会費制結婚式で賢く節約！「したいこと」を叶えるプランニング術
結婚式は人生の大きな節目。
憧れのスタイルを実現したいけれど、費用も気になる…そんな新郎新婦の願いを叶えるのが「会費制結婚式」です。
ゲストをお招きする謝恩会のようなスタイルでありながら、結婚式らしい演出も豊富に取り入れられるのが魅力。
しかし、ただ安く済ませるだけでなく、「自分たちらしさ」を大切にしながら、ゲストにも心から喜んでもらえる満足度の高い会費制結婚式を実現するには、ちょっとした工夫と計画が不可欠です。
この記事では、会費制結婚式で賢く節約しつつ、理想の結婚式を叶えるための具体的なプランニングテクニックを、独自の視点も交えながらご紹介します。
ゲストの満足度を左右する「おもてなし」と「演出」のバランス
会費制結婚式は、ご祝儀の代わりにゲストから会費をいただくスタイル。
そのため、ゲストの皆様には「会費以上の価値があった」と感じていただくことが何よりも大切です。
ここでは、ゲストの満足度を最大限に高めるための「おもてなし」と「演出」のポイントを解説します。
心遣いが伝わる「おもてなし」でゲストに感謝を伝える
会費制結婚式だからこそ、「おもてなし」の質でゲストの満足度は大きく左右されます。
高価なものを詰め込む必要はありません。
大切なのは、ゲスト一人ひとりに「来てくれてありがとう」という気持ちが伝わるような、細やかな心遣いです。
例えば、ウェルカムドリンクの提供は必須と考える方が多いですが、そこに少し工夫を加えるだけで、ゲストの期待感はぐっと高まります。
新郎新婦の出身地の特産品を使ったドリンクを用意したり、季節のフルーツをふんだんに使ったオリジナルカクテルを提供したりするのはいかがでしょうか。
「このドリンク、美味しいね！」という会話が生まれ、自然と場が和みます。
また、ウェルカムスペースに、二人の思い出の品や写真、手作りのウェルカムボードなどを飾るのも、ゲストとの距離を縮める素敵な演出です。
ゲストが会場に到着して最初に目にする場所だからこそ、二人の個性が光る空間を演出しましょう。
お料理に関しては、会費制だからといって妥協は禁物です。
ビュッフェ形式にする場合は、見た目の華やかさや、ライブキッチンを取り入れることで特別感を演出できます。
例えば、シェフが目の前で調理してくれるパスタやステーキなどは、ゲストの注目を集め、会話のきっかけにもなります。
また、アレルギー対応や苦手な食材への配慮を事前にしっかり確認し、メニューに明記しておくことも、ゲストへの細やかな配慮として喜ばれます。
デザートビュッフェも、見た目にも可愛らしく、女性ゲストに特に人気です。
一口サイズのケーキやマカロン、フルーツなどを彩り豊かに並べれば、写真映えも抜群です。
引き出物については、会費制の場合、ゲストから会費をいただいているため、高価なものを用意する必要はありません。
むしろ、「実用的で、もらって嬉しいもの」を選ぶのが賢明です。
例えば、新郎新婦の出身地の名産品やお菓子、あるいは、ゲストが後日自分で選べるカタログギフトなども喜ばれます。
近年では、引き出物とは別に、プチギフトを会場の出口でお渡しするスタイルも人気です。
お見送りの際に、感謝の気持ちを込めて渡すプチギフトは、ゲストの記憶に残りやすいアイテムとなります。
オリジナルのメッセージカードを添えたり、新郎新婦がデザインしたパッケージのものを渡したりするのも、特別感が増しておすすめです。
記憶に残る「演出」で、感動と笑顔を創り出す
会費制結婚式は、形式にとらわれすぎず、二人の個性を存分に発揮できる自由度の高さが魅力です。
ゲストが「来てよかった！」と思えるような、記憶に残る演出を取り入れましょう。
例えば、入場シーンに工夫を凝らすのはいかがでしょうか。
定番の音楽だけでなく、新郎新婦が一緒に歌いながら入場したり、友人たちにサプライズで演奏してもらったりするのも盛り上がります。
また、退場時には、ゲスト全員にクラッカーやシャボン玉を配り、盛大にお祝いしてもらうのも、一体感が生まれて感動的です。
余興については、ゲストに負担をかけすぎない範囲で、二人の友人や同僚に協力してもらうのが一般的です。
しかし、「新郎新婦が主役」であることを忘れずに、あくまで二人の結婚を祝福する形にしましょう。
例えば、友人たちからのビデオメッセージや、新郎新婦へのサプライズソングなどは、感動的で、ゲストも一緒に楽しめる演出です。
もし、新郎新婦自身が余興を披露するのも、二人の人柄が伝わり、ゲストとの距離がぐっと縮まります。
楽器の演奏やダンス、歌など、得意なことを披露するのも良いでしょう。
写真や映像は、結婚式の思い出を形に残す上で非常に重要です。
プロのカメラマンやビデオグラファーに依頼するのも良いですが、「スナップ写真」や「チェキ」などを活用し、ゲストにも自由に写真を撮ってもらうのも楽しいアイデアです。
後日、ゲストが撮った写真を共有してもらうことで、自分たちでは撮影できなかったアングルや、ゲストの自然な表情を見ることができます。
また、会場の装飾として、二人のこれまでの人生を振り返るような写真や、ゲストとの思い出の写真を飾るのも、会話のきっかけとなり、温かい雰囲気を作り出します。
会費制結婚式で「賢く」節約！コストを抑えつつ満足度を高める秘訣
会費制結婚式は、ご祝儀制の結婚式に比べて費用を抑えやすいと言われますが、だからといって安易に考えていると、後で後悔することにもなりかねません。
ここでは、「賢く」節約しつつ、ゲストにも自分たちにも満足度の高い結婚式を実現するための具体的なテクニックをご紹介します。
「見えないコスト」に目を向ける！賢い会場選びとアイテム選びのポイント
結婚式の費用は、会場費、衣装代、料理代、装花代、引き出物代など、多岐にわたります。
会費制だからといって、これらの項目を安易に削りすぎると、ゲストの満足度を下げる原因になりかねません。
ここでは、「見えないコスト」にも目を向け、賢く節約するための会場選びとアイテム選びのポイントを解説します。
会場選びは、結婚式全体の費用に大きく影響する重要な要素です。
会費制結婚式に対応している会場は、ホテル、専門式場だけでなく、レストランやゲストハウスなど、多岐にわたります。
「持ち込み料」の有無は、会場選びの際に必ず確認すべきポイントです。
例えば、外部のカメラマンや装花、引き出物などを持ち込みたい場合、多くの会場では持ち込み料が発生します。
持ち込み料がかかる場合、会場の提携業者を利用する方が割安になることもあります。
逆に、持ち込み料が無料、あるいは良心的な会場であれば、自分たちのこだわりを反映させやすくなります。
また、「パッケージプラン」を賢く利用するのも節約の有効な手段です。
多くの会場では、衣装、料理、装花、写真などがセットになったパッケージプランを用意しています。
これらのプランは、個別に手配するよりも割安になることが多く、費用の全体像も把握しやすいため、予算管理がしやすくなります。
ただし、プラン内容をよく確認し、自分たちの希望に合わない項目が含まれていないか、オプションで追加料金がかかるものはないかなどをしっかりチェックすることが重要です。
料理の試食会に参加するのも、会場選びの重要なプロセスです。
会費制だからといって、料理の質を妥協するのは避けたいところ。
「ゲストに美味しい料理を楽しんでほしい」という気持ちを大切に、試食会で実際に味やボリュームを確認しましょう。
会場によっては、コース料理の一部をビュッフェ形式に変更したり、デザートビュッフェを追加したりすることも可能です。
これらのアレンジで、ゲストの満足度を高めつつ、費用を調整することもできます。
衣装代も、結婚式費用の中でも大きな割合を占める項目です。
会費制結婚式の場合、「レンタル」を賢く利用するのが一般的ですが、最近では、「オーダーレンタル」や「中古ドレスの購入・レンタル」といった選択肢も増えています。
オーダーレンタルは、自分のサイズに合わせて作られるため、フィット感が抜群で、後日買い取ってくれるサービスもあります。
中古ドレスは、状態の良いものがリーズナブルな価格で手に入ることが多く、掘り出し物を見つける楽しみもあります。
また、「衣装の持ち込み料」が無料の会場を選ぶことで、外部のドレスショップで気に入った衣装を見つけても、追加料金を気にせず着用できます。
「手作り」と「外部サービス」の賢い組み合わせでコストを最適化
結婚式には、招待状、席次表、ウェルカムボード、プチギフトなど、手作りできるアイテムがたくさんあります。
「手作り」は、オリジナリティを出しやすく、節約にもつながる強力な手段です。
しかし、すべてを手作りしようとすると、時間と労力がかかり、かえってストレスになってしまうことも。
招待状や席次表などは、デザインテンプレートが豊富に揃ったオンラインサービスを利用すると、プロのような仕上がりのものが、比較的安価に作成できます。
これらのサービスでは、印刷まで請け負ってくれる場合も多く、手間も省けます。
「二人の名前やメッセージを添える」など、少しの工夫で、オリジナリティを出すことができます。
ウェルカムボードやウェルカムスペースの装飾品などは、手作りの温かみが伝わりやすいアイテムです。
二人の趣味や思い出の品を飾ったり、手作りのウェルカムボードを置いたりすることで、ゲストとの距離が縮まります。
「共通の趣味」をテーマにした装飾は、ゲストとの会話のきっかけにもなり、場が盛り上がります。
例えば、映画好きなら映画のポスターを模したウェルカムボード、旅行好きなら世界地図に二人の思い出の地を記したボードなど、アイデア次第で無限に広がります。
プチギフトは、感謝の気持ちを伝える大切なアイテムです。
市販のものに、オリジナルのメッセージカードを添えるだけでも、特別感が増します。
手作りのクッキーやジャムなどを少量ずつプレゼントするのも、心のこもった贈り物として喜ばれます。
ただし、手作りする場合、衛生面や賞味期限には十分注意が必要です。
また、「外部サービス」を賢く利用することも、コストを最適化する上で重要です。
例えば、装花は、会場専属のフローリストに依頼するよりも、外部のフローリストに依頼した方が、価格を抑えられる場合があります。
ただし、その場合も、会場との打ち合わせをしっかり行い、イメージ通りの仕上がりになるよう、密に連携を取ることが大切です。
写真やビデオ撮影も、パッケージプランに含まれているものよりも、外部のフリーランスのカメラマンに依頼する方が、クオリティが高く、費用も抑えられることがあります。
会費制結婚式は、「ゲストへの感謝」と「自分たちのしたいこと」のバランスが何よりも重要です。
ご紹介したテクニックを参考に、ぜひ、二人らしい、心温まる素敵な結婚式を叶えてください。
まとめ
会費制結婚式は、ご祝儀制の結婚式に比べて費用を抑えやすいというメリットがある一方で、ゲストへの「おもてなし」や「演出」の質が、満足度を大きく左右します。
この記事では、会費制結婚式で賢く節約しつつ、満足度を高めるためのプランニングテクニックとして、ゲストの心に残る「おもてなし」と「演出」のポイント、そして、コストを抑えながらもクオリティを維持するための「会場選び」や「アイテム選び」の秘訣について解説しました。
特に、「見えないコスト」に目を向け、持ち込み料の確認やパッケージプランの賢い利用、そして「手作り」と「外部サービス」の組み合わせは、予算内で理想の結婚式を実現するための重要な要素です。
ウェルカムドリンクや料理、引き出物に至るまで、ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちが伝わるような工夫を凝らすことで、会費以上の価値を感じていただけるでしょう。
会費制結婚式は、二人の個性を存分に発揮できる自由度の高いスタイルです。
この記事でご紹介したテクニックを参考に、ぜひ、ゲストの皆様にも、そして何よりもお二人自身にも、心から満足できる、一生の思い出に残る素晴らしい結婚式を創り上げてください。
