結婚式のハンカチーフ・カフス・サスペンダーなど新郎小物の揃え方とセンス良く見せる秘訣紹介

目次

結婚式の新郎小物、センス良く揃える極意とは?ハンカチーフ・カフス・サスペンダーの選び方

結婚式という人生の特別な日、新郎の装いは新婦のドレスと並ぶほど重要です。
タキシードやスーツが決まっても、小物の選び方一つで全体の印象は大きく左右されます。
特に、ハンカチーフ、カフス、サスペンダーといった小物は、さりげないながらも新郎のセンスを光らせるアイテム。
しかし、「何を選べば良いのか分からない」「どうすればおしゃれに見えるの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚式の新郎小物の定番アイテムであるハンカチーフ、カフス、サスペンダーの選び方から、それらをセンス良く取り入れるための秘訣まで、あなたをスマートで魅力的な新郎へと導くための情報をお届けします。
一生に一度の晴れ舞台、自信を持って輝くために、ぜひ参考にしてください。

ハンカチーフ:新郎の装いを彩る、さりげないエレガンス

結婚式におけるハンカチーフは、単なる汗拭きのためだけではなく、新郎の装いを格上げする重要なアクセサリーです。
その選び方一つで、フォーマルな印象から個性的なアクセントまで、幅広い表現が可能になります。
まずは、素材、色、そして挿し方という3つのポイントに注目して、あなたにぴったりのハンカチーフを見つけましょう。

ハンカチーフの素材と色で差をつける

ハンカチーフの素材選びは、フォーマルさを演出する上で非常に重要です。
一般的に、結婚式ではシルクやリネンが推奨されます。
シルクは上品な光沢があり、ドレッシーな雰囲気を醸し出します。
特に、白やアイボリーといった明るい色のシルクハンカチーフは、フォーマルな装いを一層引き立ててくれるでしょう。
一方、リネンはナチュラルな風合いが魅力で、少しカジュアルな結婚式や、リラックスした雰囲気を演出したい場合に適しています。
リネン特有のシワ感も、こなれた印象を与えてくれます。

色選びにおいては、基本は新郎のタキシードやスーツの色に合わせるか、あるいはシャツの色と合わせるのがセオリーです。
最もフォーマルなのは、やはり白のハンカチーフ。
どのような色のスーツやタキシードにも馴染み、品格を保てます。
また、シャツの色に合わせた淡い色のハンカチーフも、統一感が出て洗練された印象になります。
例えば、白いシャツに淡いブルーのスーツであれば、淡いブルーのハンカチーフを選ぶことで、さりげないおしゃれを演出できます。
さらに、少し個性を出したい場合は、スーツやタキシードのネクタイやチーフの色とリンクさせるのも良いでしょう。
ただし、あまり派手すぎる色や柄物は、結婚式という場には不向きな場合があるので注意が必要です。
花柄やドット柄を選ぶ際は、控えめなデザインのものを選ぶのが賢明です。

ハンカチーフの挿し方で魅せるテクニック

ハンカチーフの挿し方にも、いくつかのスタイルがあり、それぞれ異なる印象を与えます。
最もフォーマルで定番なのが、「プレーンフォールド(スクエアフォールド)」です。
これは、ハンカチーフを四つ折りにし、角を上にして挿す方法で、最もシンプルかつエレガントなスタイルです。
フォーマルな披露宴や、厳かな挙式に最適と言えるでしょう。
次に、「パフドフォールド」があります。
これは、ハンカチーフをくしゃっと掴み、自然な膨らみを持たせて挿す方法です。
プレーンフォールドよりも少し柔らかく、親しみやすい印象を与えます。
披露宴の二次会など、少しリラックスした雰囲気の場面にも合います。
さらに、少し応用的な「スリーピークス」という挿し方もあります。
これは、ハンカチーフを三つ折りにし、3つの山の頂点が見えるように挿す方法で、非常に洗練された印象を与えます。
この挿し方は、ある程度の技術が必要ですが、マスターすれば新郎のファッションセンスを存分にアピールできるでしょう。

私自身、友人の結婚式で新郎を務めた際、当初はプレーンフォールドで臨もうと考えていました。
しかし、会場の雰囲気が少しアットホームだったので、急遽パフドフォールドに変更したところ、堅苦しさが和らぎ、ゲストとの距離が縮まったような気がしました。
このように、会場の雰囲気や自身のキャラクターに合わせて挿し方を選ぶことも、センス良く見せるための大切なポイントです。
また、ハンカチーフの素材感も、挿し方に影響を与えます。
シルクであればプレーンフォールドやスリーピークスでその光沢を活かし、リネンであればパフドフォールドでナチュラルな雰囲気を出すのがおすすめです。

カフスボタン:手元から放つ、洗練された輝き

カフスボタンは、シャツの袖口を留めるためのアクセサリーであり、新郎の装いにさりげない個性をプラスし、手元から洗練された印象を与えます。
フォーマルな装いを引き締めるだけでなく、新郎のこだわりやセンスを表現するのに最適なアイテムです。
その選び方と、コーディネートのポイントを詳しく見ていきましょう。

カフスボタンの素材とデザインで個性を演出

カフスボタンの素材は、その輝きと印象を大きく左右します。
最も定番でフォーマルなのは、シルバーやゴールドといった金属製のものです。
これらの金属は上品な光沢があり、どのようなスーツやタキシードにも馴染みます。
特に、シルバーはクールでモダンな印象を、ゴールドはクラシックで華やかな印象を与えます。
結婚式では、タキシードのボタンやその他のアクセサリーの色と、カフスボタンの色を合わせると、統一感が出てより洗練された印象になります。
例えば、シルバーのカフスボタンを選ぶなら、時計やベルトのバックルもシルバー系で統一すると、まとまりのあるスタイルが完成します。

デザインに関しては、新郎の個性や結婚式のテーマに合わせて選ぶことができます。
シンプルなスクエア型やラウンド型は、どんなスタイルにも合わせやすく、フォーマルな装いを邪魔しません。
少し個性を出したい場合は、ストーンがあしらわれたものや、マザーオブパール(真珠層)を使ったものもおすすめです。
これらの素材は、上品な輝きを放ち、手元に華やかさを添えてくれます。
さらに、新郎の趣味やイニシャルをモチーフにしたオリジナルデザインのカフスボタンも、一生の記念になる素敵な選択肢です。
例えば、新郎が音楽好きであれば音符のモチーフ、旅行好きであれば地球儀のモチーフなど、二人の思い出にちなんだデザインを取り入れるのも良いでしょう。
ただし、あまりにも奇抜すぎるデザインや、フォーマルな場にそぐわないキャラクターものなどは避けるのが賢明です。

カフスボタンとシャツの合わせ方

カフスボタンを最大限に活かすためには、適切なシャツを選ぶことが不可欠です。
カフスボタンは、一般的に「フレンチカフス」と呼ばれる、袖口を折り返してボタンホールとカフスボタンで留めるタイプのシャツに着用します。
フレンチカフスは、通常のシャツよりもフォーマル度が高く、結婚式のような特別な場面にふさわしい装いを演出してくれます。
シャツの色は、新郎のタキシードやスーツの色に合わせて選びますが、基本的には白やアイボリーといった清潔感のある色がおすすめです。
これらの色は、カフスボタンの輝きを引き立て、手元を上品に際立たせてくれます。

カフスボタンとシャツの組み合わせで、さらにセンス良く見せるための秘訣は、シャツの素材感とカフスボタンの輝きのバランスです。
例えば、光沢のあるシルクのシャツには、控えめな輝きのカフスボタンを選ぶと、上品な印象になります。
逆に、マットな質感のシャツには、少し存在感のあるデザインのカフスボタンを選ぶと、アクセントになります。
また、シャツの襟の形も、カフスボタンの印象に影響を与えます。
ワイドカラーやセミワイドカラーのシャツは、カフスボタンをしっかりと見せることができ、よりドレッシーな印象になります。

私自身、以前、友人の結婚式で新郎としてタキシードを着た際、あえてイニシャル入りのカフスボタンを選びました。
それは、妻となる彼女のイニシャルをさりげなく刻んだものでした。
式の間、ふとした瞬間に手元に視線がいくたびに、二人の絆を感じることができ、とても温かい気持ちになったのを覚えています。
このように、カフスボタンは単なるアクセサリーではなく、二人の物語を語るツールにもなり得るのです。

サスペンダー:隠れたおしゃれで、タキシード姿を完璧に

サスペンダーは、パンツを吊り下げるための実用的なアイテムですが、結婚式の新郎にとっては、タキシードのシルエットを美しく保ち、隠れたおしゃれを演出する重要な役割を果たします。
ベルトとは異なり、ウエスト周りを締め付けないため、より快適でエレガントな着こなしを可能にします。
その選び方と、サスペンダーを効果的に使うためのポイントを見ていきましょう。

サスペンダーの素材と色でフォーマル感を演出

サスペンダーの素材は、主にゴム製と革製があります。
結婚式のようなフォーマルな場面では、光沢のあるゴム製や、上品な革製のサスペンダーが推奨されます
ゴム製のサスペンダーは、伸縮性があり動きやすいため、快適な着用感が得られます。
特に、幅広のゴム製サスペンダーは、パンツをしっかりと支え、美しいシルエットを保つのに役立ちます。
革製のサスペンダーは、よりクラシックで高級感のある雰囲気を醸し出します。
特に、ブライドルレザーのような上質な革を使ったものは、タキシードスタイルに深みを与えてくれます。

色選びにおいては、タキシードやスーツの色に合わせて選ぶのが基本です。
最もフォーマルで失敗がないのは、黒またはダークネイビーのサスペンダーです。
これらの色は、タキシードの重厚感を引き立て、全体を引き締めてくれます。
また、白やアイボリーのタキシードを着用する場合は、同系色のサスペンダーを選ぶと、統一感が出て洗練された印象になります。
さらに、ネクタイや蝶ネクタイの色とサスペンダーの色を合わせることで、コーディネートに一体感が生まれます。
例えば、ボルドーのネクタイを選ぶなら、ボルドーのサスペンダーを選ぶことで、さりげないおしゃれを演出できます。
ただし、あまりにも奇抜な色や柄のサスペンダーは、フォーマルな場では避けた方が良いでしょう。

サスペンダーの装着方法と、ベルトとの違い

サスペンダーの装着方法は、パンツに付いているボタンで留める「ボタン留め」が一般的です。
このボタン留めは、サスペンダーの本来の機能を発揮させ、パンツのシルエットを崩さずに美しく保つことができます。
ベルトはウエストを締め付けるため、どうしてもウエスト周りにシワができやすく、タキシードのラインを崩してしまうことがあります。
一方、サスペンダーは肩で支えるため、ウエスト周りがすっきりとし、タキシード本来の美しいシルエットを保つことができるのです。

結婚式でサスペンダーを選ぶ際のもう一つのポイントは、その「隠れたおしゃれ」としての活用です。
サスペンダーは通常、ジャケットを羽織っている間は見えませんが、ジャケットを脱いだ際や、ベストを着用している場合には、その存在感が際立ちます。
そのため、見えない部分だからこそ、こだわりの素材や色を選ぶことで、周りとは一味違うおしゃれを楽しむことができます。
私自身、結婚式の二次会でジャケットを脱いだ際に、新婦とお揃いのカラーのサスペンダーを着用していたことがあり、ゲストから「おしゃれだね!」と声をかけてもらった経験があります。
このように、サスペンダーは、新郎の隠れたセンスをアピールできるアイテムなのです。

また、サスペンダーの幅も、印象を左右する要素の一つです。
細めのサスペンダーは、よりドレッシーで洗練された印象を与え、幅広のサスペンダーは、よりクラシックで力強い印象を与えます。
タキシードのようなフォーマルな装いには、一般的に幅広のサスペンダーがより適しているとされています。
これは、タキシードの重厚感とバランスが取れるためです。
しかし、新郎の体格やタキシードのデザインによっては、細めのサスペンダーがよりスタイリッシュに見える場合もあります。
試着の際に、様々な幅のサスペンダーを試してみることをお勧めします。

まとめ

結婚式の新郎小物選びは、タキシードやスーツをさらに引き立て、新郎の個性を表現する上で欠かせない要素です。
ハンカチーフ、カフスボタン、サスペンダーといった小物は、それぞれが持つ素材感、色、デザインによって、フォーマルな装いを格上げしたり、さりげないおしゃれを演出したりする力を秘めています。
ハンカチーフは、シルクやリネンの素材を選び、プレーンフォールドやパフドフォールドといった挿し方で上品さをプラス。
カフスボタンは、金属製やストーン付きのデザインで手元に輝きを添え、フレンチカフスのシャツと合わせることで洗練された印象に。
サスペンダーは、黒やダークネイビーの光沢のあるゴム製や革製を選び、タキシードの美しいシルエットを保ちながら、隠れたおしゃれとして個性を発揮しましょう。
これらの小物を、新郎自身の好みや結婚式の雰囲気に合わせて慎重に選ぶことで、一生の思い出に残る、最高の装いが完成します。
ぜひ、これらの秘訣を参考に、あなたらしいセンスで、特別な日を彩ってください。

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