初心者必見!結婚式招待状の作成方法とマナー

結婚が決まったら、ゲストに一番最初にお知らせするのが「結婚式招待状」です。
初めての経験で、「何から始めればいいの?」「マナーとか難しそう…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
結婚式招待状の作成は、式の雰囲気や二人の想いをゲストに伝える大切な第一歩。
この記事では、

初心者さんでも安心して進められるように、招待状の作成方法から知っておきたいマナーまで、分かりやすく丁寧にご解説します。

ぜひ参考にして、素敵な招待状を作りましょう。

目次

結婚式招待状の全体像を知ろう

結婚式招待状の準備は、式の約3ヶ月前から始めるのが一般的です。
この時期からゲストリストの作成、デザイン選び、文面作成、印刷、封入、発送と段階的に進めていきます。
最初のステップとして、まずは招待状作成全体のスケジュールを把握することが大切です。
慌てて準備を進めると、思わぬミスにつながることもあります。
特に手作りを検討している場合は、デザイン決めや印刷、組み立てに時間がかかるため、早めに着手することをおすすめします。
全体の流れを把握し、それぞれの工程にどれくらいの時間がかかるか予測しておくと、スムーズに準備を進められます。
例えば、印刷業者に依頼する場合でも、デザイン校了から納品まで数週間かかるのが普通です。
余裕を持ったスケジュールを立てることが、成功への鍵となります。

招待状作成っていつから始めるの?全体の流れ

結婚式招待状の準備は、式の約3ヶ月前にはスタートしましょう。
まず最初に行うのが、ゲストリストの作成です。
誰を招待するかリストアップし、住所を確認します。
次に、招待状のデザインを選びます。
式場の提携業者、外部の専門業者、あるいは自分で手作りするなど、様々な選択肢があります。
デザインが決まったら、招待状の本文や付箋の文面を作成します。
特に本文は、句読点を使わないなど独特のマナーがあるため、注意が必要です。
文面が完成したら、印刷に進みます。
手作りの場合は自宅や印刷会社で印刷し、業者に依頼する場合は校正を経て印刷されます。
印刷が完了したら、封入作業です。
招待状本状、返信はがき、付箋などを間違いなく封筒に入れます。
最後に、慶事用の切手を貼ってポストに投函するか、郵便局の窓口から発送します。
この一連の流れを把握し、それぞれの工程に適切な時間を割り当てることで、直前になって慌てることを避けられます。
特に、ゲストリストの作成や住所確認は時間がかかる作業なので、早めに着手することをおすすめします。
思っていたよりゲストの住所が分からなかったり、引っ越しされていたりすることもあるため、確認期間をしっかり設けましょう。

手作り?業者?それともテンプレート?作成方法の種類と選び方

結婚式招待状を作成する方法は、大きく分けて「手作り」「業者への依頼」「テンプレートの利用」の3つがあります。
手作りは、デザインや素材を自由に選べるため、二人の個性を最大限に表現できます。
ペーパーアイテムが得意な方や、ゲストへの想いを込めて一つ一つ丁寧に作りたい方におすすめです。
ただし、デザインから印刷、組み立てまですべて自分たちで行うため、時間と手間がかかります。
印刷業者や式場の提携業者に依頼する方法は、プロのデザイナーが手掛ける高品質な招待状を作成できます。
デザインのバリエーションも豊富で、校正もしっかり行ってもらえるため、マナー面でも安心です。
特にデザインにこだわりたい方や、自分で作成する時間がない方には最適な方法と言えるでしょう。
テンプレートを利用する方法は、デザインがあらかじめ決められているため、比較的短時間で作成できます。
無料や安価なテンプレートも多く、コストを抑えたい方や、手軽に作成したい方におすすめです。
ただし、デザインの自由度は限られます。
どの方法を選ぶかは、予算、時間、こだわりたいポイントなどを考慮して決めましょう。
例えば、デザインはプロにお願いしたいけれど、封入作業は自分たちで行うなど、それぞれの方法の良いところを組み合わせることも可能です。

招待状の基本的な構成要素をチェック

結婚式招待状は、いくつかの基本的な構成要素から成り立っています。
まず主役となるのが「招待状本状」です。
ここには、結婚式の開催日時、場所、差出人(新郎新婦や両家の親)、返信期限などが記載されます。
次に重要なのが「返信はがき」です。
ゲストが出欠を知らせるために使用し、返信期日、ゲストの名前、出欠、アレルギーや送迎の有無などを記入してもらう欄があります。
そして「付箋」と呼ばれる小さなカード類です。
これは、挙式への参列をお願いする付箋、披露宴のみ参列をお願いする付箋、乾杯の発声をお願いする付箋、受付をお願いする付箋など、ゲストによって必要な情報が異なる場合に同封します。
その他、会場までの地図や、新郎新婦の紹介カードなどを同封することもあります。
これらの要素をすべて揃えることで、ゲストは結婚式の詳細を把握し、スムーズに返信することができます。
特に返信はがきには、ゲストが書きやすいように必要事項を明確に記載しておくことが大切です。
また、付箋は必要なゲストにのみ同封するため、誰にどの付箋が必要か事前にリストアップしておくと間違いを防げます。
例えば、親族には挙式・披露宴両方の付箋、友人には披露宴のみの付箋など、ゲストとの関係性や役割に応じて付箋を使い分けます。

失敗しない!招待状作成の具体的な方法

結婚式招待状の作成において、特に神経を使うのが「宛名書き」と「文面作成」です。
これらの要素は、ゲストへの敬意を示す大切な部分であり、マナーを守る必要があります。
宛名書きは、毛筆や筆ペンを使用するのが正式とされていますが、最近では油性ペンを使用することも増えています。
重要なのは、丁寧かつ正確に記載することです。
特に漢字の誤字脱字には細心の注意を払いましょう。
また、文面作成では、句読点を使わない、重ね言葉を避けるといった独特のルールがあります。
これらのマナーを守りつつ、二人の感謝の気持ちや結婚式への想いを伝える文面を作成することが求められます。
具体的な書き方や文例を参考にしながら、失礼のない、かつ心温まる招待状を作成しましょう。
例えば、宛名書きでは、連名の場合の順番や敬称の付け方など、細かいルールがあります。
文面では、時候の挨拶から始まり、結婚の報告、披露宴の案内、結びの言葉へと続くのが一般的な構成です。
これらの要素を一つ一つ丁寧に確認していくことが、失敗しない招待状作成につながります。

失礼にならない宛名の書き方と注意点

結婚式招待状の宛名書きは、ゲストへ最初に送るフォーマルな文書として、非常に重要なマナーが伴います。
まず、使用する筆記具ですが、正式には毛筆や筆ペンが望ましいとされています。
最近では、油性ペンで丁寧に書く場合もありますが、インクが滲みにくいものを選びましょう。
宛名は楷書で丁寧に、読みやすく書くことが基本です。
住所は都道府県からマンション名、部屋番号まで正確に記載します。
番地などの数字は、縦書きの場合は漢数字、横書きの場合は算用数字で書くのが一般的です。
ゲストの名前は、フルネームで書き、敬称をつけます。
個人宛の場合は「様」、夫婦連名の場合は「様」をそれぞれの名前に付けます。
例えば「〇〇 太郎 様 〇〇 花子 様」となります。
ご家族を招待する場合で、お子様の名前も記載する際は、ご夫婦の名前の下に少し小さめに連名で書きます。
「〇〇 太郎 様 〇〇 花子 様 太郎くん」のように、お子様には「様」ではなく「くん」や「ちゃん」を使うのが一般的です。
特に注意したいのが、漢字の誤字脱字です。
ゲストのお名前に旧字体や特殊な漢字が含まれる場合は、戸籍上の正確な表記を確認することが非常に重要です。
ゲストリスト作成時に、漢字表記をしっかり確認しておきましょう。
また、宛名書きは一度間違えると修正が難しいため、予備の封筒を用意しておくことをおすすめします。
筆耕サービスを利用するのも一つの方法です。

心温まる!招待状の文例と考え方

結婚式招待状の文面は、ゲストに結婚の報告をし、結婚式・披露宴への参列をお願いする大切なメッセージです。
一般的な文面は、時候の挨拶から始まり、結婚の報告、披露宴の案内、結びの言葉、そして差出人の名前と連絡先という構成になっています。
文面を作成する上で知っておきたいマナーとして、まず「句読点(、。
)」は使用しません。
これは句読点が「終わり」を意味すると考えられているためです。
代わりに、改行やスペースを使って文章を区切ります。
また、「重ね言葉(重ね重ね、たびたび、いよいよなど)」や「お祝い事にはふさわしくない忌み言葉(別れる、切れる、終わる、破れるなど)」も避けるのがマナーです。
これらのルールを守りつつ、二人の個性やゲストへの感謝の気持ちを盛り込むことが、心温まる招待状につながります。
例えば、共通の趣味や出会いのエピソードを簡潔に加えることで、よりパーソナルなメッセージになります。
また、締めの言葉で「皆様にお目にかかれますことを心より楽しみにしております」といった一文を加えることで、ゲストへの歓迎の気持ちを伝えることができます。
文例はインターネット上にもたくさんありますが、そのままコピーするのではなく、二人の言葉でアレンジを加えることで、より気持ちが伝わる文面になります。
特に、ゲストへの感謝の気持ちを具体的に表現する言葉を入れると、受け取った方も嬉しく感じるでしょう。
例えば、「いつも温かく見守ってくださる皆様に感謝申し上げます」といった一文を添えるなどです。

付箋の書き方と必要な種類

結婚式招待状に同封する「付箋」は、特定のゲストに伝えたい個別のお願いや情報がある場合に利用する小さなカードです。
付箋の種類には、主に以下のようなものがあります。
最も一般的なのが「挙式参列のお願い」の付箋です。
披露宴だけでなく、挙式にも参列していただきたいゲストに同封します。
親族や親しい友人に送ることが多いです。
次に「受付のお願い」の付箋です。
結婚式の受付をお願いするゲストに同封します。
依頼する際には、事前に本人に了承を得ておくのがマナーです。
また、「乾杯の発声のお願い」や「祝辞のお願い」といった付箋もあります。
これらも事前に依頼し、快諾を得てから同封します。
その他、「親族紹介のお願い」や「余興のお願い」など、結婚式のプログラムに関わるお願いの付箋もあります。
最近では、アレルギー対応や送迎の有無を尋ねるための付箋を同封することもあります。
付箋の文面も、句読点を使わないなど、招待状本状と同様のマナーに則って作成します。
付箋を作成する際は、誰にどの付箋が必要か、事前にゲストリストにメモしておくなどして管理することが重要です。
例えば、「〇〇さん:挙式参列、受付」「△△さん:挙式参列、祝辞」のようにリスト化しておくと、封入時に間違いを防げます。
付箋は、ゲストに混乱を与えないよう、必要最低限の種類に絞ることをおすすめします。
また、付箋の文面は丁寧な言葉遣いを心がけ、「誠に恐縮ではございますが」といったクッション言葉を使うとより丁寧な印象になります。

これで完璧!招待状発送と返信のマナー

結婚式招待状を無事作成したら、いよいよ発送です。
発送時期にもマナーがあり、一般的には結婚式の約2ヶ月前までにゲストの手元に届くように送るのが良いとされています。
これは、ゲストが出欠を検討し、返信はがきを返送するのに十分な時間を確保するためです。
また、招待状を郵送する際には、切手の選び方や貼り方にもマナーがあります。
慶事用の切手を使用するのが一般的で、金額は郵便物の重さによって異なります。
返信はがきも同様に、慶事用の切手を貼っておくのが親切です。
発送前に、封入物に間違いがないか、宛名や切手は正しいかなど、最終チェックを怠らないことが非常に重要です。
特に、付箋は必要なゲストにのみ同封されているか、返信はがきには自分たちの住所・氏名が正しく印刷されているかなどを確認しましょう。
これらの最終確認を丁寧に行うことで、ゲストに失礼なく、スムーズに招待状を届けられます。
また、発送日を大安や友引といった六曜の良い日に合わせる方も多いです。
必ずしも必須ではありませんが、縁起を担ぎたい場合は考慮してみるのも良いでしょう。

いつまでに送る?招待状の発送時期と郵送方法

結婚式招待状の発送時期は、一般的に結婚式の約2ヶ月前が目安とされています。
例えば、10月15日に結婚式を挙げる場合、8月15日頃までにゲストに届くように発送するのが理想です。
これは、ゲストが招待状を受け取ってから、予定を確認し、返信はがきを返送するまでの期間を考慮したものです。
返信期日は、結婚式の約1ヶ月前と設定することが多いため、ゲストには約1ヶ月間の検討期間があることになります。
発送が遅れてしまうと、ゲストが予定を調整できなかったり、返信が遅れてしまったりする可能性があるため、余裕を持って準備を進めることが大切です。
特に、遠方からのゲストや、多忙なゲストを招待する場合は、早めに送ることで丁寧な印象を与えられます。
郵送方法は、郵便局から普通郵便で送るのが一般的です。
ポストに投函することも可能ですが、慶事に関する郵便物であり、記念の切手を使用することもあるため、郵便局の窓口から発送することをおすすめします。
窓口で発送することで、郵便物の重さに応じた正確な切手代を確認できたり、切手の貼り方や宛名書きで不安な点を質問したりすることもできます。
また、郵便局によっては風景印を押してもらえるサービスもあるため、特別な記念として利用するのも良いでしょう。
ただし、風景印は通常の消印とは異なり、インクの色が赤色ではない場合があるため、気になる方は事前に確認しておきましょう。

知っておきたい!返信はがきのマナーと切手

結婚式招待状に同封する返信はがきは、ゲストが出欠を知らせるための重要なアイテムです。
この返信はがきには、差出人である新郎新婦または両家の住所と名前をあらかじめ印刷しておきます。
ゲストは、自身の名前、出欠、メッセージなどを記入して返送します。
返信はがきにもマナーがあり、まずゲストが返送しやすいように、切手を貼っておくのが親切です。
使用する切手は、結婚式招待状と同様に「慶事用切手」を使用するのが一般的です。
金額は、はがきの重さによって異なりますが、通常のはがきサイズであれば63円切手で問題ありません。
返信はがきに慶事用切手を貼っておくことで、ゲストに手間をかけさせないという心遣いを示すことができます。
また、返信はがきには、ゲストがアレルギーの有無や送迎の希望などを記入できる欄を設けておくと、式の準備に役立ちます。
記入欄を設ける際は、「アレルギーについてご記入ください」「送迎バスご利用の方は〇をしてください」のように、具体的に分かりやすく記載することが大切です。
返信はがきには、ゲストの氏名欄に「行」「宛」といった文字が印刷されていますが、これはゲストが返信する際に二重線で消して「様」や「宛」に書き換えるためのものです。
これらのマナーを知っておくと、ゲストも安心して返信できます。
ゲストからの返信が届き始めたら、リストと照合して管理し、返信期日を過ぎても返信がないゲストには連絡を入れるなどの対応が必要になります。

うっかりミスを防ぐ!確認しておきたい最終チェックポイント

結婚式招待状を発送する前に、必ず最終チェックを行いましょう。
一つでもミスがあると、ゲストに迷惑をかけたり、失礼にあたったりする可能性があります。
まず、最も重要なのが「封入物の確認」です。
招待状本状、返信はがき、付箋、地図などが、漏れなく、かつ間違った組み合わせで封入されていないか、一つ一つ確認します。
特に付箋は、ゲストによって内容が異なるため、誰にどの付箋が必要かリストを見ながら慎重に確認しましょう。
次に「宛名」の確認です。
ゲストのお名前や住所に誤字脱字がないか、漢字は正確か、敬称は正しいかなどを再確認します。
連名の場合の記載方法も改めてチェックしましょう。
三つ目は「切手」です。
招待状の封筒と返信はがきに、それぞれ正しい金額の慶事用切手が貼られているか確認します。
切手の貼り忘れがないように注意が必要です。
四つ目は「返信期日」の確認です。
招待状本状と返信はがきに記載されている返信期日が正しいか、また、式当日までのスケジュールを考慮した適切な期日になっているかを確認します。
これらのチェック項目を一つずつ丁寧に行うことが、うっかりミスを防ぐための最も効果的な方法です。
可能であれば、新郎新婦だけでなく、親御さんや信頼できる友人など、複数人でチェックすることをおすすめします。
第三者の目で確認してもらうことで、自分たちでは気づけなかったミスを発見できることがあります。
例えば、住所の番地が抜けていたり、マンション名が間違っていたりなど、細かいミスを見つけるのに役立ちます。
最終チェックは時間に余裕を持って行い、焦らず丁寧に進めましょう。

まとめ

結婚式招待状の作成は、初めての経験で戸惑うことも多いかもしれません。
しかし、一つ一つのステップを丁寧に進めていけば、必ず素敵な招待状を完成させることができます。
この記事では、招待状作成の全体像から、宛名書きや文面作成、付箋の準備といった具体的な方法、そして発送や返信に関するマナーまで、初心者さん向けに詳しく解説しました。
招待状は、結婚式の始まりを告げる大切なメッセージであり、ゲストへの感謝の気持ちを伝える最初の機会です。
マナーを守りつつ、二人の個性や結婚式への想いを込めることで、受け取ったゲストもきっと喜んでくれるでしょう。
手作り、業者への依頼、テンプレート利用など、様々な作成方法がありますが、ご自身の時間や予算、こだわりたいポイントに合わせて最適な方法を選んでください。
また、宛名書きや文面作成、付箋の準備、そして最終的な封入・発送に至るまで、細かい部分にも気を配ることで、失礼のない、完璧な招待状を送ることができます。
特に、ゲストリストの作成や住所確認、そして最終チェックは、ミスを防ぐために非常に重要な工程です。
この記事が、皆様の結婚式招待状作成の一助となれば幸いです。
ぜひ、楽しみながら準備を進めてください。

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