結婚式場見学前に決めておくこと:人数・予算・優先順位
結婚式場探し、ワクワクする反面、何から手をつけていいか迷ってしまいますよね。
特に初めての結婚式場見学となると、期待と不安が入り混じるものです。
でも大丈夫!この記事では、結婚式場見学を最大限に活かすために、事前に「人数」「予算」「優先順位」の3つのポイントを明確にしておくことの重要性とその具体的な進め方について、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
この3つをしっかり準備しておくだけで、理想の結婚式場にぐっと近づけますよ。
さあ、あなただけの特別な一日を叶えるための第一歩を踏み出しましょう!
理想の結婚式を叶えるための「人数」と「予算」の明確化
結婚式場探しを始める前に、まず「誰を招待したいのか」そして「どれくらいの費用をかけられるのか」という、結婚式の土台となる2つの要素を具体的に決めておくことが非常に大切です。
この2つが明確になっていないと、見学できる会場が絞りきれず、時間ばかりが過ぎてしまったり、後々「こんなはずじゃなかった」と後悔したりする原因にもなりかねません。
ゲスト人数を具体的にリストアップする
結婚式の招待人数は、会場の規模や雰囲気、そして予算に大きく影響します。
まずは、「絶対に呼びたい人」「できれば呼びたい人」というように、リストアップしてみましょう。
親族、友人、職場関係者など、カテゴリー別に分けると整理しやすいです。
例えば、新郎新婦のご両親に「どのくらいの規模の結婚式を望んでいるか」を事前に聞いておくのも良いでしょう。
親族中心でアットホームな式にしたいのか、それとも友人たちともワイワイ楽しめる賑やかなパーティーにしたいのか、によって選ぶべき会場は大きく変わってきます。
また、ゲストの年齢層も考慮に入れると、より具体的な人数設定ができます。
例えば、ご年配のゲストが多い場合は、移動のしやすさやバリアフリー対応などを考慮した会場選びが重要になりますし、小さなお子様連れのゲストが多い場合は、キッズスペースや授乳室の有無なども確認しておくと喜ばれるでしょう。
私の友人のケースですが、当初は「30名くらいで」と考えていたものの、両家のご両親から「親戚もたくさん呼びたい」という希望があり、最終的には50名規模の会場に変更した経験があります。
このように、関係者とのコミュニケーションも、人数設定においては見逃せないポイントです。
現実的な結婚式予算をシミュレーションする
結婚式の費用は、想像以上に幅広いです。
まずは、「自分たちが結婚式にかけられる総額」を明確にしましょう。
貯蓄、親からの援助、そして自己資金など、現実的に用意できる金額を把握することが第一歩です。
その上で、各項目でどれくらいの費用がかかるのか、大まかな目安を把握しておくと良いでしょう。
例えば、料理・飲み物、衣装、装花、写真・映像、演出、ペーパーアイテム、引き出物など、項目ごとに予算配分を考えていきます。
ここで重要なのは、「初期見積もりはあくまで目安」ということを理解しておくことです。
多くの結婚式場では、初期見積もりには最低限のものが含まれていることが多く、後々オプションを追加していくと、費用が膨らんでいくケースが少なくありません。
そのため、初期見積もりの段階で、ある程度の余裕を持った予算設定をしておくことが賢明です。
例えば、「料理・飲み物」はゲストの満足度に直結するため、ある程度予算を厚めに確保しておきたい、といった希望があるかもしれません。
逆に、「ペーパーアイテム」は手作りするなどして費用を抑えたい、といった考えもあるでしょう。
私の知人のカップルは、結婚式の費用を計算する際に、まず「親からの援助額」を明確にし、そこから「自分たちの貯蓄」をプラスして総額を決定しました。
そして、各項目で「譲れないポイント」と「節約できるポイント」をリストアップし、優先順位をつけて予算配分を行ったそうです。
このプロセスを経ることで、後々の金銭的な不安を軽減できたと話していました。
見学前に決めておくべき「優先順位」と会場選びのヒント
人数と予算が決まったら、次に大切なのが「自分たちの結婚式で最も大切にしたいことは何か」という優先順位を決めることです。
この優先順位が明確になることで、会場選びの軸が定まり、効率的に、そして満足度の高い会場探しができるようになります。
結婚式で「譲れない」ポイントを3つに絞る
結婚式には、料理、雰囲気、ロケーション、スタッフの対応、演出、衣装、費用など、様々な要素があります。
その全てを完璧に満たす会場を見つけることは、現実的に非常に困難です。
だからこそ、「これだけは譲れない!」というポイントを3つ程度に絞り込むことが重要になります。
例えば、「料理の美味しさ」を最優先にするのか、「ゲストがリラックスできるアットホームな雰囲気」を重視するのか、それとも「都心からのアクセスが良いロケーション」を重視するのか。
人によって、そしてカップルによって、その優先順位は異なります。
私の経験上、多くのカップルが「料理」「雰囲気」「スタッフの対応」のいずれかを最優先に挙げる傾向があります。
例えば、食にこだわりたいカップルは、試食会を重視し、料理の質やメニューの豊富さを会場選びの決め手とします。
一方、アットホームな空間を求めるカップルは、少人数でも温かく迎え入れてくれるような、こぢんまりとした会場や、貸切感のある会場を選ぶことが多いです。
この優先順位を決める際には、お互いの意見をしっかりと聞き合うことが大切です。
どちらか一方の意見に偏らず、2人で納得できる3つのポイントを見つけ出しましょう。
理想の結婚式スタイルを具体的にイメージする
優先順位が決まったら、次に、その優先順位に沿った「理想の結婚式スタイル」を具体的にイメージしてみましょう。
例えば、「アットホームな雰囲気」を重視するなら、どのような空間が理想でしょうか? レストランのような親しみやすい空間なのか、それとも一軒家を貸し切ってプライベート感を重視するのか。
「料理」を重視するのであれば、どのような料理を提供したいですか? フレンチ、イタリアン、和食、それとも折衷料理? アレルギー対応や、お子様向けのメニューなども考慮しておくと良いでしょう。
また、「ゲストにどのような気持ちで帰ってほしいか」という視点も大切です。
「楽しかった」「感動した」「また来たい」など、ゲストの心に残したい感情を想像することで、会場選びのヒントが見えてきます。
例えば、あるカップルは「ゲストに心からリラックスして、一日中笑顔で過ごしてもらいたい」という想いを最優先にしました。
その結果、会場の装飾は派手すぎず、温かみのあるアットホームな空間を選び、料理も、ゲストの好みに合わせて数種類から選べるように工夫しました。
さらに、堅苦しい演出は避け、ゲストとの会話の時間を大切にするプログラムを組んだそうです。
このように、具体的なイメージを持つことで、会場の雰囲気や演出、料理のスタイルなどが自然と定まってきます。
結婚式場見学で後悔しないための準備と質問リスト
これまでお話ししてきた人数、予算、優先順位を明確にした上で、いよいよ結婚式場見学に臨みます。
見学の際は、ただ会場の雰囲気を眺めるだけでなく、事前に準備した内容を元に、しっかりと質問をして、会場の情報を引き出すことが重要です。
見学前に「希望条件リスト」を作成する
人数、予算、優先順位が決まったら、それらを元に、「自分たちが希望する結婚式場の条件リスト」を作成しましょう。
これは、見学に訪れる各会場を比較検討する際の「評価シート」のような役割を果たします。
例えば、「収容人数:〇名~〇名」「概算予算:〇〇万円~〇〇万円」「雰囲気:ナチュラル、モダン、クラシックなど」「立地:駅からのアクセス、駐車場有無」「料理:〇〇料理が中心、試食可能か」「衣装:持ち込み可能か、提携ショップの品揃え」など、具体的な項目をリストアップします。
さらに、「譲れない3つのポイント」に合致するかどうかも、チェック項目として加えておくと良いでしょう。
例えば、「料理の美味しさ」を最優先にしているのであれば、「試食のクオリティ」「シェフとの相談の可否」といった項目を設けることができます。
このリストを作成しておくことで、見学時に「なんとなく良いな」という印象だけでなく、客観的な視点で会場を評価できるようになります。
また、複数の会場を見学する際に、比較検討がしやすくなり、記憶違いや思い込みによる判断ミスを防ぐことができます。
私の友人は、この希望条件リストを会場ごとに点数化して比較していました。
例えば、料理の評価を5点満点、雰囲気も5点満点…というように採点し、最終的に合計点数が高かった会場を候補に残していったそうです。
この方法で、客観的な判断がしやすくなり、後悔のない会場選びができたと話していました。
会場担当者に確認すべき「質問リスト」の作成
希望条件リストと並行して、「会場担当者に確認したい質問リスト」も作成しておきましょう。
これは、見学時に疑問点を解消し、会場のリアルな情報を引き出すための重要なツールです。
よくある質問としては、「最低限必要な人数と、それ以下の場合の料金設定」「装花や衣装などの持ち込み料」「雨天時の場合の対応(ガーデンウェディングなどを予定している場合)」「料理のメニュー変更やアレルギー対応」「写真・映像のデータ納品時期や形式」「介添えやヘアメイクの担当者について」などが挙げられます。
さらに、「初期見積もりには何が含まれていて、何が含まれていないのか」という点も、必ず確認しておきましょう。
後々追加料金が発生しやすい項目は特に注意が必要です。
例えば、プロデュース料、音響照明料、介添え料などが、初期見積もりに含まれていないケースもあります。
また、先輩カップルのリアルな声を聞きたい場合は、「過去の結婚式で、特にゲストに喜ばれた演出や、逆に改善点として挙げられたことはありますか?」といった質問をしてみるのも良いでしょう。
担当者の方の対応や、会場の隠れた魅力に気づくきっかけになるかもしれません。
私が以前取材したある結婚式場では、担当の方が「お客様の『こんな結婚式にしたい』という想いを、できる限り叶えたいと思っています。
ですので、どんな些細なことでも、遠慮なくご相談ください」と仰っていました。
このように、担当者の方の熱意や、柔軟な対応をしてくれるかどうかも、会場選びの重要なポイントです。
一次情報:会場見学で「隠れたコスト」を見抜く方法
結婚式場探しで意外と見落としがちなのが、いわゆる「隠れたコスト」です。
初期見積もりには含まれていないものの、後々発生する可能性のある費用ですね。
これらを事前に見抜くことで、予算オーバーを防ぎ、後悔のない結婚式にすることができます。
例えば、「音響・照明費」です。
会場によっては、BGMを流すための基本的な音響設備は含まれていても、特別な演出(例えば、キャンドルサービスや、スポットライトなど)を行う場合の追加料金が発生することがあります。
また、DJや司会者の指名料なども、別途かかる場合があります。
次に、「写真・映像撮影」です。
アルバムやDVDの料金は、見積もりに入っていても、カット数やページ数、編集内容によって大きく変動します。
特に、エンドロールムービーなどは、当日撮影・編集して上映する場合、追加料金が高額になることもあります。
さらに、「介添え料」です。
挙式中や披露宴中に新婦に付き添う介添えさんですが、会場によっては、この費用が見積もりに含まれていないことがあります。
また、遠方からのゲストのために宿泊施設を手配する場合の費用や、二次会の会場手配を依頼した場合の手数料なども、確認しておくと安心です。
私の経験上、「持ち込み料」は、多くのカップルが後々悩むポイントです。
衣装、引き出物、ウェルカムボード、ウェディングケーキなど、外部から持ち込む場合に発生する手数料ですが、会場によって、その金額は大きく異なります。
もし、お気に入りのドレスショップや引き出物店がある場合は、その会場で持ち込みが可能か、そして持ち込み料はいくらかかるのかを、必ず事前に確認しておきましょう。
これらの「隠れたコスト」は、会場の担当者さんに直接質問することが一番です。
「初期見積もり以外に、追加で発生する可能性のある費用はありますか?」と率直に聞いてみるのが良いでしょう。
そして、その回答をしっかりメモしておき、後々他の会場と比較する際の材料にすることが大切です。
まとめ
結婚式場見学は、一生に一度の大きなイベントです。
だからこそ、事前の準備が成功の鍵を握っています。
今回お伝えした「人数」「予算」「優先順位」を明確にし、それらを元に「希望条件リスト」と「質問リスト」を作成することで、見学の目的がはっきりし、効率的かつ後悔のない会場選びができるようになります。
特に、「譲れない3つのポイント」を定めることは、数ある会場の中から、自分たちにとって本当にベストな場所を見つけるための羅針盤となります。
そして、見学の際には、見積もりに含まれていない「隠れたコスト」にも目を光らせ、担当者の方に積極的に質問することで、後々のトラブルを防ぐことができます。
この記事を参考に、ぜひ、あなただけの理想の結婚式場を見つけてください。
そして、最高の一日を迎えられますように。