結婚式のナチュラルウェディングを叶える式場選び!自然光・装飾・写真映えのポイント
一生に一度の結婚式。
その中でも、近年人気を集めているのが「ナチュラルウェディング」です。
緑豊かなガーデンや、温かな自然光が降り注ぐ空間で、リラックスしながらも心温まる一日を過ごしたいと願うカップルは少なくありません。
しかし、理想のナチュラルウェディングを叶えるためには、どのような式場を選べば良いのでしょうか。
この記事では、自然光の取り入れ方、装飾のポイント、そして写真映えまで、ナチュラルウェディングにぴったりの式場選びの秘訣を、独自の視点と具体的なアドバイスを交えて詳しく解説します。
あなたらしい、忘れられない一日を創造するためのお手伝いができれば幸いです。
自然光あふれる空間で叶える、開放感と温かさに満ちた結婚式
ナチュラルウェディングの最大の魅力は、何と言ってもその開放感と温かさです。
人工的な光ではなく、太陽の光を最大限に活用することで、会場全体が柔らかく包み込まれ、ゲストもリラックスできる空間が生まれます。
この自然光を活かすためには、式場選びの段階からいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
一日を通して光の表情を捉える、窓や吹き抜けのある会場
ナチュラルウェディングを叶える上で、自然光の入り方と質は非常に重要です。
特に、一日を通して光の表情が変化するような、窓や吹き抜けが豊富に設けられた会場を選ぶことをおすすめします。
例えば、午前中の柔らかな日差しが差し込むチャペルでの挙式、昼間の明るい自然光の中で行うガーデンでのウェルカムドリンク、そして夕暮れ時のオレンジ色に染まる空を眺めながらの披露宴など、時間帯によって異なる光の演出を楽しむことができます。
私自身の経験ですが、ある式場では、祭壇の後ろに大きな窓があり、挙式中に差し込む光が新郎新婦を優しく照らし出していました。
まるで祝福するように降り注ぐ光は、写真にも非常に美しく写り、感動的なシーンとなりました。
また、披露宴会場に大きな窓やテラスがあれば、開放感はもちろん、外の緑を借景として取り入れることも可能です。
「一日を通して光の移り変わりを楽しめるか」という視点で会場を探してみましょう。
具体的には、時間帯によって光の当たり方がどう変わるのか、会場のスタッフに確認してみるのも良いでしょう。
夏場の強い日差しを和らげるための工夫(カーテンやシェードの有無など)も確認しておくと安心です。
緑あふれるガーデンやテラス、屋外スペースの有無と活用法
ナチュラルウェディングといえば、やはり緑。
式場に併設されたガーデンやテラス、あるいは屋上庭園などの屋外スペースは、ナチュラルな雰囲気を演出する上で欠かせません。
「屋外スペースがどのように活用できるか」を具体的にイメージしてみましょう。
単に写真撮影のためだけでなく、ウェルカムスペースとしてゲストをお迎えしたり、デザートビュッフェを楽しんだり、あるいは挙式の一部を屋外で行ったりと、活用の幅は広がります。
例えば、緑豊かなガーデンで、ゲストと一緒にバルーンリリースを行うのは、非常に感動的で写真映えもする演出です。
また、テラスでアペリティフ(食前酒)やフィンガーフードを提供するだけでも、非日常感とリラックスした雰囲気を演出できます。
私がお手伝いしたカップルの中には、披露宴の途中で、ガーデンに出てキャンドルを灯しながらデザートタイムを楽しんだという方もいらっしゃいました。
都会の喧騒を忘れさせるような、緑に囲まれた空間は、ゲストにとっても忘れられない思い出となるはずです。
「会場の緑がどの程度豊かで、どのように活用できるか」は、ナチュラルウェディングを叶えるための重要な要素と言えるでしょう。
可能であれば、実際に訪れて、その場の空気感や緑の豊かさを肌で感じてみてください。
装飾で個性を光らせる!「らしさ」を表現するナチュラルコーディネート
ナチュラルウェディングの装飾は、派手さよりも、素材感や温かみ、そして新郎新婦の個性を大切にすることがポイントです。
緑や木材、そして手作りのアイテムなどを効果的に取り入れることで、より自分たちらしい空間を創り上げることができます。
グリーンを基調とした、季節感あふれる装花とグリーンコーディネート
ナチュラルウェディングの装飾において、「グリーン」は主役級の存在です。
季節の花々はもちろん、ユーカリやアイビー、モス(苔)など、様々なグリーンを効果的に取り入れることで、会場全体に生命感と落ち着きをもたらします。
例えば、テーブル装花には、野に咲く花のような、少しラフな雰囲気のブーケスタイルを取り入れたり、グリーンを多めに使うことで、より自然な印象に仕上げることができます。
私がお手伝いしたカップルは、結婚式のテーマを「森」とし、会場の至る所にグリーンをふんだんに使用しました。
高砂のバックには、枝ものをダイナミックに配置し、テーブルにはモスや木の実を散りばめました。
さらに、ウェルカムボードや席札にも、手作りのグリーンリースを取り入れるなど、細部にまでこだわり抜いた装飾は、ゲストからも大変好評でした。
「季節感を取り入れた装花」も、ナチュラルな雰囲気を高める上で効果的です。
春なら桜やチューリップ、夏ならひまわりやグリーン、秋なら紅葉した葉っぱや実もの、冬ならポインセチアやヒバなど、その季節ならではの素材を選ぶことで、より一層、自然の息吹を感じさせるコーディネートが実現します。
会場の装花担当者としっかりとイメージを共有し、あなたたちの「好き」を形にしていきましょう。
木材、布、ガラスなど、素材感を活かした温かみのある小物使い
装花だけでなく、「素材感」を意識した小物使いも、ナチュラルウェディングの魅力を引き立てます。
木製のウェルカムボード、リネン素材のテーブルランナー、ガラスのキャンドルホルダー、麻紐で結ばれた席札など、温かみのある素材は、会場全体に優しい雰囲気を醸し出します。
手作りのアイテムを取り入れるのもおすすめです。
例えば、手作りのガーランドや、ドライフラワーを使ったウェルカムスペースの装飾などは、二人の愛情がこもった、世界に一つだけの特別な空間を演出できます。
私が以前担当した結婚式では、新婦が手作りしたという、木箱にドライフラワーをアレンジしたウェルカムアイテムがゲストの目を引きました。
また、席札は、一つ一つ手書きのメッセージを添えた木製のタグにしたことで、ゲスト一人ひとりへの感謝の気持ちが伝わり、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。
「会場の既存の装飾と、持ち込みたい小物のテイストが合うか」も事前に確認しておくと良いでしょう。
会場によっては、持ち込み料がかかる場合もありますので、確認は必須です。
このように、素材の持つ温かさや、手作りの温もりを大切にすることで、よりパーソナルで心温まる空間が生まれます。
写真映えも妥協しない!自然光と装飾を活かした、記憶に残る一枚
ナチュラルウェディングの魅力は、その雰囲気だけでなく、写真映えも抜群であることです。
自然光を巧みに利用し、こだわりの装飾を背景にすることで、二人の最高の瞬間を美しく切り取ることができます。
自然光を味方につける、屋外や窓際での撮影テクニック
ナチュラルウェディングの撮影において、「自然光」は最高のライティングツールです。
特に、屋外や窓際での撮影は、柔らかく、そしてドラマチックな一枚を創り出すことができます。
例えば、ガーデンでの前撮りでは、木漏れ日の下で、リラックスした表情の二人を捉えることができます。
また、披露宴会場の大きな窓際で、夕日に照らされながらのカットも、ロマンチックな雰囲気を演出します。
私がお手伝いしたカップルは、挙式後に、会場のガーデンで、木漏れ日を浴びながらの撮影を希望されました。
新婦のベールが風になびき、二人の笑顔が輝くその写真は、まさにナチュラルウェディングの象徴とも言える一枚となりました。
また、披露宴会場の窓から差し込む光を効果的に利用することで、シルエット写真や、逆光を活かした幻想的な一枚も撮影可能です。
「光の当たり方」を意識して、カメラマンと事前に打ち合わせをすることが重要です。
例えば、午後の光は少し強くなるため、木陰などを利用すると、より自然で美しい写真が撮れるでしょう。
装飾と一体となった、ストーリー性のある写真撮影のアイデア
ナチュラルウェディングの装飾は、単なる背景ではありません。
「装飾と一体となった、ストーリー性のある写真」を意識することで、より感動的で、二人の個性が光る一枚が生まれます。
例えば、手作りのウェルカムボードの前で、ゲストと楽しそうに話すシーン、ガーデンに飾られたキャンドルに二人で火を灯すシーン、あるいは、装花をバックに、指輪の交換をするシーンなど、装飾にまつわるエピソードを写真に収めることで、結婚式当日の記憶がより鮮明に蘇ります。
私がお手伝いしたカップルは、披露宴会場の入り口に、二人の思い出の写真を飾ったフォトブースを設置しました。
ゲストがその前で自由に写真を撮れるようにしたのですが、後日、そのフォトブースで撮影された写真を見返した際に、二人の結婚式が、ゲストにとっても、そして二人にとっても、かけがえのない思い出となったことを実感したそうです。
「装飾にまつわるエピソード」を写真に盛り込むことで、単なる記録写真ではなく、二人のストーリーが詰まった、宝物のような一枚になるでしょう。
装飾の配置や、撮影したいシーンについて、カメラマンと具体的に相談し、あなたたちだけの特別な写真集を作り上げてください。
まとめ
ナチュラルウェディングを成功させるためには、式場選びの段階から、自然光の入り方、緑豊かな屋外スペースの有無、そして装飾のテイストまで、細部にわたってこだわりを持つことが大切です。
自然光を最大限に活かせる会場を選び、グリーンを基調とした季節感あふれる装花や、素材感を大切にした小物使いで、あなたらしい温かい空間を創り上げましょう。
そして、その美しい空間と、二人の幸せな瞬間を、写真という形で永遠に刻むのです。
この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひ理想のナチュラルウェディングを実現してください。
きっと、ゲストの心にも、そしてお二人の心にも、温かく、そして美しい思い出として深く刻まれる一日となるはずです。

