節約婚にぴったりの結婚式場タイプとおすすめプランの選び方
結婚式は人生の門出を祝う大切なイベントですが、その費用に頭を悩ませるカップルも少なくありません。
「理想の結婚式を挙げたいけれど、予算は抑えたい」そんな願いを叶えるのが「節約婚」です。
近年、賢く、そして自分たちらしく結婚式を挙げるスタイルとして注目されています。
この記事では、節約婚を成功させるための結婚式場選びのポイントと、賢いプランの選び方について、具体的なタイプ別のおすすめと、見落としがちな注意点まで詳しく解説します。
あなたの結婚式が、経済的にも精神的にも満足のいく、最高の思い出になるよう、ぜひ参考にしてください。
賢く選ぶ！節約婚におすすめの結婚式場タイプとその魅力
節約婚を目指す上で、結婚式場のタイプ選びは非常に重要です。
それぞれの会場が持つ特性を理解し、自分たちの希望や予算に合った場所を選ぶことで、無駄なく理想の結婚式に近づけることができます。
ここでは、特に節約婚におすすめの結婚式場タイプをいくつかご紹介し、それぞれの魅力と選び方のポイントを解説します。
① 収容人数と立地で差がつく！「レストランウェディング」の活用法
レストランウェディングは、アットホームで自由度の高い結婚式を実現したいカップルに人気です。
普段から通っているお気に入りのレストランや、景色の良いレストランなどを貸し切って行うスタイルは、ゲストにもリラックスして楽しんでもらえるのが魅力です。
「でも、レストランで結婚式なんてできるの？」と思われるかもしれませんが、最近ではウェディングプランを用意しているレストランも増えています。
特に、料理にこだわりたいカップルにとっては、普段からプロの味を楽しめるレストランでの結婚式は、ゲストへのおもてなしとして非常に喜ばれるでしょう。
選び方のポイントは、まず収容人数です。
レストランはホテルや専門式場に比べて小規模な会場が多い傾向にあるため、招待したいゲストの人数と会場のキャパシティが合っているかを確認することが重要です。
また、立地も考慮しましょう。
アクセスが良い場所であれば、ゲストの移動負担も軽減できます。
さらに、レストランウェディングの魅力の一つは、持ち込み料の柔軟性です。
ドレスや装花など、持ち込み料がかかる場合でも、レストランによっては比較的寛容なケースが多く見られます。
これは、節約婚においては大きなメリットとなります。
例えば、私たちが以前担当したカップルは、都内のおしゃれなイタリアンレストランで結婚式を挙げました。
新郎新婦がそのレストランのファンだったこともあり、メニューはシェフと相談しながら、二人の思い出の料理を取り入れたオリジナルコースに。
装花は、レストランの雰囲気に合わせてナチュラルなスタイルにし、ブーケも新婦の友人が手作りしてくれました。
結果として、ゲスト一人あたりの飲食費を抑えつつ、温かい雰囲気の、二人らしい結婚式を実現できたのです。
また、平日の利用や、仏滅などの縁起の悪い日を選ぶことで、通常よりも割引が適用されるレストランもあります。
これは、ゲストの都合がつけば、大幅な節約につながる可能性があります。
レストランウェディングを選ぶ際は、まずはお二人の思い描く結婚式のイメージと、ゲストの顔ぶれを想像しながら、会場の雰囲気や料理、そして「ここでなら、自分たちらしいおもてなしができる」と思える場所を探してみましょう。
② 費用を抑えつつ、多彩な選択肢が魅力の「ゲストハウス・専門式場」
ゲストハウスや専門式場は、結婚式を専門に行う施設であるため、結婚式に必要な設備が整っており、スムーズな進行が期待できるのが強みです。
近年では、節約婚を意識したプランも豊富に用意されており、賢く利用することで費用を抑えながらも、理想の結婚式を叶えることができます。
ゲストハウスは、邸宅を貸し切るようなアットホームな雰囲気が魅力です。
プライベート空間で、ゲストと一緒にリラックスした時間を過ごせます。
一方、専門式場は、チャペルや披露宴会場などが複数あり、よりフォーマルで華やかな結婚式に適しています。
節約婚でゲストハウスや専門式場を選ぶ際のポイントは、「パッケージプラン」を賢く活用することです。
多くの会場では、衣装、料理、装花、写真などがセットになったプランを提供しています。
これらのプランは、個別に手配するよりも割安になることが多いため、まずはパッケージプランの内容をしっかりと確認しましょう。
ただし、パッケージプランに含まれる内容が、必ずしも自分たちの希望に合っているとは限りません。
例えば、衣装のグレードを上げたり、料理のランクをアップさせたりすると、追加料金が発生します。
そのため、プラン内容を細かくチェックし、どこまでが標準で、どこからがオプションになるのかを明確に把握しておくことが重要です。
また、オフシーズンや平日、仏滅などの割引は、ゲストハウスや専門式場でも適用されることが多いです。
これらの時期を選ぶことで、会場費や料理の単価を抑えることが可能です。
さらに、「少人数プラン」や「マタニティプラン」など、特定のニーズに合わせたプランを用意している会場もあります。
自分たちの状況に合ったプランがないか、積極的に探してみましょう。
私たちが以前お手伝いしたカップルは、緑豊かなゲストハウスで結婚式を挙げました。
当初は、自分たちで衣装や装花を手配することも検討していましたが、会場のパッケージプランに含まれる内容が予想以上に充実しており、かつ自分たちの好みに近かったため、プランをベースに、写真のカット数を少し増やした程度で済ませました。
結果として、**追加料金を最小限に抑えながら、洗練された、自分たちらしい結婚式**を実現できたのです。
ゲストハウスや専門式場を選ぶ際は、複数の会場のパンフレットを取り寄せ、プラン内容や料金を比較検討することをおすすめします。
また、見積もりを取る際には、「どこまで含まれているのか」「追加料金が発生する項目は何か」を遠慮なく質問し、納得のいくまで確認することが大切です。
賢いプランの選び方：節約婚を成功させるための実践アドバイス
結婚式場選びの次に重要なのが、プランの選び方です。
限られた予算の中で、最大限に満足度の高い結婚式を実現するためには、いくつかの実践的なアドバイスがあります。
ここでは、節約婚を成功させるためのプラン選びのポイントを、具体的な視点から解説します。
① 見積もりを徹底比較！「見えないコスト」に注意する
結婚式場の見積もりは、一見すると分かりやすいように見えますが、「見えないコスト」が潜んでいることがあります。
節約婚を目指すのであれば、この「見えないコスト」に注意を払い、徹底的に比較検討することが不可欠です。
まず、見積もり項目を細かくチェックすることが重要です。
料理や飲み物、衣装、装花、写真、音響、司会、ペーパーアイテムなど、項目ごとに金額を確認し、不明な点は必ず質問しましょう。
特に、「〇〇一式」といった曖昧な表記がある場合は、具体的に何が含まれているのかを確認する必要があります。
次に、複数の会場から見積もりを取ることです。
同じような条件で、複数の会場の見積もりを比較することで、相場感が掴め、よりお得な会場を見つけやすくなります。
この際、「最低限必要な項目」と「オプションで追加したい項目」を明確にしておくことで、比較がしやすくなります。
さらに注意したいのが、「持ち込み料」です。
衣装や引出物、カメラマンなどを外部に依頼する場合、会場によっては持ち込み料が発生します。
この持ち込み料が意外と高額になるケースもあるため、「会場の持ち込み料はいくらかかるのか」「持ち込み料がかかる品目は何か」を事前に確認し、外部で手配する方が得なのか、会場にお任せした方が得なのかを比較検討しましょう。
私たちが以前、あるカップルから相談を受けた際、見積もり項目に「装花一式」としか記載されていませんでした。
詳しく確認したところ、会場装花は含まれているものの、ブーケやテーブル装花はオプション扱いになっており、さらに装花のグレードを上げると追加料金が大幅に発生することが判明しました。
このカップルは、装花は比較的シンプルにしたいと考えていたため、外部のフローリストに依頼することで、会場に直接依頼するよりも約20万円ほど費用を抑えることができたのです。
このように、見積もりを鵜呑みにせず、細部まで確認することが、思わぬ節約につながります。
また、「サービス料」や「消費税」なども、最終的な総額に大きく影響します。
これらの料金体系も、事前にしっかりと確認しておきましょう。
見積もりは、あくまで「現時点での概算」であることを忘れずに、「最終的にいくらになるのか」という視点で、常に確認を怠らないようにしましょう。
② 演出やアイテムは「本当に必要か」を自問自答する
結婚式を彩る演出やアイテムは、魅力的でついつい追加したくなりますが、「本当に必要か」を自問自答することが、節約婚を成功させる鍵となります。
一つ一つの演出やアイテムを、自分たちの結婚式に本当に貢献するものなのか、という視点で吟味しましょう。
例えば、派手な映像演出や、ゲスト全員に配る高価な引出物など、「なんとなく」「みんながやっているから」という理由で取り入れてしまうと、後で「そこまで必要ではなかったな」と後悔する可能性があります。
まずは、**自分たちが結婚式で最も大切にしたいこと**を明確にしましょう。
それは、美味しい料理でおもてなしをすることなのか、ゲストとの会話を大切にすることなのか、それとも感動的なセレモニーをすることなのか。
その「大切にしたいこと」に直結しない演出やアイテムは、思い切って削る勇気も必要です。
例えば、**ペーパーアイテム**。
招待状や席次表、席札などは、デザインにこだわると費用がかさみがちです。
しかし、最近では、無料のテンプレートを活用して手作りしたり、Web招待状を利用したりするカップルも増えています。
これらは、デザイン性も高く、かつ費用も大幅に抑えることができます。
また、**引出物**も、ゲストの年齢層や関係性を考慮し、本当に喜ばれるものを選ぶことが大切です。
高価なものを贈る必要はありません。
**「実用的で、かつ二人のセンスが光るもの」**を選ぶことで、ゲストにも喜ばれ、かつ費用も抑えることができます。
例えば、地元の特産品や、二人が好きなブランドのちょっとした小物などがおすすめです。
私たちが担当したカップルは、披露宴の演出として、派手な余興やゲームは一切行いませんでした。
その代わりに、**ゲスト一人ひとりに向けた感謝のメッセージを事前に作成し、それを映像にまとめ、上映しました。
**また、引出物も、地元の銘菓と、二人が愛用しているコーヒー豆をセレクト。
結果として、**ゲストとの距離がぐっと縮まり、心温まるアットホームな結婚式**になったと、大変喜んでいただけました。
演出やアイテム選びにおいては、「ゲストが心地よく過ごせるか」「自分たちが心から満足できるか」という視点を常に持ち、無駄なコストを徹底的に削減していくことが、節約婚を成功させるための実践的なアドバイスと言えるでしょう。
まとめ
節約婚は、決して「妥協」の結婚式ではありません。
むしろ、自分たちが本当に大切にしたいことを見極め、賢く、そしてクリエイティブに結婚式を作り上げる、新しいスタイルの結婚式です。
今回ご紹介した結婚式場タイプ別のおすすめや、プランの選び方、そして「見えないコスト」や演出・アイテム選びのポイントを参考に、ぜひお二人の理想の結婚式を実現してください。
結婚式場選びにおいては、レストランウェディングの自由度や料理へのこだわり、ゲストハウス・専門式場の充実した設備とパッケージプランの活用など、それぞれの会場の特性を理解することが重要です。
プラン選びでは、見積もりを徹底的に比較し、「見えないコスト」に注意すること、そして演出やアイテムは「本当に必要か」を自問自答することが、賢い節約の鍵となります。
何よりも大切なのは、**お二人が心から満足できる結婚式であること**です。
費用を抑えながらも、ゲストへの感謝の気持ちを伝え、二人の門出を祝福する温かい時間を過ごせるよう、この記事が皆様の結婚式準備の一助となれば幸いです。
