結婚式のオリジナル演出ができる式場の探し方!自由度の高い会場を見抜くコツ

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結婚式のオリジナル演出ができる式場の探し方!自由度の高い会場を見抜くコツ

一生に一度の結婚式。
せっかくなら、二人の個性が光る、オリジナリティあふれる一日にしたいですよね。
ありきたりな演出ではなく、ゲストの記憶に深く刻まれるような、感動的で心温まる結婚式を実現するためには、会場選びが何よりも重要になります。
しかし、「オリジナル演出ができる」「自由度が高い」と謳う式場は数多く、一体どこに注目して選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな悩みを解決するために、理想のオリジナルウェディングを実現できる会場を見つけるための具体的な探し方と、会場の自由度を見抜くためのチェックポイントを、経験豊富なウェディングライターが徹底解説します。
ぜひ、あなただけの特別な結婚式を叶えるための参考にしてください。

理想のオリジナルウェディングを叶える会場選びの核心

「自分たちらしい結婚式」を実現したいと願うカップルにとって、会場選びはまさにその夢を形にするための第一歩です。
しかし、多くの式場が「オリジナル」や「自由」を掲げているため、その実態を見抜くのは容易ではありません。
ここで重要なのは、単に「できます」という言葉に惑わされず、会場の「体制」や「実績」に目を向けることです。
実際、会場のルールや制約は、建物の構造や、会場が提携している外部業者との関係性、あるいはスタッフの経験値など、様々な要因によって決まります。
だからこそ、表面的な謳い文句だけでなく、その背景にあるものを見抜く力が必要なのです。

会場の「柔軟性」を見極めるための質問術

会場の自由度を測る上で、担当者への質問は不可欠です。
しかし、ただ漠然と質問するだけでは、本質的な情報は得にくいでしょう。
そこで、具体的な質問を通して、会場の「柔軟性」を多角的に探ることが大切です。
例えば、「持ち込みは可能ですか?」と聞くだけでなく、「外部のカメラマンやフローリストの持ち込みは可能ですか?その際の持ち込み料はいくらですか?」と掘り下げてみましょう。
さらに、「オリジナルのウェルカムスペースを設けることは可能ですか?」「装飾のテーマに合わせたコーディネートを、外部の業者に依頼することはできますか?」といった質問は、会場の対応範囲や、外部との連携体制を探る上で有効です。

また、「過去にどのようなオリジナル演出を実現されましたか?」という質問は、会場の実績を知る上で非常に重要です。
具体的な事例を聞くことで、その会場がどれだけ多様な要望に応えてきたのか、また、どのようなアイデアを提案できるのかが見えてきます。
例えば、新郎新婦が趣味のバイクで登場した事例や、ゲスト参加型のゲームを企画した事例などを聞ければ、その会場はかなりの自由度を持っていると言えるでしょう。
逆に、具体的な事例が少なく、テンプレート的な回答しか返ってこない場合は、注意が必要です。

「持ち込み」と「外部委託」の可否を徹底チェック

オリジナルウェディングの実現において、「持ち込み」と「外部委託」の可否は、自由度を左右する最も重要な要素の一つです。
多くの会場では、装花や引き出物、ウェディングケーキなど、一部のアイテムについて外部からの持ち込みを認めていますが、その条件や料金は会場によって大きく異なります。
例えば、持ち込み料が無料の会場もあれば、高額な持ち込み料を設定している会場もあります。
また、持ち込みできるアイテムの種類が限られている場合もあります。

外部委託についても同様です。
例えば、会場指定のカメラマンではなく、お気に入りのフリーカメラマンに依頼したい、あるいは、会場装花は提携業者に依頼するものの、ウェルカムスペースの装飾は専門のデザイナーに依頼したい、といった希望がある場合、それが可能かどうかを事前に確認しておく必要があります。
「持ち込み料は一切かかりません」と謳っていても、実は会場指定の業者以外への委託に制限がある、といったケースも少なくありません。

そのため、会場見学の際には、持ち込み料の有無だけでなく、持ち込み可能なアイテムの種類、外部委託の可否、そしてその際の条件や料金体系などを、担当者に具体的に質問し、可能であれば契約書などで確認することをおすすめします。
この点を確認せずに進めてしまうと、後々、思わぬ追加費用が発生したり、希望する演出が実現できなかったりする可能性があります。

自由度の高い会場を見抜くための具体的なチェックポイント

会場の自由度を見抜くためには、いくつかの具体的なチェックポイントがあります。
これらを意識して会場を比較検討することで、あなたたちの理想を叶えられる会場に巡り合える可能性が高まります。

会場の「柔軟な対応力」を物語るスタッフの姿勢

会場の自由度を判断する上で、スタッフの対応姿勢は非常に重要な指標となります。
見学の際に、担当者がどれだけ親身になって話を聞いてくれるか、そして、こちらの要望に対してどれだけ前向きな提案をしてくれるかを見てみましょう。
例えば、まだ漠然としたイメージしか持っていない段階でも、熱心にヒアリングを行い、具体的なアイデアを一緒に考えてくれる担当者は、会場の柔軟性が高い可能性が高いです。

逆に、こちらの要望に対して「それはできません」「決まっています」といった否定的な回答ばかりが返ってくる場合は、その会場はあまり自由度が高くないかもしれません。
また、「できない理由」を明確に説明してくれるかどうかもポイントです。
単に「できない」と言うだけでなく、例えば「建物の構造上、〇〇は難しいのですが、△△という代替案はいかがでしょうか?」といったように、代替案を提示してくれる姿勢があれば、柔軟な対応が期待できます。

さらに、過去の事例をどれだけ具体的に、そして楽しそうに話してくれるかも、会場の「柔軟な対応力」を測るバロメーターになります。
新郎新婦の個性やエピソードを大切にし、それを結婚式に反映させることに情熱を持っているスタッフがいる会場は、あなたたちのオリジナルウェディングもきっと大切にしてくれるはずです。

「装飾・演出の自由度」を左右する会場の設備とルール

オリジナルウェディングの実現には、会場の装飾や演出における自由度が不可欠です。
この自由度は、会場の設備や、会場が設けているルールによって大きく左右されます。
まず、会場の「内装」そのもののデザイン性や、既存の装飾の少なさもチェックポイントです。
例えば、白を基調としたシンプルな空間であれば、どのような装飾も馴染みやすく、自分たちの好みに合わせやすいでしょう。
逆に、すでに個性的な内装が施されている会場では、そのデザインに引っ張られてしまい、自分たちのイメージを反映させにくい場合もあります。

また、音響や照明の設備が充実しているかどうかも重要です。
オリジナルのBGMを流したい、あるいは、特定の演出のために照明を効果的に使いたいといった場合、会場の設備が整っていないと、実現が難しくなります。
プロジェクターやスクリーン、音響設備が最新のものか、あるいは、自分たちの持ち込み機材の使用が許可されているかなども確認しておきましょう。

さらに、会場が設けている「ルール」を細かく確認することも大切です。
例えば、火気の使用に関する制限、音量や演奏時間に関する制約、あるいは、会場の共有スペースでの演出に関する取り決めなどです。
これらのルールが厳しすぎると、せっかくのオリジナル演出が制限されてしまう可能性があります。
見学の際には、これらの設備面やルール面について、担当者に遠慮なく質問し、納得のいくまで確認することが、後々のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。

「料理・ドリンク」のカスタマイズ性で二人のこだわりを表現

結婚式における料理やドリンクは、ゲストへのおもてなしの心を伝える大切な要素です。
オリジナルウェディングを重視するなら、料理やドリンクにおいても、二人のこだわりを反映できる「カスタマイズ性」が重要になります。
例えば、新郎新婦の出身地の郷土料理を取り入れたい、二人の思い出のメニューを再現してほしい、といった希望がある場合、それが可能かどうかを事前に確認しておきましょう。

多くの会場では、コース料理のメニューをある程度カスタマイズできるサービスを提供していますが、その自由度は会場によって異なります。
「アレルギー対応はもちろん、苦手な食材の変更や、お好みの食材を使った特別メニューの作成も承ります」といった柔軟な対応をしてくれる会場は、オリジナルウェディングへの理解度が高いと言えます。

また、ドリンクに関しても、定番のメニューだけでなく、二人が好きなお酒や、オリジナルカクテルを用意できるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
例えば、新婦が好きなお酒をベースにしたオリジナルカクテルを、ゲストに振る舞うといった演出は、二人の個性を表現する素敵なアイデアとなります。
料理やドリンクのカスタマイズ性について、会場の担当者とじっくり話し合い、二人の理想とする「味」を形にできる会場を選びましょう。

「外部のプロフェッショナル」との連携体制

オリジナルウェディングを実現する上で、外部のプロフェッショナルとの連携体制が整っているかどうかも、見逃せないポイントです。
例えば、会場指定のカメラマンではなく、SNSで話題のフォトグラファーに依頼したい、あるいは、会場装花は提携業者に依頼するものの、ウェルカムスペースの装飾は、以前からお世話になっているデザイナーに依頼したい、といった希望がある場合、会場が外部のプロフェッショナルとの連携にどれだけ協力的かを確認する必要があります。

「外部のカメラマンやフローリストの持ち込みは可能ですか?その際の持ち込み料はいくらですか?」といった質問は、この連携体制を探る上で非常に有効です。
また、外部のプロフェッショナルを受け入れることに抵抗がなく、むしろ積極的に協力してくれる会場であれば、あなたたちのこだわりを形にするための強力なパートナーとなってくれるでしょう。

さらに、会場が過去にどのような外部のクリエイターと仕事をしてきたのか、あるいは、どのような外部のプロフェッショナルを紹介できるのか、といった情報も参考になります。
「〇〇という有名なフローリストとも一緒に仕事をしたことがありますよ」といった話を聞くことができれば、その会場は、多様なニーズに対応できる実績とネットワークを持っていると言えます。

まとめ

結婚式のオリジナル演出ができる式場を見つけるためには、「会場の体制」「スタッフの対応」「設備とルール」「料理・ドリンクのカスタマイズ性」「外部との連携体制」といった多角的な視点から会場を評価することが不可欠です。
単に「自由度が高い」という言葉に惑わされず、具体的な質問を繰り返し、担当者の対応や過去の実績を丁寧に確認することで、あなたたちの理想を叶えられる会場にきっと巡り合えるはずです。
この記事でご紹介した探し方とチェックポイントを参考に、ぜひ、世界に一つだけの、心に残る結婚式を実現してください。

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