ブライダルフェアで何をする?当日台本でスムーズに!
結婚式場選びで欠かせないブライダルフェア。
でも、「実際、ブライダルフェアで何をするの?」「どんな流れで進むの?」「事前に準備しておくことは?」と、初めて参加する方は不安に思うことも多いはずです。
せっかくのフェアを最大限に活用するためには、ある程度の準備と当日の流れの把握が大切です。
この記事では、ブライダルフェア当日の過ごし方や、事前に準備しておきたいこと、そして、より有意義な時間を過ごすための「当日台本」として、具体的な流れとチェックポイントを分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたもブライダルフェアを自信を持って楽しめるはずです。
ブライダルフェアでチェックすべきポイントと当日の流れ
ブライダルフェアは、結婚式場を実際に体験できる貴重な機会です。
単に見学するだけでなく、具体的なイメージを掴み、疑問点を解消することが重要です。
ここでは、フェアでチェックすべき具体的なポイントと、一般的な当日の流れについて、さらに詳しく見ていきましょう。
会場の雰囲気と設備を五感で確かめる
まず、会場に足を踏み入れた瞬間の第一印象は非常に大切です。
「この空間でゲストをおもてなししたい」と思えるかどうかが、会場選びの大きな決め手となります。
チャペルや神殿の雰囲気と演出
挙式スタイルによって、会場の雰囲気は大きく変わります。
キリスト教式なら、ステンドグラスの美しさや、パイプオルガンの音色、バージンロードの長さなどをチェックしましょう。
神前式なら、厳かな雰囲気や、雅楽の生演奏があるかなどを確認します。
「実際にここで誓いを立てる自分たちの姿」を想像しながら、雰囲気を体感することが重要です。
可能であれば、模擬挙式に参加してみるのが一番です。
披露宴会場の広さと装飾の自由度
披露宴会場は、ゲストの人数によって最適な広さが異なります。
収容人数はもちろんのこと、「ゆったりと座れるスペースがあるか」「高砂からのゲストの表情が見やすいか」といった点も確認しましょう。
また、会場の装飾についても、自分たちのイメージにどれだけ近づけられるか、装飾の自由度や持ち込みの可否などを確認しておくと良いでしょう。
例えば、ナチュラルな雰囲気が好きなら、グリーンを多めに装飾できるか、アットホームな雰囲気にしたいなら、テーブル配置の相談ができるかなどを担当者に聞いてみましょう。
料理の試食で味と見た目をチェック
多くのブライダルフェアでは、婚礼料理の試食が含まれています。
これは、「ゲストに一番喜んでもらえるポイント」と言っても過言ではありません。
味はもちろんのこと、盛り付けの美しさ、提供されるタイミングなども確認しましょう。
コース料理の一部が提供される場合もあれば、ビュッフェ形式の場合もあります。
アレルギー対応や、苦手な食材の変更が可能かどうかも、この機会に確認しておくと安心です。
特に、お二人の出身地の名物料理を取り入れたり、思い出の料理をアレンジしたりといった、オリジナルメニューの相談ができるかどうかも、式場選びのポイントになるでしょう。
その他の設備(控え室、化粧室、親族控室など)
会場の設備は、新郎新婦だけでなく、ゲストや親族にとっても快適な滞在を左右する重要な要素です。
新郎新婦の控室は、リラックスできる空間か、カメラマンが撮影しやすい広さがあるかなどを確認しましょう。
親族控室は、両家が落ち着いて過ごせるスペースがあるか、化粧室は清潔で十分な数があるかなども、意外と見落としがちなポイントです。
特に、高齢のゲストや小さなお子様連れのゲストがいる場合は、「快適に過ごせる設備が整っているか」を意識してチェックすることが大切です。
プランナーとの相談で疑問を解消
フェア当日は、専属のプランナーさんとじっくり話せるチャンスです。
事前に準備した質問リストを元に、疑問点を解消していきましょう。
見積もり内容の確認と予算とのすり合わせ
フェアの最後には、見積もりを作成してもらうことが一般的です。
提示された見積もり内容を細かく確認し、「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を明確に理解することが重要です。
不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。
また、自分たちの予算と照らし合わせ、どこを優先するか、どこを削るかといった具体的な予算のすり合わせも行いましょう。
例えば、料理のランクを少し下げて、装花に予算をかける、といった柔軟な対応が可能かどうかも相談してみると良いでしょう。
オリジナルの演出や装飾の相談
「こんな結婚式がしたい」という具体的なイメージがあれば、積極的にプランナーさんに相談してみましょう。
オリジナルの演出や、こだわりの装飾について、実現可能かどうか、費用はどのくらいかかるのかなどを具体的に聞くことで、よりイメージが膨らみます。
「二人の思い出を形にした演出」や、ゲストが驚くようなサプライズなどを、プランナーさんと一緒に考えていくのは、結婚式準備の醍醐味とも言えます。
例えば、共通の趣味をテーマにした装飾や、ゲスト参加型のゲームなどを企画してみるのも良いでしょう。
日程や空き状況の確認
希望する時期や、具体的な日程が決まっている場合は、空き状況を確認しておきましょう。
特に人気のシーズンや、大安などの縁起の良い日はすぐに埋まってしまうことがあります。
「希望する時期に、希望する時間帯で予約が取れるか」を把握しておくことで、その後の検討がスムーズに進みます。
もし希望の日程が埋まっていたとしても、プランナーさんから代替案を提案してもらえることもありますので、諦めずに相談してみましょう。
フェア当日の流れを把握しておく
ブライダルフェアの具体的な流れは、会場やフェアの種類によって異なりますが、一般的な流れを把握しておけば、落ち着いて参加できます。
受付~会場案内
まず、受付を済ませると、担当のプランナーさんが紹介され、会場の案内が始まります。
この際、「どのようなフェアに参加しているか」(例:料理重視、ドレス試着付きなど)によって、案内される内容が変わってきます。
施設見学(チャペル、披露宴会場など)
会場の主要な施設を見学します。
チャペルや披露宴会場はもちろん、ガーデンやテラスなどの屋外スペース、写真撮影スポットなども案内されることがあります。
「実際にゲストとして訪れた際の動線」をイメージしながら見学すると、より具体的なイメージが掴めます。
料理試食・演出体験
フェアによっては、料理の試食や、プロジェクションマッピングなどの演出体験ができる場合があります。
これらの体験は、「会場のクオリティを体感する絶好の機会」です。
プランナーとの相談・見積もり作成
見学や体験を通して感じたことや疑問点を、プランナーさんに伝えます。
その後、希望する条件に基づいて見積もりを作成してもらいます。
この際、「即決を迫られることはほとんどない」ので、じっくり検討する時間をもらいましょう。
アンケート記入・終了
最後に、フェアの感想などを記入するアンケートに記入して終了となります。
このアンケートで記入した内容が、今後の式場検討の参考になります。
ブライダルフェアを最大限に活用するための事前準備と質問リスト
ブライダルフェアをより有意義にするためには、事前の準備が鍵となります。
当日は限られた時間の中で多くの情報を得る必要があるため、計画的に臨みましょう。
結婚式のイメージを具体的に固めておく
漠然としたイメージでも構いませんが、ある程度具体的にしておくと、プランナーさんとの話もスムーズに進みます。
理想の結婚式のスタイル(テーマ、雰囲気、ゲストの人数など)
「アットホームな雰囲気で、親しい友人だけを招きたい」「華やかで、ゲスト全員が楽しめるような披露宴にしたい」など、「どんな結婚式にしたいか」というイメージを具体的にしておきましょう。
テーマが決まっていると、会場の装飾や演出の相談もしやすくなります。
例えば、海がテーマなら、青や白を基調とした装飾や、貝殻を取り入れたアイテムなどを検討できます。
譲れないポイントと妥協できるポイントの整理
結婚式には、多くの要素が関わってきます。
その中で、「これだけは絶対に譲れない」というポイントと、ある程度妥協できるポイントを整理しておくと、会場選びの優先順位がつけやすくなります。
例えば、「料理の質は絶対に譲れないが、ドレスはレンタルで十分」といった具合です。
質問リストを作成しておく
フェア当日は、緊張したり、感動したりして、聞きたいことを忘れてしまうことも少なくありません。
事前に質問リストを作成しておけば、漏れなく確認できます。
費用の詳細(含まれるもの、追加料金、支払い時期など)
見積もりは、あくまで概算です。
「何にいくらかかるのか」を具体的に把握するために、詳細な内訳を確認しましょう。
特に、追加料金が発生する項目(例:装花のランクアップ、映像演出の追加など)や、支払い時期、支払い方法なども確認しておくと安心です。
日程の融通や、希望日とのマッチング
希望する時期や曜日、時間帯などがあれば、その希望が叶えられるか、空き状況も含めて確認しておきましょう。
「もし希望の日程が埋まっていた場合、代替案はあるか」なども聞いておくと良いでしょう。
持ち込み料や、外部業者との連携について
ドレスや装花、引き出物などを外部から持ち込みたい場合、持ち込み料が発生することがあります。
また、外部のカメラマンやヘアメイクなどを依頼したい場合、会場側との連携が可能かどうかも確認しておきましょう。
「持ち込み料が無料になる条件」や、「会場提携の外部業者リスト」なども確認しておくと、選択肢が広がります。
アレルギー対応や、料理のカスタマイズについて
ゲストの中にアレルギーを持つ方がいる場合、料理のアレルギー対応は必須です。
また、オリジナルメニューの相談や、苦手な食材の変更が可能かどうかも、事前に確認しておきましょう。
「アレルギー対応の具体的な内容」や、「メニューのカスタマイズ事例」などを聞くことで、安心してゲストを招くことができます。
その他(遠方からのゲストへの配慮、宿泊施設、二次会の手配など)
遠方からゲストを招く場合、宿泊施設の手配や、二次会の会場なども気になるポイントかもしれません。
会場によっては、提携の宿泊施設があったり、二次会会場の紹介をしてくれたりする場合もあります。
「ゲストが快適に過ごせるための配慮」について、積極的に質問してみましょう。
当日の服装と持ち物
フェア当日の服装は、リラックスできる普段着で構いません。
ただし、会場によってはドレスの試着ができる場合があるので、着脱しやすい服装がおすすめです。
持ち物としては、メモ帳とペン、カメラ(スマホ)、そして、事前に作成した質問リストは必須です。
また、「後で見返せるように、会場のパンフレットや見積もり」は必ずもらっておきましょう。
ブライダルフェア当日の「読み上げ用」台本例と活用法
ここでは、ブライダルフェア当日の流れを想定した、読み上げ式の台本例をご紹介します。
これはあくまで一例ですが、ご自身の状況に合わせてアレンジして活用することで、よりスムーズで記憶に残るフェア体験ができるはずです。
【開始】会場到着~受付~プランナーさんとのご挨拶
(会場に到着し、受付へ向かう)
「こんにちは。
本日は〇〇(フェア名)に参加させていただく予定の〇〇(氏名)と〇〇(氏名)です。
」
(担当プランナーさんを紹介される)
「〇〇さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
まずは、会場のご案内をお願いできますでしょうか。
」
【ポイント】
* 明るく、はっきりと挨拶することで、好印象を与えましょう。
* 事前に参加するフェア名を伝えておくと、スムーズです。
【見学】チャペル・神殿~披露宴会場~その他施設(ガーデン、控え室など)
(チャペル・神殿にて)
「こちらのチャペル(神殿)は、とても荘厳な雰囲気ですね。
バージンロードの長さはどのくらいでしょうか?また、聖歌隊の生演奏などは可能でしょうか?」
「(ステンドグラスなどを見て)このステンドグラス、とても綺麗ですね。
挙式当日は、どのような光の入り具合になりますか?」
(披露宴会場にて)
「こちらの披露宴会場は、〇〇名くらい収容可能でしょうか?高砂からのゲストの席までの距離感は、どのような感じになりますか?」
「会場の装飾について、私たちのイメージは〇〇(例:ナチュラル、アンティーク調)なのですが、どのようなアレンジが可能でしょうか?持ち込み料についても教えていただけますか?」
(ガーデンやテラスなどを見て)
「こちらのガーデン(テラス)は、デザートビュッフェや、ゲストとの歓談などに利用できますか?写真撮影にも良さそうですね。
」
(親族控室、ゲスト控え室などを見て)
「親族控室は、どのような設備がありますか?また、ゲスト用の控え室は、どのような雰囲気でしょうか?」
【ポイント】
* 「自分たちがゲストだったら」という視点で、会場の使いやすさや快適さを確認しましょう。
* 具体的なイメージや希望を伝えることで、プランナーさんも的確なアドバイスをしやすくなります。
* 「もし~だったら」という仮定の質問は、具体的なイメージを膨らませるのに役立ちます。
【体験】料理試食・演出体験
(料理を試食しながら)
「こちらの〇〇(料理名)、とても美味しい