結婚式のプチギフト、心ときめくラッピング素材とDIYアイデアで感謝を形に
結婚式という人生の大きな節目に、ゲストへ感謝の気持ちを伝えるプチギフト。
そのプチギフト選びと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に、ゲストの心に残るのがラッピングです。
贈る相手への想いを込めて、どんな素材を選び、どんな風に包むか。
そこには、新郎新婦の個性やこだわりが光ります。
市販のラッピングも素敵ですが、少し手を加えるだけで、ぐっと特別感が増すもの。
今回は、結婚式のプチギフトに人気のラッピング素材と、手作りで温かみをプラスできるDIYアイデア、そして思わず笑顔になる可愛い梱包術をたっぷりご紹介します。
ゲストの記憶にいつまでも残る、とっておきのプチギフトラッピングを見つけましょう。
定番からトレンドまで！おしゃれなプチギフトラッピング素材図鑑
プチギフトのラッピング素材は、その素材感や色合いによって、ギフト全体の雰囲気を大きく左右します。
ここでは、結婚式のプチギフトに人気の素材をいくつかご紹介。
それぞれの素材が持つ魅力や、どんなテイストのギフトに合うのかを解説します。
温かみとナチュラル感を演出する「紙素材」
紙素材は、その種類の豊富さと加工のしやすさから、プチギフトのラッピングで最もポピュラーな素材と言えるでしょう。
クラフト紙はその素朴で温かみのある風合いが、ナチュラルウェディングやガーデンウェディングにぴったり。
無地のものを選べば、スタンプやリボン、手書きのメッセージなどで自分好みにアレンジするのも簡単です。
和風のテイストがお好みなら、和紙のような風合いの紙や、竹や麻の繊維が練り込まれた紙もおすすめです。
水引や和柄のシールを添えるだけで、ぐっと和の雰囲気が高まります。
また、トレーシングペーパーは、透け感が上品で洗練された印象を与えます。
中に見えるギフトの色合いを活かしつつ、ほんのりとしたミステリアスな雰囲気を演出できるのが魅力です。
レースペーパーのような繊細な模様が入ったものを選ぶと、よりエレガントな仕上がりに。
最近では、再生紙やオーガニック素材を使ったエコフレンドリーな紙素材も注目されています。
環境に配慮した選択は、ゲストにも喜ばれるポイントになるかもしれません。
例えば、手作りのジャムやハーブティーなどを贈る際に、クラフト紙で包み、麻紐で結ぶだけで、まるで自家製のおしゃれな食品パッケージのような雰囲気を演出できます。
さらに、オリジナルのロゴスタンプを押し加えてみたり、ハーブの小枝を添えたりすることで、よりパーソナルなギフトに仕上がります。
上品で華やかな印象を与える「布素材」
布素材のラッピングは、高級感や特別感を演出するのに最適です。
中でも、サテンやシルクのような光沢のある生地は、フォーマルな結婚式にぴったり。
上品なドレープが生まれ、ギフトをより一層引き立てます。
チュールやオーガンジーといった透け感のある素材は、軽やかでフェミニンな印象に。
中にキャンディや小さな焼き菓子などを入れた際に、その可愛らしさが透けて見えるのが魅力です。
リボン結びはもちろん、巾着袋のように絞るだけでも、可愛らしく仕上がります。
和装の結婚式であれば、風呂敷のような和風の布素材もおすすめです。
小さな風呂敷でギフトを包み、可愛く結ぶだけで、粋な和のプチギフトになります。
例えば、和柄のちりめん素材で小さな巾着袋を作り、中に和菓子を入れると、古風で趣のあるプチギフトになります。
また、レースがあしらわれた布や、刺繍が施された布を選ぶことで、さらに特別な雰囲気を醸し出すことができます。
これらの布素材は、ギフトとしてだけでなく、後々もゲストが小物入れなどとして再利用できる可能性もあり、サステナブルな選択肢としても魅力的です。
トレンド感と個性をプラスする「その他素材」
最近では、定番の素材以外にも、ユニークでトレンド感のある素材を使ったラッピングも人気を集めています。
例えば、ワックスペーパーは、程よい光沢と防水性があり、クッキーや焼き菓子などの食品ギフトに最適です。
バターサンドやクッキーなどを個包装する際に、ワックスペーパーで包み、シールで留めるだけで、おしゃれなパン屋さんのような雰囲気に。
また、透明な袋にドライフラワーやラメなどを散りばめて、キラキラとした華やかなラッピングにするのも素敵です。
特に、ガラス瓶に入ったジャムやハチミツ、アロマオイルなどのギフトに、この手法を取り入れると、中身の美しさも引き立ちます。
さらに、フェルト素材も、その柔らかい質感と温かみで、冬の結婚式や、アットホームな雰囲気の披露宴にぴったりです。
フェルトで簡単な袋状のものを作り、ボタンや刺繍でデコレーションするのも可愛らしいでしょう。
例えば、小さなフェルトの袋に、星やハートの形にカットしたフェルトを縫い付け、中に小さなキャンディやチョコレートを入れると、手作り感あふれる温かいギフトになります。
手作りで差をつける！簡単＆可愛いプチギフトDIYラッピングアイデア
市販のラッピングも素敵ですが、少しの工夫で、オリジナリティあふれる温かいプチギフトに大変身します。
ここでは、初心者でも簡単にできるDIYラッピングアイデアをご紹介。
特別な道具がなくても、手軽に始められるものばかりです。
オリジナリティ溢れる「タグ＆シール」で個性を演出
プチギフトのラッピングに欠かせないのが、メッセージタグやオリジナルシールです。
これらを工夫するだけで、ギフトの印象がぐっと変わります。
クラフト紙や厚紙を好きな形にカットし、手書きで新郎新婦の名前や結婚式の日付、感謝のメッセージを書き込むだけで、世界に一つだけのオリジナルタグになります。
スタンプを使ったり、レースやリボンで飾り付けたりするのもおすすめです。
市販の無地のシールに、手書きでメッセージを添えるだけでも、温かみが伝わります。
最近では、オンラインでオリジナルのデザインシールを簡単に作成できるサービスも増えています。
二人の写真や、結婚式のテーマに合わせたイラストなどをプリントしたシールは、ゲストへのサプライズになるでしょう。
例えば、二人のイニシャルをモチーフにしたデザインや、結婚式のテーマカラーを取り入れたデザインのシールを作成し、シンプルな包装のプチギフトに貼るだけで、特別感が演出できます。
また、手作りのタグには、二人の馴れ初めのエピソードにちなんだ小さなイラストを描き加えたり、結婚式のテーマカラーの糸で縫い付けたりするのも、ゲストの心に響くでしょう。
「リボン＆紐」で結び方に彩りをプラス
ラッピングの仕上げに欠かせないリボンや紐。
素材や結び方一つで、ギフトの表情は大きく変わります。
サテンリボンは上品でフォーマルな印象に、麻紐はナチュラルで温かい印象になります。
レースリボンや、チュールリボンを使えば、フェミニンで可愛らしい雰囲気に。
結び方も、シンプルな一文字結びだけでなく、蝶々結びや、複数のリボンを組み合わせるなど、様々なアレンジが可能です。
和風のギフトには、水引や組紐をアクセントに使うと、より一層趣が深まります。
例えば、透明な袋に入れたキャンディを、細めの麻紐でラフに結び、その上に細いサテンリボンを重ねて蝶々結びをするだけで、カジュアルながらも洗練された印象になります。
また、二色のリボンを一緒に結び、その間に小さなドライフラワーを挟むだけで、より華やかで個性的なラッピングに仕上がります。
リボンに、二人のイニシャルを刻印したチャームを付けたり、小さな造花を添えたりするのも、オリジナリティを高める素敵なアイデアです。
「包み方」で驚きと楽しさを演出
プチギフトの包み方にも、様々な工夫ができます。
定番の四角い箱を包むだけでなく、キャンディのように包んだり、巾着袋のように仕上げたりするだけでも、見た目の印象が大きく変わります。
透明な袋にギフトを入れ、口をキュッと絞ってリボンで結ぶだけのキャンディ包みは、簡単なのに可愛らしく、中身が見えるので、ギフト選びの参考にもなります。
また、不織布やオーガンジー素材の袋を使えば、よりエレガントな巾着袋風のラッピングが可能です。
さらに、風呂敷のように包む和風のラッピングも、趣があっておすすめです。
例えば、丸いクッキーを数枚、透明な袋に入れ、袋の口をねじってキャンディのように包み、両端をリボンで可愛く結ぶだけで、手作りのスイーツのような愛らしいプチギフトになります。
また、小さなガラス瓶に入ったジャムなどを、和柄の布で風呂敷包みにし、水引で結ぶだけで、和装の結婚式にぴったりの和モダンなプチギフトになります。
さらに、ギフトの形状に合わせて、オリジナルの型紙を作成し、それに沿って紙をカットして箱を作る「箱職人」のようなDIYも、ゲストに驚きと感動を与えるでしょう。
思わず笑顔になる！可愛いプチギフト梱包術のヒント
ラッピング素材やDIYアイデアを活かして、さらにゲストが思わず笑顔になるような、可愛い梱包術を取り入れてみましょう。
ちょっとした工夫で、プチギフトがより一層特別なものになります。
「テーマカラー」で統一感を演出
結婚式のテーマカラーをプチギフトのラッピングに取り入れるだけで、会場全体の統一感が生まれ、洗練された印象になります。
リボンの色、タグの色、添える小物の色などを、テーマカラーで統一してみましょう。
例えば、テーマカラーが「ピンク」なら、ピンクのリボンを使い、ピンク色のドライフラワーを添えたり、ピンク色のメッセージカードをつけたりすることで、全体にまとまりが出ます。
テーブルコーディネートや、ペーパーアイテムとの調和も意識すると、より一層素敵な空間を演出できるでしょう。
例えば、結婚式のテーマカラーが「ミントグリーン」であれば、ミントグリーンのリボンや、ミントグリーンのインクで書いたメッセージタグを使用します。
さらに、小さなミントグリーンのビーズをリボンに結びつけたり、ミントグリーンの小枝を添えたりすることで、統一感と季節感が演出され、ゲストの記憶に強く残るでしょう。
「小さなサプライズ」をプラス
プチギフトに、小さなサプライズをプラスするだけで、ゲストの笑顔が生まれます。
例えば、ギフトの中に、手書きのメッセージカードを忍ばせたり、二人の写真のミニカードを添えたりするのも素敵です。
また、香りの良いハーブや、小さなドライフラワーを一緒に包むと、見た目だけでなく香りでも癒しを届けられます。
さらに、ギフトの底に、小さなハート型のシールを貼っておくなど、開けてみて初めて気づくような仕掛けも、楽しいサプライズになるでしょう。
例えば、クッキーの袋の底に、二人のイニシャルが書かれた小さなハート型のシールを貼っておく。
ゲストがギフトを開けた時に、その小さなシールを見つけて、思わず笑顔になるような、そんな心温まるサプライズです。
あるいは、メッセージカードに、ゲスト一人ひとりに向けた短い感謝の言葉を添えるだけでも、特別感が増し、感動を呼ぶでしょう。
「ギフトの形状」を活かしたユニークな梱包
贈るプチギフトの形状を活かしたユニークな梱包は、ゲストの興味を引きつけ、会話のきっかけにもなります。
例えば、丸いキャンディを、お菓子の袋をそのまま活かして、さらに可愛くデコレーションしたり、小さなボトルに入った飲み物を、酒瓶のようなユニークな形でラッピングしたりするのも面白いでしょう。
また、箱に入った焼き菓子であれば、箱自体を、さらに別の可愛い箱に見立ててデコレーションするなど、遊び心のある梱包もおすすめです。
例えば、小さな丸いキャンディを、透明な袋に入れ、袋の口を可愛く結んだ後、さらにその上から、手作りの動物の顔が描かれたフェルトのカバーを被せる。
まるで、小さな動物たちがキャンディを抱えているような、愛らしくてユニークなプチギフトになります。
また、小さなボトルに入ったオリーブオイルやドレッシングを、ミニチュアのワインボトルのようにラッピングし、コルク栓風のキャップを付ければ、ユーモアあふれるおしゃれなプチギフトになります。
まとめ
結婚式のプチギフトのラッピングは、ゲストへの感謝の気持ちを伝える大切な演出の一つです。
今回ご紹介したラッピング素材やDIYアイデア、そして可愛い梱包術を参考に、お二人の想いを込めた、世界に一つだけの素敵なプチギフトを完成させてください。
紙素材の温かみ、布素材の上品さ、そして手作りの温もり。
それらを組み合わせることで、ゲストの心に深く響く、忘れられない贈り物になるはずです。
タグやリボン、包み方に少し工夫を凝らすだけで、プチギフトは驚くほど魅力的な存在に変わります。
テーマカラーを統一したり、小さなサプライズを仕込んだり、ギフトの形状を活かしたユニークな梱包を試したりすることで、ゲストはきっと笑顔になり、結婚式の思い出と共に、そのプチギフトを大切に持って帰ってくれるでしょう。
ラッピングは、単なる「包む」作業ではなく、ゲストへの「おもてなし」の心を形にするクリエイティブなプロセスです。
ぜひ、お二人の個性あふれるアイデアを詰め込んで、ゲストの記憶に残る、心温まるプチギフトを贈ってください。
