせるだけで、驚くほど上品で涼やかな印象になりますし、ミディアムヘアなら扱いやすさを活かしたルーズなお団子やポニーテールが簡単に作れます。
ロングヘアなら、その長さを活かした華やかな編み込みやまとめ髪も挑戦できます。
自分の髪の長さをネガティブに捉えるのではなく、その長さに合ったベストなアレンジを見つけることが、セルフアップスタイルを楽しむ秘訣です。
ここでは、それぞれの髪の長さ別に、簡単なのにおしゃれに見えるアップスタイルの実践的なアイデアをご紹介します。
今日からすぐに試せるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
ショート・ボブでも諦めない!襟足すっきりアレンジ
ショートヘアやボブの方にとって、アップスタイルは難しいと思われがちですが、短い髪でもできる簡単でおしゃれなアレンジはたくさんあります。
特に、襟足をすっきりさせるアレンジは、短い髪を活かした上品なスタイルとしておすすめです。
例えば、まず髪全体にワックスやバームをなじませて、髪にまとまりと動きを出しやすくします。
次に、耳より前のサイドの髪を残し、後ろの髪をまとめて低い位置で一つに結びます。
このとき、結びきらずに毛先を少し残してお団子のようにすると、短い髪でも崩れにくくなります。
結び目や残した毛先をピンで丁寧に固定し、襟足の短い毛はアメピンで内側にしまい込むように留めると、驚くほどすっきりとしたアップスタイルが完成します。
短い髪をまとめる際は、細かくブロッキングして少しずつまとめるのが成功のコツです。
また、サイドに残した髪を軽くねじったり、耳かけしたりするだけでも、雰囲気が変わります。
さらに、トップの髪を少し引き出して高さを出したり、後頭部に丸みを持たせるように調整したりすると、バランスの良いシルエットになります。
短い髪だからこそできる、軽やかで洗練されたアップスタイルにぜひ挑戦してみてください。
ミディアムヘアさん向け!こなれ感アップのお団子&ポニーテール
ミディアムヘアは、短すぎず長すぎず、セルフアレンジがしやすい万能な長さです。
この長さを活かして、簡単なのにおしゃれに見えるお団子やポニーテールアレンジに挑戦してみましょう。
まず、こなれ感を出すなら、少しルーズに仕上げるのがポイントです。
高い位置でのポニーテールは元気な印象に、低い位置なら上品な印象になります。
ポニーテールを作る際は、手ぐしでざっくりとまとめることで、程よいルーズ感が出ます。
結び目を隠すために、結んだ毛束の一部をゴムに巻き付けてピンで留めるテクニックもおすすめです。
ミディアムヘアでのお団子は、一度ポニーテールを作ってから毛先を巻き付けて作るのが簡単で崩れにくい方法です。
毛先を全てしまい込まずに少し残したり、お団子を軽く崩したりすることで、ラフでおしゃれな雰囲気を演出できます。
よりふんわりさせたい場合は、お団子を作る前に髪全体を軽く巻いておくと、ボリュームが出やすくなります。
また、サイドや襟足の後れ毛を少量引き出し、軽くコテで巻くと、顔周りに動きが出て小顔効果も期待できます。
ミディアムヘアの扱いやすさを最大限に活かして、様々なバリエーションのお団子やポニーテールを楽しんでください。
ロングヘアの特権を活かす!華やか崩れにくいアレンジ
ロングヘアは、その長さを活かした華やかなアップスタイルが楽しめるのが魅力です。
編み込みや複雑に見えるまとめ髪も、基本のテクニックを組み合わせることで、セルフでも簡単に挑戦できます。
例えば、全体をサイドに寄せて編み込みや三つ編みを作り、毛先を内側に丸め込んでピンで固定するだけでも、エレガントなサイドアレンジが完成します。
後ろでまとめる場合は、まず低い位置で一つに結び、結んだ毛束をいくつかの毛束に分けてねじったり、三つ編みにしたりしてから結び目に巻き付けてピンで固定すると、崩れにくく立体的なお団子になります。
ロングヘアは髪の量が多く重さがあるため、しっかりとピンで固定することが崩れを防ぐ重要なポイントです。
特に、頭の形に合わせてピンを複数使い、髪の毛を少量すくいながら地肌と平行にピンを差し込むと、しっかりと固定できます。
また、アレンジ前に髪全体を軽く巻いておくと、髪に動きが出てまとめやすくなり、仕上がりもふんわりと華やかになります。
ロングヘアならではのボリュームと長さを最大限に活かして、特別な日にもぴったりの華やかなアップスタイルに挑戦してみましょう。
失敗しない!おしゃれに見せるセルフアップスタイルのコツ
セルフアップスタイルを成功させるためには、基本のテクニックや髪の長さ別の方法に加え、さらに仕上がりをおしゃれに見せるための「コツ」を知っておくことが大切です。
これらのコツは、プロの美容師さんが意識しているような、ちょっとした一手間やバランスの取り方に関わるものです。
例えば、ただ髪をまとめるだけでなく、顔周りの毛の扱い方一つで、全体の印象は大きく変わります。
また、せっかくきれいにアレンジできても、ピンやゴムが見えてしまうと、どうしてもセルフ感が否めなくなってしまいます。
おしゃれに見せるためには、細部へのこだわりが非常に重要になります。
ここでは、セルフアップスタイルの完成度をぐっと高め、まるで美容室でセットしたかのような仕上がりを目指すための、とっておきのコツをご紹介します。
これらのテクニックを取り入れることで、あなたのセルフアップスタイルはさらに洗練され、自信を持って外出できるようになるでしょう。
後れ毛と顔周りのバランスで小顔効果を狙う
おしゃれなアップスタイルには、計算された後れ毛と顔周りの毛のバランスが欠かせません。
これらを上手に扱うことで、小顔効果が期待できるだけでなく、こなれ感や抜け感を演出することができます。
後れ毛を出す位置としては、こめかみ、耳前、うなじなどが一般的です。
ただし、出しすぎるとだらしなく見えてしまうため、少量ずつ、細い毛束を引き出すのがポイントです。
特に、顔周りの後れ毛は、フェイスラインをカバーするように少し長めに残し、軽くコテで巻くと、顔の輪郭をぼかす効果があり、小顔に見せることができます。
巻きすぎず、毛先を軽くワンカールさせる程度が自然です。
うなじの後れ毛は、アップにしたときに首筋をきれいに見せる効果があります。
全ての毛をきっちりまとめすぎず、少しだけ毛束を引き出すことで、全体のシルエットに柔らかさが出ます。
また、顔周りの髪を全てアップにするのではなく、サイドの髪を少し残して耳にかけるだけでも、雰囲気が変わります。
自分の顔の形やなりたいイメージに合わせて、後れ毛や顔周りの毛を調整してみてください。
この一手間が、セルフアップスタイルのクオリティを格段に上げます。
ピンやゴムを隠す!プロっぽい仕上がりのテクニック
セルフアップスタイルの完成度を高めるためには、ピンやゴムをいかに目立たなくさせるかが重要なポイントです。
プロのようにきれいな仕上がりを目指すなら、これらのアイテムを上手に隠すテクニックをマスターしましょう。
まず、ゴムを隠す方法として最も一般的なのが、結んだ毛束の一部を少量取り、結び目にぐるぐると巻き付けてピンで固定する方法です。
このとき、巻き付けた毛先をゴムの下や内側にピンで留めると、よりきれいに隠せます。
ピンを隠す際は、ピンの向きと刺し方が重要です。
アメピンを使う場合は、開いて髪に差し込むのではなく、閉じたまま髪の流れに沿って、または固定したい毛束と土台の髪を少量すくうようにして地肌と平行に差し込むと、見えにくくしっかりと固定できます。
Uピンは、お団子などの中に差し込むことで、見えずに固定できます。
また、ピンの色を自分の髪色に合わせるだけでも、目立ちにくくなります。
さらに、アレンジの最後にヘアアクセサリーを使うことで、どうしても隠しきれないピンやゴムを自然にカバーすることも可能です。
これらのピンやゴムを隠すテクニックを駆使することで、まるでプロがセットしたかのような、洗練されたアップスタイルに仕上がります。
シーンに合わせたアクセサリー使いでセンスアップ
セルフアップスタイルをおしゃれに見せる最後の仕上げは、ヘアアクセサリーの選び方と使い方です。
ヘアアクセサリーは、シンプルなアレンジでも一気に華やかさをプラスし、全体の印象を大きく左右する力を持っています。
普段使いなら、シンプルなバレッタやヘアクリップ、シュシュなどがおすすめです。
例えば、低い位置のお団子にシンプルなバレッタを添えるだけで、上品で落ち着いた印象になります。
カジュアルなポニーテールにカラフルなシュシュを合わせれば、遊び心のある可愛らしいスタイルになります。
浴衣に合わせるなら、和風のかんざしや、小さめの和柄のクリップなどが雰囲気が出て素敵です。
結婚式やパーティーなどのフォーマルなシーンでは、パールやビジューがあしらわれた華やかなバレッタやコーム、ヘッドドレスなどがおすすめです。
アップにした髪のサイドや、まとめた部分に付けることで、一気にドレッシーな印象になります。
アクセサリーを選ぶ際は、アレンジの雰囲気や服装とのバランスを考えることが大切です。
また、アクセサリーを付ける位置によっても印象が変わります。
サイドに付けると顔周りが華やかになり、後ろのまとめた部分に付けると落ち着いた印象になります。
シーンに合わせてアクセサリーを上手に取り入れることで、あなたのセルフアップスタイルはさらにセンスアップし、周りと差をつけることができるでしょう。
まとめ
おしゃれなアップスタイルは、決して難しいものではありません。
今回ご紹介したように、基本のテクニックをマスターし、適切な道具を使い、事前に髪のコンディションを整えることで、セルフでもプロのような仕上がりを目指すことができます。
不器用だと感じている方も、「ねじり」や「くるりんぱ」といった簡単な基本から始めてみてください。
髪の長さに関わらず、それぞれの長さに合ったアレンジ方法がありますので、自分の髪でできるスタイルを見つけて挑戦してみましょう。
そして、後れ毛のバランスやピン・ゴムの隠し方、ヘアアクセサリーの選び方など、さらに完成度を高めるためのコツを取り入れることで、あなたのセルフアップスタイルはもっとおしゃれになります。
失敗を恐れずに、何度か練習するうちに、きっと自分にぴったりの簡単でおしゃれなアップスタイルが見つかるはずです。
ぜひこの記事を参考に、セルフアップスタイルを楽しんで、毎日をもっと輝かせてください。